ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

아이탬 アイテム~運命に導かれ2人~

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チュ・ジフンさんと、チン・セヨンさん主演のSF犯罪捜査もの(?)です。

 

チュ・ジフンさんは、韓流ドラマファンなら誰もが知っている「宮」に主演されてました。私も夢中になりました。2006年に本国放送なので、あれから14年・・・。色々ありましたが、退役後は活躍めざましく「仮面」「キングダム1・2」映画も「神と共に一章・二章」と立て続けに話題作に主演されてますね。

チン・セヨンさん、「オクニョ」「大君~愛を描く」と時代ものを二本見ましたが、お綺麗だと思うのですが、私はどうも苦手な女優さんなのかも・・・です。

 

このドラマ、脇を支えている方々も有名な方ばかりで、キム。ガンウさん、キム・ユリさんと見たことのある方々ばかりが出演されていました。

 

でも、ちょっとお断りしますと、私勘違いからこのドラマを見始めてしまいました。

本当は、「サークル」(←調べました)というドラマが見たかったのですが、SF・キム・ガンウさんというキーワードだけで選んでしまい、視聴を初めて、あれ?ん??となりまして・・・。

気づいてから続きを見るのをちょっと悩んでしまったのですが(いまいちドラマに入り込めなかったので)、でも、間は空いてしまいましたが完走した次第です。

 

このドラマのストーリーは

 

ソウル中央地検の検事 カン・ゴン は頭から血を流しながら駅のプラットホーム内で人々に避難を呼びかけていた。だが、人々は本気にはしてくれず、とうとうカン・ゴンは線路に降り、片手を前に突き出した。すると、手に着けていたブレスレッドが光を放ち始め、目の前に突っ込んできた暴走電車が押し戻される。電車に向かう前にカン・ゴンはビルの上から飛び降りる一人の女性を見つめているのだった・・・

 

カン・ゴンはあまりにリアルな夢で目が覚める。

 

 

カン・ゴンは交通事故で亡くなった兄から託された姪のカン・ダインと二人で暮らしている。ある日、偶然暴行された女性を助け、犯人逮捕に向かうと、その犯人は人の力とは思えない怪力の持ち主だった。カン・ゴンはその犯人の腕に光るブレスレッドを見て驚く。それは、夢の中で自分が身に着けていたものだった。格闘の結果、ブレスレッドと犯人は海に落ちてしまう。

 

ソウルに引っ越してきたカン・ゴンは引っ越したマンションで、夢の中でビルから飛び降りた女性 シン・ソヨン に会う。シン・ソヨンは自分の担当捜査官の娘だった。

 

刑務所の前には釈放されたファウォングループ会長の チョ・セファン が記者に囲まれて謝罪していた。家に戻ったチョ・セファンは厳重に警備された隠し部屋に行くが、その中の一つの道具(アイテム)が無くなっていた。

その道具は一つ一つが不思議な力を持っているのだった。

 

ソウルでは奇妙な殺人事件が続いて起こり、検事カン・ゴンとプロファイラーのシン・ソヨンは捜査を続けていくうちに、事件が人の力では起こり得ない事実を突き止めていく、そして事件の影にチョ・セファンと不思議な道具がが関わっていることに気づく・・・

 

と、物語は始まっていきます。

 

初めにお断りしましたが、何とか完走した次第でして、このドラマの私の一番と・・・強くお薦めできるところはなかったのですが、おおっ!と思ったのが悪役、チョ・セファンのソシオパスがたしかにもう病気だと思えた、ラスト目前の展開です。

ソシオパス、サイコパスには共感も反省もない、でも演じるのは上手という怖さが、ここまで来てどうなるの、ラスト??と突然私は盛り上がりまして。

 

結果、大変シュンとなる結果に・・・

 

私はSFもファンタジーも大好きですから、そしてチン・セヨンさんは苦手なのですが、他の俳優陣は大好きといってもいい人ばかり・・・なのに、何故???

 

まず、物語の展開が悪が絶対的に強いのです。見ていて救いがない。しかも前半に子供が亡くなります(結果は違ってくるのですが・・・)。この子供が亡くなる、日本ではゴールデンのドラマではあまりないのではと思うのです。医療ドラマでも少ないと思います。でも、韓流ドラマは以外とあるのでは?(確かではありません)私はとてもこれ辛い・・・。(日本では少年、小女誌⦅ジャンプ、サンデー、マーガレット、花とゆめ、など⦆ではタブーとされているとか。「天は赤い河のほとり」という人気漫画でティトの死体が生々しく描かれた時には世間(そこがどこかはわかりません)がザワつきました(←当時を思い出し書いてしまいましたが、知らない方はすいません・・・)

余談が長くなってしまいましたが、

 

金、地位、名誉と何でも持ってる無敵の、とチョ・セファンが道具の力も使い放題。しかもこういった力を与えてくれる道具にはリスクがあるとおもうのですが、対価を払うのでは??突っ込んでしまうほどに、何もない。命削ってくれよ~と何度思ったか。

最終盤には持たざる者たちも巻き返しますが、不遇の時代が長い・・・

しかも、持たざる者たちの警戒心が薄い、もう、おい、おいとテレビに向かって叫び放題。盗聴、監視、尾行、当たり前じゃなぁ~い~のと。

 

ここからは、ラストの重要部分のネタバレです。これから視聴しようという方は回避して下さい。

 

 

 

 

 

しかも、この道具たち、チョ・セファンの最初の犯行の犠牲者たちの無念から(恐怖や悲しみ)の気持ちから生まれたもの(遺品)だったんですよ。

え~~~!!!

そんな大切なものは遺族が使ってこそでしょう。やたらに、発見されてちゃダメダメ。遺族がここぞって時に使わなきゃと、なりました。

 

そんなこんなだったんですが、一番にも書きましたが、ラスト前に悪の底力を見せられこのドラマ一般的な復讐ものではなく、持っている者はたしかに何でも持っていて、それはどんなに頑張っても覆らない、という苦しく辛い現実をまざまざ見せつける感じで終わるのかと・・・思い、えっ!となったわけですが・・・

 

ラストのあれは何でしょう?

ラストのあの人はいったい誰?

あの道具は何?

まさか神?

もう、このドラマはいったい何?

 

もしかして、続編があるのでしょうか?

 

私はもうモヤモヤの極致ですが、ご覧になった方はどうでしたか?