ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

お嬢さま飄々拳 ~プリンセスと御曹司~ SWEET TAI CHI 淑女飘飘拳 

 

毕雯珺(ビー・ウェンジュン)さんと、孙千(スン・チエン)さん主演のドラマです。全24話。

 

また、字幕なしの中字のみで視聴しましたので、内容については私の主観が多く入った内容(どれもそうですが・・・)になります。視聴の際は、ご注意下さい。軽い参考にしていただければと思います。

 

毕雯珺さん、お初なのですが、リメイク版「トキメキ☆成均館スキャンダル」に出演されます。たぶんムン・ジェシン役(←間違いでしたク・ヨンハ役でした、スイマセン)。を演じられてます。

孙千(スン・チエン)さん、「流星花园2018」に出演されてました。

 

このドラマ、EXILEの佐藤寛太さんが出演されているので、たぶん日本でも放送があるのではないかと・・・思ってます。

 

まず、私のこのドラマの一番を

男性主人公、卫楚 を演じられた毕雯珺さんの手、そして横顔、とにかく横顔です。

とにかく綺麗でした。すごく大きな銀杏の下で碁を打っているシーンが序盤にあるのですが、引き込まれるほど綺麗でした。もうワンシーン、月あかりをうけて中庭に佇む姿も絵の様でした。

187cmの高身長で美しいビジュアル、もう高身長でないと大陸ドラマ界では生き残れないかもと思うほど、どんどん高身長の若い俳優さんが湧いてきますね。

 

と、このドラマを完走した唯一の理由を書きました。

 

ここからは、うーん、何だろう?この感じ?と思う感想を書こうと思うので、これから視聴すると決めている方は読まれない事をお薦めします。

要注意です。

 

 

 

お話のジャンルとしては学園ラブスト―リーだと思うのですが、もうひとつの軸が太極拳に絡んだお話です。

太極拳には各門派がありそれぞれに門外不出の型(奥義というのでしょうか?)があります。

まず、その奥義を巡って上の世代の因縁があります。そして、技の優劣を巡って(だと思いますが正確ではありません)太極拳(四大門派)vs八岐門という因縁があります。

という、太極拳に絡んだ二つの軸と主人公のラブラインが絡み合うお話なのですが、まずラブライン部分が学芸会を見ているような感じでした。主役二人の演技が私には何とも言えない感じで・・・。胸キュンシーンもいっぱいだと思うのですが、すべてがおままごとのように見えてしまい、ラストのプロポーズシーンなど、この小学生のような恋愛の行き着くところが結婚なの??(その後のシーンで薬指に指輪を嵌めてないので違うかもしれないです)⦅中指に婚約指輪をする習慣もあるようです⦆と違和感しかない。

 

余談ですが、華流ドラマのキスシーンって、すごく軽い挨拶程度のものから、濃厚なものまでありますが、あの違いって何かあるのですかね?

武侠ドラマは軽い感じというのはわかりますが、古装ファンタジーは濃厚なのと軽いものとありますし、「扶揺」とか「双世宠妃」とかは濃厚、「擇天記」のように軽いタッチのものとか。現代劇になると、そこはキスでしょうと思う場面でも抱擁シーンで終わりというものもありますよね。「君は僕の談判官 」など主役のヤン・ミーさんが別ドラマではキスシーンがいっぱいの人だったので、挨拶程度のキスシーンしかないのか不思議でした。このドラマもキスシーンがなく、ラストはそれらしく撮影しましたという感じでしたし。役者さんが未成年なのかと思えば違いましたし・・・なにか規定のようなものがあるのでしょうか?

 

 スイマセン、戻ります。

太極拳の因縁のお話も、ヒロイン 风飘飘 のおじいちゃんが(両親は外国にいるようで一切出てこない)昔、男性主人公、卫楚 のおばさん(門派の偉い人)から結婚を前提に奥義を教わったのに(確かではない)、覚えたら逃げたとういう最低行為をしたため、四大門派から追われているという下地があります。なので、风飘飘は太極拳の名手なのですがそれを隠してる。でも卫楚と出会いそれがバレてしまうし、その後おじいちゃんも見つかり一悶着なのですが、これも、現代が舞台なだけに、今も武術の世界はこんななの?と。

同じことがvs八岐門にもいえて、今現代の武術界の抗争でこんなことが起きるの?中国武術界に詳しくない私には共感ができず、卫楚とその仲間たち(みなさんお美しいです)が八岐門のおじさん達に襲われるシーンや武術大会での試合のシーンもいじめにしか見えなかった・・・。

 

このドラマ、ロケーションがとても綺麗で、二人が修行する場所(銀杏のある境内、苔むした河原、川に浮かぶ武闘場)お家、学校のつくり、和の雰囲気も入っていてとても私好みで素敵だったんです。映画のようでした。

衣装もモノトーンのシックなものが多く落ち着いていて、普段華流現代劇で感じるような、んっ?という違和感もなく(友人の白海洋が着ていたトレーナーは別ですが)と、予算もかなりかかっているドラマだと思うんですが、何だか勿体ないと・・・思ってしまいました。

ラストの世界大会では、相手のムキムキ武道家に対して、ほっっそい(ここだけ身体の線がはっきりわかる武闘服)卫楚と女子飘飘が勝てるわけないでしょう、となってしまいます。

 

ちなみに佐藤寛太さんの役もまったく要らないのでは?という何とも言えないライバル役でしたね。

 

セリフがちゃんと入ってくればもっとぜんぜん違うと思いますので、視聴するなら日本公開されてからでも遅くはないかもしれません。