宋茜（ビクトリア）さん、黄景瑜（ホアン・ジンユー）さん主演のドラマです。
両方ともお初ですが、宋茜（ビクトリア）さんはＫ－ＰＯＰグループ、f(x)のメンバーとのこと。黄景瑜（ホアン・ジンユー）さんも検索すると日本語での記事が出てくるので人気のある方なのかな？（見識がなくスイマセン）。
このドラマとても評判がよかったので、視聴しました。
評判が良いということは知っていたのですが、予告を見て、華流ドラマによくある軽いタッチのファンタジックラブコメディだと思い込んで視聴しました。見て見ると思っていた感じと違い、いい驚きを頂きました。
「千年のシンデレラ」邦題にまたも「シンデレラ」。もう華流ドラマは「シンデレラ」と「ツンデレ」のオンパレードですね。この邦題と予告の作りも私の思い込みの後押しを手伝ってくれました。（このドラマはシンデレラ、すごく的外れではないのですが・・・）
このドラマのストーリーは
狐族という宇宙から地球に来た一族の主祭司チンムー（一族のトップ）の息子ホーランは、人間とのハーフのために身体が弱く、目が見えない。息子を思う父チンム―は目を治すためにフイイェンという人間の娘と結婚させる。
まだ幼い二人は次第に心を通わせながら成長していく。
２４才に呪いで死ぬ運命にあるフイイェンの肝（心臓）を食べるとホーランの目が治るのだが、条件は二人が両想いであること。
本当の結婚式の日にホーランは儀式で出された物を食べ、夜だけ目が見える様になるのだが、それがフイイェンのものと知り、激怒し、父チンム―と決別してしまう。
フイイェンは何もかもを承知でホーランに命を捧げたのだった。
その後、ホーランは１００年ごとに生まれ変わるフイイェンを探し、フイイェンの呪いを解く方法を探し続ける。
９００年後、現代のフイイェンを見つけ接触を図るホーランだったが、今までのフイイェンと違い、現代のフイイェン グァン・ピピ はホーランに一目惚れしなかった。あの手この手でピピの気持ちを引こうとするのですが、ピピには恋人がいて・・・
と始まるファンタジックラブストーリーです。
このドラマの私の一番は
青年期の二人です。
青年期のお話がドラマ巻頭に短いエピソードとして、バラバラと挿入されているのですが、このお二人がとても可愛いし、カッコよかった。
純粋な初恋の様子がそのままダイレクトで伝わってくる、相性の良さ。
もっと、もっと二人のエピソードが見たかったです。
あまりにも可愛らしかったので、役者さんを調べたのですが、フイイェンの少女期は海上牧雲記の蘇語凝のやはり少女期を演じられていた方と同じだと思うのですが、ちゃんと情報を見つけられませんでした。ホーランの青年期の方もどこかで見たことが、と思いましたが分からず・・・残念です。
（どなたか分る方がいらしたら、ぜひ教えてください）
このドラマのいい驚きですが、全般を通して押さえた暗い演出です。とにかく軽いタッチを思い描いていたので、映像も暗く、音楽も暗く（ホラーチック）、切ない演出が心に迫りました。コミカルなシーンもあるのですが、くすりとくる適度な感じ。
内容はよくあるファンタジックなお話だったのですが、ドラマはしっとりとした切ない出来栄えでした。
ヒロイン、ピピにストレスを感じてしまいますが、ホーランのピピを見守る切なさに心を打たれますし、お付きの狐二人（片方が「宸汐緣」で雲鳳(ｳﾝﾎｳ)上神を演じられていた李嘉铭さん）も良い感じ。
ピピの彼氏（こちらはダメ男だと思いますが）とそれを略奪する親友の恋も同情を禁じ得ない心情がちゃんと伝わります。このダメ彼氏にはラスト近くにもう一人のピピの親友がしっかり、ガツンと釘を刺してくれているのもよかった。
目を見たら体調不良、キスをしたら心拍停止、狐族のパワー半端なしだったのに人助けで使い切ったらあら不思議、出来なかったはずの行為もすんなりクリアしたり、ラスト前になぜにあの２４話？？、チャオイェン公主はいったい？？と、突っ込みどころも多々ある所も含め、楽しめたドラマでした。
