ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

宮廷の茗薇<めいび> ~時をかける恋 梦回   Dreaming Back to the Qing Dynasty 

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李兰迪(リー・ランディー)さん、王安宇(ワン・アンユー)さん主演のタイムトラベルものです。全40話。

 

そういえば、最近辮髪にお目にかかってないわ~、と辮髪を欲して中字字幕のみで視聴しました。

なので、内容の保証はできませんが、軽い参考にして下さい。

 

簡単な物語りの序盤は

 

建築会社(デザイン事務所か?)で働く 小薇(ヒロイン)の部屋に、ある嵐の夜突然、辮髪姿の男が現れる。幽霊だと思って初めは怖がる小薇ですが、(驚くほどあっさり)害がないと知り気にしなくなります。(小薇の部屋の一角に机ごと現れるのですが、壁抜けが出来るのをいいことに入浴中の風呂にしれっと入ってきたりします。←しずかちゃんの風呂に現れるのびた方式)

そんなある夜、小薇を、部屋の電灯が落ちてくるアクシデントからその幽霊が助けたことにより言葉を交わせるようになります(←会話ができることに気づくかな?)。でも、接触はNG。

幽霊だと思っていた漢服の男が、清の康熙帝の第十三皇子、愛新覚羅胤祥だと知りますがさほどの驚きはなく、二人は夜な夜な仲良くなっていきます(胤祥は寝ている時に現代へ)。でも、所詮夢ような存在でしかないと虚しく思う小薇。そんな小薇に清時代の胤祥は杏子の木を植えて確かに自分が存在していることを証明します。

現代になかった杏子の木が現れたことで、俄然胤祥への気持ちが募る小薇。胤祥もすっかり小薇が好きになり、二人はお互いの気持ちを確かめ合うのですが(差し迫った時のみ接触できるのか、キスはできた)、突然胤祥の姿が消えてしまいます。

 

もう一度胤祥に会いたい小薇は、ある日行灯をくれた老婆にまた会い、不思議な空間に迷い込み、過去へ・・・

過去へ来て、やっと十三皇子に会えたと思ったのもつかの間、二人とも現代の時の記憶を失くすという、多少強引な手口での過去編がスタート。小薇は誰かを好きになって過去へ来たということは覚えている。胤祥はまったく覚えていないと、一から恋が始まる感じです。

 

清の康熙帝の時代ですから激しい跡目争い(九子奪嫡)の真っ最中なのですが、あまり重くはなかった・・・かな。
ヒロインは望んで過去へきている珍しいパターン(他には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ぐらいしか浮かばない。「アシガール」がありましたね。最近なので、忘れていました))ですので、過去へきてもまったく動じません。現代感覚で常に強気の姿勢を貫いていきます。

 

 

私のこのドラマの一番は

 

結婚しても、幼い十三皇子夫妻のちょっと物足りないラブラインをカバーして余りあった、女主 茗薇(過去名)の姉 茗蕙 と 十四皇子・爱新觉罗·胤禵 の激しい恋の行方です。

 

この妹に激しい憎しみをぶつけ続ける茗蕙が魅力的でした。

妹憎しで反対派の八皇子派に組し、陰謀を巡らせ、十四皇子恋しい故にさらに茗薇への憎しみを募らせと・・・ナイス悪女。(やたら自由に宮中内をうろうろできるが、(私には)身分が分からなかった茗蕙。自由度マックスを感じたのが、入浴中の十四皇子の風呂場に現れるシーンです←宮廷の警備の薄さを心配してしまった)

茗薇への恋心を捨てきれない十四皇子もその激しさについ(←でいいのか?)引き込まれてしまう。そんな二人の激しいやり取りが良かったです。

 

 

このドラマ、「宮廷女官 若曦」のスタッフが多く参加しているそうで、時代も同じということから、観ていて「若曦」と比べてしまいました。そしてもう一度「若曦」を観たいと思ってしまい、つい軽く「若曦」を見直してしまい、寝不足になるというループに・・・。軽く辮髪を堪能するはずが、どっぷり辮髪に浸る毎日に(あれ?と思ってもやめられないそれが辮髪)。

色濃いおじ様ばかりの「若曦」がドラマとしては抜きんでてはいますが、ビジュアルでは「梦回 」と思った辮髪生活でした。

 

 

                     (画像:出典 百度百科)