ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

大唐女法医~Love&Truth~ 大唐女法医 Miss Truth

 

『大唐女法医~Love&Truth~ 大唐女法医 Miss Truth』 ★3

 

周洁琼(チュ・ギョルギョン)さん、李程彬(トビー・リー)さん の古装検死サスペンスです。全36話。

 

周洁琼(チュ・ギョルギョン)さん、「有翡」「影帝的公主」を視聴しました。k-popアイドル出身の女優さんです。「影帝的公主」の時にいや~美人さんだなぁ~と。このドラマもそうなんですけど、きつい印象になり過ぎず自立した女性が似合うな、と思います。

李程彬(トビー・リー)さんは、初めてお会いしました。台湾俳優さんです。私は未視聴ですが「愛される花 / 原来你還在這里」「烈火士官学校~ステキ男子とイケメン女子 / 烈火军校」(←なかなかの邦題が付きましたね)に出演されてます。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

検死人として凄腕の 冉颜 が、刑部侍郎の 蕭頌 と出会い不可解な殺人事件を解決していきながら、命を助けられた謎の刺客 蘇伏 を交えて、「隋侯の珠」というお宝をめぐる陰謀を明らかにし、恋もしていくというお話になってます。

この作品は本国放送時には見れなくて、見たいな~と思っていた作品をやっと見ました。BSにて放送されたので、いつになくあらすじを割愛させていただきました。詳しくは公式の番組紹介で。

(私はもうほとんどのドラマをCMなしで見ているので、BS放送のCMが耐え切れず、サブスクにて視聴しました。久々の正式な翻訳に、いつも自動翻訳の長いセリフを読んでいるので、簡潔な訳が物足りなく感じるほどでした~)

 

 

このドラマの私の一番は

 

冉颜 の検死の腕と 蕭頌 の推理力を合わせて謎を明らかにしていく所です。

 

蕭頌さんは、出会った当初から 冉颜 に惚れちゃいましたねと、好きな子につい意地悪したくなっちゃう子供かよ、という行動ですので、ケンカしながら捜査をしていくのですが、その二人の様子がワチャワチャしながらも、お互いの能力をすり合わせて行く所が良かったです。二人のケンカする様子は可愛いですし。

刑部の閻魔と呼ばれるほどに厳しいお人なんですが、冉颜に 蕭人魚と呼ばれ突っかかって来られてしまう。

自分にすごく自信もあるプライドも高い人ですが、そんな 冉颜の態度に腹も立てず、狐狸 と呼んで、冉颜に責められるのもまんざらじゃない感じがとても良かった。

冉颜は子供の時に母が死んでしまい、その死を自殺とされ、しかも自殺の原因が自分だと父と愛人に責められ、別宅で一人で育ちました。

そこで、寂しく辛い思いをしながらも、母の遺体を探し出し、検死して本当の死因を確かめる、という強い覚悟のもと、女ながらに検死人を目指したのです。

心に傷持つ理系女子ということで、あまり感情に左右されず、現実をしっかり分析する能力のある 冉颜。そんな 冉颜ですので、自分を助けてくれた謎の人物 蘇伏が刺客だと知っていても、その事実だけで 蘇伏を拒否することなく付き合っていきます。そして、 蘇伏に愛情を感じるようになっていくのですが・・・。

蘇伏も 冉颜を好きになるのですが、蘇伏の事情はもっと複雑で。

私は初めから、 蕭頌一択ですが、どうしょうか、影ある 蘇伏派も多いんでしょうか?

蕭頌とのラブラインとしましては、自分の気持ちを素直に言い表せない 蕭頌が事件にかまけ誤魔化しながら謝罪と告白をする、EP11のギュッと抱きしめてからの耳元での囁きが良かったです。

なにかと耳とも攻撃が多いのですが、素直になれない 蕭頌の愛の告白はどれも良かったですね。

EP10話から始まる「半人半獣の雪妖」の事件で、山荘の女将 殷渺渺 の髪型とマントの迫力に、たまたま一緒に見ていた娘に「この人絶対犯人だと思う。いや、何にも関わりない登場人物だったら、こんな盛りに盛った髪に金の松の簪を刺し、女王みたいな襟のマント着れないよね?」と言ったら、すごい冷めた目で、「有名俳優さんが何気なく出てくるサスペンスと一緒だね。こんな有名だったら端役な訳ないみたいな」と冷静に答えてくれました。

後半は、「隋侯の珠」絡みの黒幕たちの暗躍と拗れた恋の行方で、前半の息の合った二人のやり取りがすっかりなくなってしまったので、少し残念な気持ちになってしまいましたが、最後に愛情も絆も確かめ合った二人が、一緒に力を合わせて、黒幕をあぶり出す展開が良く、終わりが良ければ全て良しとなりました。

 

 

 

                   (画像出典 百度百科)

庭外  Out of Court

 

『庭外  Out of Court』 ★3

 

罗晋(ルオ・ジン)さん、夏雨さん 主演のサスペンスドラマです。全20話。

 

罗晋(ルオ・ジン)さん、「王女未央-BIOU- / 锦绣未央」「帰去来 / 归去来」を視聴しました。両方とも奥さま唐嫣さんとの共演作でした。なので、お久しぶりでしたね。

夏雨さん、初めてお目にかかりました。出演作品を見るとドラマも映画もとてもたくたん出演されています。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

(サスペンスなので、ネタバレが気になる方は回避して下さい)

 

 

 

 

 

 

「盲区」「落水者」と二部構成になっています。

前半の「盲区」は

最高法院法官(最高裁判事)の 鲁南 はある殺人事件の死刑判決の見直しのために、南津警察 吴涵 に協力を頼まれます。

9年前に起こったバラバラ殺人事件の容疑者 田洋 の死刑判決なのですが、その事件は南津だけではなく江州で起こった事件にも絡んでいて、江州からは事件をずっと追っている 乔绍言 も来ています。

この事件で行方不明になっている 梦琪要 という女性がいるのですが、この女性が実は巨大な密輸組織の謎のリーダー 陈曼 ではないかと 吴涵は考えていて、それを 鲁南に漏らすのです。

9年前の殺人事件との解明と、密輸組織の壊滅のために 陈曼を捕まえる極秘作戦が交差しながら、鲁南がその抜群の判断力と行動力を持って、事件解決へ導く様が描かれています。

「落水者」は

「盲区」で 鲁南に協力を頼まれる有名弁護士 乔绍廷 は、津港の弁護士協会の会長 旷北平 に嵌められ、弁護士資格を停止させられてしまいます。乔绍廷 は知人の夫が闇金の違法な取り立てにあい、崖から落ちた事件に疑問を持っていてその事件を調べていたのですが、どうやらこの事件にはまだ分かっていない秘密があるようで・・・。

資格停止になり表立って動けない 乔绍廷のために 友人の 章政は(乔绍廷の勤める弁護士事務所の代表)若手で野心のある 萧臻 を雇い、乔绍廷と組ませることで、乔绍廷が事件を追っていけるように仕向けます。

乔绍廷と萧臻 は 旷北平に妨害を受けながらも徐々に事件の真相に迫って行き・・・と始まって行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

「盲区」の 鲁南 の実行力とスピーディーな展開、です。

 

とにかくこの 鲁南さんが実にすごい人でした。

何も分からない状況で南津にやってきて、しかも来る途中大きな交通事故に巻き込まれ、そこで救済活動までして、警察署に到着します。

そこで、初めて事件のあらましを、 吴涵 と 乔绍言から聞くのです。でも、二人の事件の真相への見解は実は違っていて、二人とも腹に一物があり本心を語ってはいません。

でも、そのことにもすぐに気づき、事件の疑問点にも気づきます。容疑者 田洋の弁護士である 冉森からも事件の話を聞き、独自に事件を追っていくのです。

これが、見事にハマって行くのが凄かったですね。

吴涵が隠していた 極秘作戦に勝手に絡んでしまったりしながらも、その場その場の状況に即対応する判断力の高さが素晴らしい。その極秘作戦に 乔绍廷を巻き込むのですが、この時の 乔绍廷の判断力も凄くて。

かなり複雑な状況がスピーディーに描かれていて、「盲区」は一気に見ました。

鲁南と 乔绍廷、二人の息の合ったバディ感がとても良かったです。

ただですね、続いて「落水者」を見ますと、乔绍廷と鲁南が知り合ったばかりの二人だということが分かるんですよ。一回会ってちょっと話しただけという関係。

「盲区」でのやり取りで腐れ縁的な友人関係だと勝手に想像していたので、「えっ」となりました。

知り合ったばかりで良く知りもしない(事件絡みで 鲁南は 乔绍廷の人なりは知っていたとしても)人物にあんな危険で高度な技術のいる潜入捜査を任せるなんて信じられんと思っちゃいましたよ。

「落水者」では「盲区」で実は凄い人なんだけど、ちょっとおちゃらけた人物だと思っていた(そういう人ではありますが) 乔绍廷が、弁護士という仕事に真摯に向き合う姿が描かれています。

依頼者の利益を守るのが弁護士、依頼者がグレーであっても法を駆使して依頼者の利益を守るというタイプに見えて、乔绍廷さんが実は真実をしっかり見極めたいという信念を持つ熱い心の持ち主だと分かってくるのです。

人に借りを作るのも嫌だというすごく真面目な人。

権力者に逆らってでも真実を掴むために躍起になる姿が良かったです。

ただ考えさせられてしまうのは、事件の内容ですね。

昔好きだった女性の旦那の事件なのですが、この旦那がギャンブル狂いの薬中というクズ男で、闇金に追われているのも全部自分のせい。闇金に崖の上で檻に入れられ脅されている時に誤ってそのまま落ちってしまったことで死んだ事になった事件。脅していた闇金業者が殺人犯に問われているわけです。

乔绍廷は死体が発見されないことから、その男が生きていると思って色々探って行くのです。

ラストに真犯人が「何であんな男にそんなにこだわったんだ?」というようなセリフがあるのですが、正しいことでは決してないけれども、ギャンブル依存、薬依存は簡単に解決できることではないので、真犯人の気持ちも分かってしまう・・・。

突き放す 乔绍廷がちょっと冷たく思えてしまいました(仕方がないのですが)。

あと、乔绍廷さんが離婚協議中で、まだお互いを思い合っている夫婦なんですが、どうなったのかな?(夏目漱石さんの「月が綺麗だね」引用があったり)「盲区」の 乔绍言さんと本当の姉弟だったのですが、仲直りできたかな?と事件以外で結果を知りたいな、という事柄も。

 

 

                     (画像出典 百度百科)

星漢燦爛(せいかんさんらん) 月升沧海  Love Like the Galaxy

 

『月升沧海  Love Like the Galaxy』 ★5

 

「星汉灿烂」の続きになります。全29話(28話から56話)。

 

あらすじは・・・

 

楼垚 と 程少商 が別れた後、すべてを吹っ切た 凌不疑 が外堀を埋めるどころか、逃げ場など与えないと言った感じの猛攻撃、皇帝の前でプロポーズを決め、  程少商 は結婚を受けずにはいられない状況に追い込まれ、結婚を承諾します。

ここでも、母 萧元漪とひと揉めしてしまいます。母は色んな事情を抱える 凌不疑との結婚は反対、この結婚にノリノリの皇帝の前で、追放も覚悟で辞退を申し出るんですが、ただただ 少商 のことが心配なんですが、言い方ね、またも 少商を傷つけてしまう。

そんな必死の両親の提言もあったのですが、いかんせん皇帝が怒っちゃいますから、断れるはずもなく、二人の婚約が成立します。

そして、色々悩みもしますが、凌不疑 の真剣な気持ちに向き合い、自分も 凌不疑に惹かれている気持ちに気づいた 少商が結婚に前向き・・・といった所から始まり、二人の恋愛模様、そして、凌不疑の抱える闇部分の濃いお話へと進んで行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

我之前恨你抛下我 恨你ー意孤行 

恨你宁愿独自之跳崖 也不愿与我一路同行

恨我自己对你真情实意 你却对我满嘴谎言

私を置き去りにして自分の道を行くあなたを許せなかった。

私と一緒に歩くより、崖から飛び降りたいと思ったあなたを許せなかった。

私の真情に嘘で答えたあなたを許せなかった。

という 少商のセリフに至るまで、です。

 

凌不疑にはどうしてもやり遂げなくてはならない事、復讐があるのです。凌不疑が 少商に内緒で影で色々何かをしていることは前半から分かるのですが、その復讐の全容は分からず、それが順に分かって行きます。

凌不疑との結婚で宮廷で花嫁修業をすることになった 少商 の前には新たに貴族の娘たちではなく 公主たちが立ちはだかり嫌がらせをしてきます。

ただ、皇帝も皇后も 少商のことをいたく気に入ってくれるので、少商の相手はおバカな公主のみ。宮廷でもやられたら、やり返すという 少商の性格は変わっていません。「何かあったら自分を頼れ」という 凌不疑の言葉に頼らず、自分で対処します。

そのことで 凌不疑と言い合いになります。愛される、大事にされることを知らずに育ち何でも自分でしてきた、私の何が間違ってたの?と 凌不疑の怒りの原因が分からない 少商なんですが。凌不疑は 少商をいじめた公主と、その取り巻きとその親にまで仕返しをします。

凌不疑の見せるその行動の一つ一つで、凌不疑の愛を信じ、その愛に応える事、頼ることを理解していく 少商。

二人の愛は深まっていくのですが、凌不疑の復讐の計画は、あと一歩のところで頓挫してしまうのです。

証拠を集めて、正式にその悪人を皇帝に断罪してもらうという 凌不疑の悲願は潰えてしまい、凌不疑は自分の手で全てを終わらせるという事に変更せざるを得なくなります。

勘が良く、頭の良い 少商は 凌不疑が自分から隠している事に、凌不疑の悩み、苦しみにちゃんと気づいていて。

少商を、程家を自分の私情に巻き込んではいけないと、葛藤しているその気持ちもしかっり分かっていて。

何度も 凌不疑に問い続けるのです。「何か、私に話すことない?」「あなたがやりたいことなら、なんでも一緒にする。それがどんな事でも」「本当に話すことはない?」とその押さえ込んだ静かな言葉の奥の 少商の叫びに撃たれます。

少商の言葉に揺れ動く 凌不疑ですが、結局巻き込むことは出来ないのです。

復讐を終え、死ぬつもりの 凌不疑を命がけで助けた 少商ですが、凌不疑との別れを選びます。

別れてから5年の間、凌不疑は辺境の地で戦い続け、少商は皇后位を下りて自ら冷宮に入った皇后と一緒にに冷宮で過ごしてきて。

5年ぶりに二人は再会します。

その再会の後、皇后の死によりやっと二人で話す機会があり、その時に少商の言ったこの言葉がずっしりときました(説明長くなり・・・スイマセン)。

引けない一線が動かせない 少商ちゃんに、もっとこう、もっとこう、生きやすい道を選んで欲しいとは思っちゃっうんですが、自分を苦しめながらもその一線が許せない 少商がカッコよく愛しくなってしまいました。

決して凌不疑が悪いわけではない、凌不疑の覚悟も事情も分かります。でも、少商が見せてきた少商の気持ち、愛の方に持っていかれた私でした・・・。

ラストはどうにもならない二人のために、一悶着起こり、全てが丸く、綺麗に整う、大団円での幕引きです(程家の皆さまの素晴らしい家族愛も見れて、誰も良い人が死なないという素晴らしい終わり方でした)。

私はどんなドラマも(ちょっとでも)恋愛を入れて欲しいという、恋愛重視(素晴らしい相棒も好き)な人なので、大満足。(もっと陰謀や策略のとこ見せてっ、って方もいると思います)

 

気になったとことしましては、皇帝と皇后と越妃という素晴らしい方たちの娘さん、二人がどうしてあんな子に育っちゃったのか・・・本当に謎。

 

 

                     (画像出典 百度百科)

不幸くんはキスするしかない! + 先輩、断じて恋では!

 

『不幸くんはキスするしかない!』

 

 曽田陵介 さん、 佐藤友佑さん 主演のラブコメです。全8話。

 

生まれながらにとても不幸体質な、幸多が大学で出会った超幸運体質な直哉。しかも、近くにいると不幸が減ると知った幸多は友達になってもらうつもりで「これからも付き合ってくれませんか?」と言ったのですが、直哉は恋人として「付き合って」と言われたと勘違い。

「OK」して恋人になったと思った直哉は幸多にキスをします。

こういう勘違いをされると思わなかった幸多ですが、不幸を減らせるなら友達でも恋人でもいいかと、直哉の近くにいる方を選ぶのですが・・・・

と誤解から始まる恋のお話です。

 

このドラマの私の一番は

 

幸多の不幸具合がすごかった、です。

いや、よく今まで無事で成長してこれたね、と命の心配になるほど。こんなひどいならそれは普通の生活を送れたらと、願うと幸多の気持ちが分かっちゃう。しかも、そのために(一緒に遊んでる時に、友達が怪我することが続いたら、それは確かに遊びずらい)人との関りを極端に減らして、友人も作らず生きてて・・・可哀そう。

そして幸せならいいでしょうと思ってしまう直哉も、実はその幸運体質を人に利用されることが多くて、手放しに幸運体質の事を喜べなくて・・・と。

コミカルに描かれながらも、二人の寂しさが描かれていて、その寂しさゆえに惹かれ合っていく、恋していくという、心の動きが良かったです。

何にも起こらない状況を楽しむ、始めてのデートの時の幸多が可愛かったです。なんでもないことを嬉々として楽しむ無邪気な姿が可愛かった。直哉のスパダリっぷりも凄かったですし。

 

 

『先輩、断じて恋では!』

 

 内藤秀一郎さん、瀬戸利樹さん、主演のラブコメです。全8話。

 

憧れの人と同じ職場に就職できただけではなく、指導員にもなって貰えて、嬉しい限りの金田なのですが、あまりに尊敬し過ぎて、この状況が尊すぎて、逆にその憧れの先輩柳瀬に素っ気ない態度をとってしまうのです。

そんなことから、後輩金田に嫌われていると思っている柳瀬なのですが、ある日の飲み会で金田の本当の気持ちを聞き、「好き」と言われたのでキスをするのですが、金田は驚いて逃げてしまいます。

それでも、この行動により少しずつ変化していく二人の関係です・・・。

 

このドラマの私の一番は

 

エンディングの歌と画が良かった、です。

 

二人の少しづつ近づいて行く手、指、とバックに流れる Hilcrhymeの「あと数センチ」のサビ、「あと数センチ、あと数センチ」という歌詞がドンピシャですごく頭に残りました。ドラマを見た後はすごく口ずさんでしまいましたね。

MBS放送での「不幸~」から続いて「先輩~」という流れで二本続けてのBL作品だったのですが、二本とも可愛いBLドラマでとても楽しめました。

金田が生真面目な良い青年で、尊敬する気持ちと恋の違いとは?と悩む所が可愛かったですね。

軽く楽しいドラマでした。

 

ただ、え~なんで~と思うことがありまして。

キスシーンの扱いです。BLということがあるのでラブシーンの扱いが慎重になるのは分かるのですが、序盤(両方とも一話だったかな?)にキスシーンがあるのにラストになり、ちゃんとカップルになってからは寸止め映像なんです。

私にはちょっとこれの意味がわからんな~と。

キスシーンがまったくないならまだ分かるのですが、初っ端の一方からの無許可のキスシーンはちゃんとキスして、なんで両想いになってからのキスは寸止め映像なの?とね。いや、見せてくれていいでしょう?と。むしろこっちをちゃんと見せて下さいと。

なぞな配慮の仕方だと思ってしまう。

このついでにちょっと言わせていただけば、「チェリまほ」に嵌ったんで、映画見に行ったんですよ(もち一人で)。こういっては何ですが、映画だというのでラブシーンも期待していきまして(だって、原作もちゃんと描かれてますしね)。

そこばかり期待したわけでもないし、とても可愛らしい良い映画だったんですが、何にもないとは思はなかったので、かなり物足りなかったのを思い出しました。

また、そこに期待し過ぎている私をダメ出しされてしまったように思えたほど、配慮が行き届いていた映画でした。(でも、私が観に行った日は女性しか見てませんでしたし、一人の方も多かった。私以外にもそこに期待している方もいたと思うんですが・・・)

エンターテイメントしてのBLカテゴリーならば、もう少しサービスがあっていいのでは?と思ってしまいますね。無理なんですかね?でもキスシーンは入れてるので、もっと見せ方工夫して欲しいなと。BLでなくても日本のドラマはラブコメのエンドルフィン度が少な目だな~と。

そんなことを思ってしまった二本のドラマでした(なので、可愛く楽しみましたが、★3にしました。最終回見た後「え~」が大きかったので)

 

 

星漢燦爛(せいかんさんらん) 星汉灿烂  Love Like the Galaxy 

 

『星汉灿烂  Love Like the Galaxy』 ★5(まだ後半があるのですが)

 

吴磊(ウー・レイ)さん、赵露思(チャオ・ルースー)さん 主演の大河時代劇です。全27話。

 

吴磊(ウー・レイ)さん、「琅邪榜~麒麟の才子、風雲起こす / 琅琊榜」「穿越火线」を視聴しました。意外と見てない・・・と思うのもリタイアしてしまった作品がちょっとあるんですね。「长歌行」とか、「斗破苍穹」とか「启航:当风起时」とか。というわけで完走作品少な目です。でも、着実に素敵な大人になっていく・・・もう近所の子供を見守っているおばばです。

赵露思(チャオ・ルースー)さん、「シンデレラ・シェフ~萌妻食神~ / 萌妻食神」「華麗なる皇帝陛下 / 哦!我的皇帝陛下」「三千鴉(がらす)の恋歌 / 三千鸦杀」「2人はスパイシー&デリシャス  / 我,喜欢你」を視聴しました。日本に上陸している作品もこの他にもたくさんありますね。本国放送時に視聴出来なかった、「うっかり拾った恋なのに / 一不小心捡到爱」を見たいなと思ってます。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

このドラマは一応「星汉灿烂」と「月升沧海」と二部作に分かれていますが、まあ、一本のドラマですね。昔は80話ぐらいの作品もありましたが、最近は長いのは二部構成!みたいな感じなのかな、と。全部見てから感想書こうと思っていたんですが、他に見ている作品も長めの作品で、なかなか一気見までいかないので、分けて書くことにしました。

 

程家の長男の娘 程少商 は祖母と叔母に邪険に扱われて成長しました。そこへ、父母である、 程始 と  萧元漪 が(父母ともに軍人)戦功を立て十数年ぶりに故郷に帰ってくることが決まります。

病にかかった所を田舎のぼろ屋に隔離名目で捨て置かれていた 程少商だったのですが、父母が戻って来るので、慌てた祖母、叔母の使いが迎えに来ます。

食べる物がなくお腹が空いてはいましたが病は治っていた 程少商は迎えの使者に仕返しをした後、馬車に乗り込みます。

その 程少商のいた小屋を見張っていた者たちがいます。

若くしてたくさんの戦功を上げ、将軍になった  凌不疑 とその部下たちです。 凌不疑は軍に支給される武器を劣化品と入れ替えて売りさばいている人間を追っていて、その末端である 人間を探していたのでした。

程少商の乗っている馬車が怪しいと踏んだ 凌不疑が「馬車を改めたい」と申し出ます。使者である祖母の侍女が止めるのですが、その侍女を 程少商が𠮟りつけ調べるのを許可します。しかも、ボロ屋の積みわらをさして、景気づけに燃やしてみては?と  凌不疑に示唆します。

 凌不疑が言われた通りに積みわらに火を点けると、その中から男が飛び出てきます。その男は 程少商の祖母の兄弟で親族なのですが、そこに隠れていることを知った 程少商は家族であるというのに おじを惜しむことなく 凌不疑に売ったのでした。

馬車にのり積みわらを指す手しか見なかった 凌不疑ですが、程家の娘に興味を持ちます。

そして、程家では手紙での知らせより早く  程始と  萧元漪夫婦が帰宅してしまい、祖母と叔母が慌てている所に 程少商が帰って来ます。

父母の前でしおらしくまだ病が完全に癒えていない演技をして見せる 程少商に祖母はこんなしおらしい娘じゃなく腹黒の性悪娘だと訴えます。直ぐに気を失ったふりをしてさらに祖母を追い込む 程少商です。

程少商の侍女は父母の帰宅でもう虐待をされなくて済むと、嬉しそうに話しますが、程少商は、そんな甘い考えは持っていません。戦場に居たとはいえ、数行の手紙しか寄越していなかった、父母に期待などしてはいけないのだと、自分は生まれてすぐ捨てられた子なのだ、頼れるのは自分だけなのだ、と言い聞かせます。

程少商の演技にすっかり騙された父 程始は、長年気の強い母と性悪な叔母に預け続けた後悔と罪悪感でいっぱいになり、とても 程少商に優しくします。

ただ、母 萧元漪はその演技を見抜き、程少商が年長者を敬う所か、計画的に困らせてはそれを喜ぶ、性悪なひねくれものに育ってしまったと、程始とは違う後悔に胸を痛めます。

このままでは 程少商がまっとうな人間になれないと、厳しくその行動を監視し、矯正するようになります。

そして、その母の厳しくきつい行動に 程少商は、やはり自分は捨てられた、愛されない娘なのだと心を痛めるのです。

萧元漪には厳しく当たられますが、程始は優しく甘やかしてくれ、程始夫妻の帰宅のお祝いにきた程家の三男夫婦  程止、 桑舜华 夫妻と初めて会う兄たち(いとこと勘違いしてました)とはすぐに意気投合して仲良くなります。

程始が戦功の報奨で階級が上がり、屋敷も賜り、それに合わせて上流の貴族たちとの付き合いも増える中、程少商はやられたらやり返すという自分のやり方を崩さす、自分を馬鹿にする貴族の令嬢たちとやり合います。

その度に 萧元漪とぶつかり、悲しい思いをしてしまいます。

そして、武器の転売の事件を追っている 凌不疑と何度か顔を合わせることになるのですが、叔父を引き渡した時に嫌味を言われたと思っている 程少商は威圧的な 凌不疑とは関りたくないと思っています。でも、凌不疑の方は明るく、意志が強く、賢い、程少商にどんどん惹かれて行くのです。

 

 

このドラマの私の一番は

 

母 萧元漪と 程少商の 拗れた愛情です。

 

前半の「星汉灿烂」では、笑う事を忘れたような無表情、冷静、冷徹な 凌不疑が、部下にも視聴者(私)にも駄々洩れちゃう隠し切れない愛情もとても良いのですが、なんといっても母子のガチンコバトルです。

性悪、頑固と 萧元漪を悩ませる 程少商ちゃんなんですが、やり返すには相当な理由があるし、とてもその怒りの感情をちゃんとコントロールして冷静だし(ギャーギャーしてないのです)実は、すごく心根の優しい、素直な娘さんで、観ていてとても好感が湧きます。似たような幼少期を過ごした「嫣语赋」の 秋嫣には好感が持てず苦労しましたが、程少商ちゃんはとても良かった。

15歳と時代背景的には大人扱いされるようになる年齢に差し掛かり、娘の激しい性格に不安を覚え心配なのはわかるんですが、母 萧元漪のやり方は間違っていると思ってしまう。

しかも、少商のほうがよっぽど自分の感情を分かったうえで行動していて、お母さんは感情的なんですね。でも、これがまた、母である自分には通じる所があって。子供って、すごく母を怒らすツボを心得ているんですよね。ドンピシャでそのスイッチを押すんですよ。とくに女の子は。

子育てしていると、何度も経験するあの苛立ち、と見失う理性。

EP6の母子対決は見応えがありました。少商の正統な怒り、それを受けて理性を失って感情に流されてしまう 母。実はそっくりな性格を持つ二人、もう絶対 少商が大人になれば仲良い姉妹のような母子になると思うんですが、今はどう頑張っても無理なんだよね~と。すれ違ってしまう母の気持ちにも寄り添いながら、少商ちゃんの清々しい前向きさに魅せられた前半でした。

後、愛を知らずに育った少商が、ストレートに思いを寄せられ(他は分かりずらい)、そして選んだ男性、楼垚との別れを描いた EP21も若い恋人たちが流す美しい涙に心つかまれます。

政治的な思惑に振り回された若い恋人たちが、そんな不合理とも思える大人の世界に前向きに向き合う姿が、ただただ美しかったです。

後半は結婚へと向かう 凌不疑とのラブラインと 凌不疑の闇部分を楽しみにしてます・・・

 

 

                    (画像出典 百度百科)

Enchanté ใครคือ...อองชองเต 

『Enchanté ใครคือ...อองชองเต』 ★3

 

カシデット・プルークポン(ブック)さん、

ジーラチャポン・シーサング(フォース)さん 主演の学園ラブコメです。全10話。

 

主演のお二人、ブックさん、フォースさんが本当の幼馴染ということらしく、幼馴染同士で俳優さんになりBLドラマのカップルになるって、すごいですね。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

フランスで祖母と一緒に暮らしていた、ティウはその祖母が亡くなったことでタイに戻って来ます。

予定より早く戻って来た事で、家には誰もいなく鍵が閉まっています。なので塀を乗り越えようとしたところ、泥棒と間違われ押さえ込まれてしまうのです。

でも、その押さえ込んだ相手がお隣に住んでいる幼馴染のアックで。

二人は十何年かぶりに再開し、泊まる所のないティウをアックは自分の家に泊めるのでした。

翌朝、慌てて戻って来た両親と再会し、ティウは父親が理事長を務める大学へ通うことになります。その大学にはアックも通っていて、タイに帰国したばかりで不慣れなティウを心配したアックは何かと世話を焼いてしまいます。

でも、大学では理事長の息子でフランス帰りのティウは皆に注目されていて、さっそく

学籍番号(タイドラマではお馴染み)が同じだというプーパー先輩に話しかけられます。学籍番号が同じ後輩の面倒をみるのが先輩の勤めと、プーパーは何かとティウを構うのでした。

その様子を見てアックはティウから距離を取ろうとするのですが、ティウが暇つぶしに図書館の本にいたずら書きをしたことから、思わぬ事態に発展して・・・

ティウのいたずら書きに返事がきたことで、その返事を書いた人を探し出したいとティウが言い出し、それにアックは付き合うことにするのですが。

その謎の人物Enchanté(アンシャンテ)を探し出した所、四人も自分がアンシャンテだと名乗り出してきて・・・とお話は始まって行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

本物の幼馴染同士カップルが見せる、ワチャワチャ感(もうドラマ内容とかじゃない)、です。

 

BLドラマらしく、始まりからもう恋の予感しかしない、お世話の焼き方のアック。

細かくは語られていないのだけど、子供の頃からティウを好きだったと思われる行動の数々。十何年かぶりの再会なのに、すぐティウだって気づくし、タイのバスに一人じゃ乗れないんじゃないかと心配して一緒に登校したり、酔ったと聞けば自分のバイトほったらかして駆けつけたりね。

まあ、大学生の男の子を心配する限度をはるかに超えて来てますから。

大学でも先輩が近づいてきたら、露骨に嫌な顔してますし。距離取ろうというより、嫉妬全開にしか見えませんから、とても分かり易いアックくんだったです。

そんなアックに対する、ティウくんはちょっと分かりずらい反応なんですよね。

視聴者(私)には、もう付き合っているようにしか見えない、イチャコラ行動の数々も、親友としての行動ともとれるわけでと(←ドラマ内のアックにはね)。

その微妙なラインでワチャワチャしている二人が可愛かったです。

恋人同士になってからも他のBL作品と比べても、ラブラブイチャイチャより、仲良しワチャワチャという感じでしたね、私的には。

恋しさがグイグイは伝わってはこなかったです。でも、可愛さが溢れてました。ふたりともビジュアルもお似合いでしたし、それだけでいい感じ。

ドラマ内容はどうでもいいのかいって、自分でも突っ込んでしまう所なんですが、ドラマ内容もその曖昧さがスパイスになっていて、自分からは強く行動に出ないティウの態度に、引け目の多いアックが揺さぶられてしまう・・・。

ティウも色々思う所があるわけで、ハッキリと言葉にすることはないですが、態度にはしっかり出しているんですね、でも、もうちょっと口にしてくれたらアックだってあんなに悩みはしなかったのにと、ラストの急展開の所ではアックが可哀想だった~、です。

でも、ティウくんのキス待ちのお顔はステキでした。

あんな綺麗な顔見た事ない、というくらいキレイだった。

あんな美しい顔で目を閉じられたらキスするのを忘れて見惚れるでしょう、アックが躊躇したのも仕方がない(←もちろん、違う理由で躊躇します、アックは)。

最後はハッピーエンドですし、ラストのプロポーズにはティウと一緒に驚きますが、可愛いラブコメでした。

四人の「アンシャンテ」中、三人がティウを利用しようと近づいてきたんですが(残り一人はサクラ)、その中でもサッカー部の先輩の理由が酷かった。それを庇う、先生優しすぎだろ?と思いました。

 

 

致勇敢的你  To Be A Brave One

 

『致勇敢的你  To Be A Brave One』 

 

邓家佳(ドン・ジアジア)さん、官鸿(グアン・ホン)さん 主演の恋愛ドラマです。全36話。

 

邓家佳(ドン・ジアジア)さん、「 バーニング・アイス -無証之罪-  / 无证之罪」「通天塔」を視聴しました。出演作が一気に公開になっているのでお目にかかる機会が増えてて、もう一本今視聴時始めてまして、すごく見てます。

官鸿(グアン・ホン)さん、「流星花园2018」「穿盔甲的少女」「玉昭令」を視聴しました。どの作品を見てもとにかく輝きが半端ない。キラキラが溢れてますよね(もう、キラキラ要らないシーンとかでも隠しきれてないですから←私の目には)。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

海外から帰国したばかりの金融界の新鋭 邵墨离 は子供の頃自分を助けてくれた少女 安屿 を探し出します。そして、安屿が4年間服役していて社会へ出て来たばかりでとても苦労していることを知ります。

子供の頃命を助けてくれ、生きる希望をくれた 安屿を今度は自分が助ける番だと、自分がこれから仕事をする、「卓越金融集团」の面接を受けるよう言い、その面接を一緒に受けたり、卓越金融集团に試験採用が決まると、新たなプロジェクトを自分と出来るよう仕組み、陰から 安屿を支え続けます。

安屿の父親は金融取引での不正で逮捕され、獄中で亡くなっていてその取引に 安屿も関わっていたので捕まっていたのですが、安屿は当時結婚していて子供が一人います。

その前夫 周渊 は再婚していて 安屿の子供はその継母 米露 を本当の母と思って育っています。安屿の夢は子供の親権を取り戻して一緒に暮らすことですが、前科がある 安屿にはかなり厳しい道のりで・・・

米露は 安屿が戻って来たことで、子供も 周渊も奪われそうで、安屿が安定した仕事に就く事を阻もうと色々汚い手段で妨害してくるのです。

そして、周渊と米露には 安屿の父親が捕まった事件に何か関係があるようで・・・

父親の逮捕で全てを失ってしまった 安屿が、邵墨离の力と愛情に支えられ、自信と失ったものを、一つ一つ取り戻すお話が始まって行きます。。。

 

 

このドラマの私の一番は

 

邵墨离 の海より深く広い献身と愛と 米露の半生です。

 

孤児だった時にいじめられていた所を助けてもらった、という理由ひとつで(もちろん恩返し=愛する人の力になる)、ただただ、安屿を助け続ける 邵墨离の愛が素晴らしかったです。

邵墨离の真摯な気持ちを知れば知るほど、自分に引け目がたくさんある 安屿がその愛を受け取るのは難しいわけで。それでも、勇気を出して 邵墨离の愛を受け取ります。

安屿の告白から、お互いの気持ちを確かめ合ったEP19の二人は幸せ過ぎて。

ドラマ開始の登場時から 邵墨离のキラキラは凄かったのですが(時々、えっ?どんなファッション?って格好をしてらっしゃいますが)ここのラブシーンは二人の煌めきが素晴らしかったです。可愛かった~。

父親に復讐するために近づかれ、何も知らずに結婚して、自分の旦那に父の会社を潰され、父親は死んでしまい、自分も四年も服役して、産れたばかりの子供を取られ、その子供は愛人を妈妈と呼ぶ。

安屿さんの人生もかなりこの 周渊という男に振り回されてしまうわけですが、こちらはかなり年下(邵墨离が24才だと分かるのですが、安屿の正確な年齢は分からないんです。30才から33才ぐらいかなと)のイケメン彼氏が何でもしてくれるので、ちょっとその不幸が和らぐんです(←私は)。

でも、米露さんはというと・・・(もう「愛に狂わされた米露」というドラマでもいいかもと思えたぐらい)波乱な半生で。

子供の頃からの恋人 周渊に、大学時代に急に振られ。一人留学するも留学先で流産。その後妊娠は難しい身体になってしまう。安屿と結婚したのは復讐のためだった、自分の計画が叶ったらずっと一緒に居ると言われ、待ち続け。やっと願いが叶ったと思ったら、安屿が出所してきて自分の前に現れます。安屿に懐く息子を見て不安になり、周渊が安屿を気にするのは罪悪感からだと言い聞かせ続けるがどんどん不安が募っていく・・・

序盤はなぜ憎い女の子供をこんなに可愛がってるの?と思いますし、意地悪攻撃を畳みかけるので、なんて嫌な女なの~としか思えなかったんですが、後半は可哀想で。もちろん 安屿さんもすごく可哀想なんですよ。

男に騙され、自分の子供の一番かわいい時を奪われ、可愛い息子から叔母さんと呼ばれるんですから・・・もう一一(息子の名前)を挟んだ二人のやり取りは母としては辛いばかりでした、つい大岡裁きと叫んでしまう(←同世代の方にしか通じない例えかしら?)。そして、何も分からない一一の心配もしてしまう。

どんどん追い詰められ狂気に囚われてしまう 米露。その攻撃を 邵墨离が受ける羽目になってしまうのも・・・(もうここは 安屿さんでいいのではと、つい思ってしまいましたね)。 

もちろん天使は蘇りますし、ラストはハッピーエンドの大団円です。

二人の女性の人生を狂わした 周渊が心底悪い男じゃなかったので、女性二人の払った犠牲の大きさとの釣り合いが取れないじゃんとモヤが残りましたが、恨みを手放し幸せになる、もうこれが一番ですね、と。

 

 

                  (画像出典 百度百科)