ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

톱스타유백이 TOP STAR U-BACK トップスター・ユベク ★4

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キム・ジソクさんと、チョン・ソミンさん主演のラブコメです。

 

キム・ジソクさん、初めてお目にかかりました。私は未視聴ですが「ロマンスが必要」「また?!オ・ヘヨン」「内相的なボス」とたくさんの作品に出演されてます。

 

チョン・ソミンさんは、「1%の奇跡」を視聴しました。「1%~」は大好きなドラマなのですが、このドラマを見始めた時に、チョン・ソミンさんがちょっと私のもつキム・ダヒョン(ヒロイン)のイメージと違ってちょっと抵抗があったのです。私には役よりちょっと老け顔に思えてしまう所があり、ドラマに入り込むのにそこがちょっと邪魔になってしまったのですが、見ているうちに気にならなくなり、後半のやつれた姿には胸を締め付けられた、思い出があります。

 

このドラマのストーリーは

 

17才でアイドルデビューしたユベクは、アイドルグループ「シリウス」のリーダーとして活躍しながら俳優業もこなすトップスターになったのですが、ある授賞式の日に飲酒検問を無視して警察に追われながら現れ、授賞式でも暴言を吐き、世間からバッシングをされてしまいます。

そんなユベクに手を焼いた社長は、ユベクの付き人ドンチュンの田舎の島にユベクを行かせることに。その島は携帯の電波も届かなくテレビもない孤島で、住民たちはユベクのことを全く知りません(ドンチュンからトップスターだと聞かされているので皆そう呼びますが)。

その島でユベクの世話をすることになった、オ・ガンスンとユベクは気が合わず、ことごとくぶつかり合ってしまいます。でも、この孤島の美しさやガンスンや島の人々の優しさに触れていくうちにユベクの心境に変化が現れて・・・

 

と物語は始まって行きます。

 

私のこのドラマの一番は

 

ユベクが流されることになるヨジョク島の人々です。

自給自足といった原始的な生活を送っている人たちなのですが、ほのぼのとしてとても温かいのです。

ガンスンのおばあちゃん。

ユベクと三角関係になるライバル役のチェ・マンドルとその家族。

ドンチュンのラブラブな両親と大人顔負けの人間観察の達人の弟くん。

住民を驚かすのが好きな島の女性医師と島の学校の教師(このお二人は過去に色々あり)

と、寅さんを彷彿させる古典的な笑いも多々あり、とにかくほっこりします。

その中でも私が心打たれたのが、

イ・グムジャとキム・スンジンという二人のおばあちゃんです。

正妻と妾という関係ながら夫に先立たれた後仲良く暮らす、この二人のおばあちゃんが素敵でした。後半でお妾さんであるグムジャさんが認知症だとわかるのですが、他人でありライバルであっても、本当の家族なんだと感じさせてくれる二人の絆に涙しました。

 

主役のユベクとガンスンも可愛かったですし、ラブラインの進みかたも良かったです。

ユベク、トップスターではありますが、イケメン扱いではなく、ドラマの中でもヤギに似ているとか、住民たちも後輩のナムジョのほうをイケメン扱いしたりと、二枚目半といった役どころ(前半はバンバンサービスショットで鍛え上げられた肉体美を披露してます)。なので、私はユベクのトップスター感が物足りないと思いましたが、後半は魅力的に見えましたし、恋はしたことがなくても、経験は積んでいる大人の男、キスシーンも情感たっぷりにリードする姿、素敵でした。

トップスターとはいえ(しつこい?)もうデビューして長く芸能界での地位も確立しているせいか、そのことが二人の恋の障害にはならないんです。そこが、私は良くって、ラストのラブラブ全開の展開が好きでした。

 

一つ疑問を申しますと、砂時計となぞの船長という、ファンタジー要素があるのですが、これは入りましたか?と、疑問でしかないのですが・・・あれは何だったのでしょうか?私の理解度が足りないのか、何か特別な意味や要素があったのでしょうか?

 

安心、安定のラブコメで、島ご飯を食べたくなる、食ドラマ要素もありの楽しいドラマでした。