任嘉伦（アレン・レン）さんと、张慧雯 （チャン・ホイウェン）さん主演の武侠ものです。全４５話。
任嘉伦（アレン・レン）さん、「大唐荣耀 麗王別姫（れいおうべっき）～花散る永遠の愛～」「锦衣之下」（感想あり）を観ました。歌手メインでお仕事をされていたようですが、日本ではもう俳優さんとして有名ではないかと。百度百科を見ていますと、結婚されている方（芸能人と）は、写真付きで「妻子」が記載されていて、ああ結婚してるんだと分ります。（婚約している方も「未婚妻」「未婚夫」記載が写真付きであります。元カレ、元カノも載っています←どうゆうこと？）お顔が童顔なので、若いのに奥さんとお子さんがもういるんだとへぇ～となりましたら、３１歳としかっり大人でした（←大きなお世話）。
任嘉伦さん、私が視聴したものは全て配音で（古装だったからかも）、配音演員さんが 张杰さんという、まだ華流ドラマが浅い私でも何度も耳にしたことのある、イケボイスな声優さん（杨洋さん、高伟光さんの配音もされた）だったのですが、今回は別の方でした、どうしてだろう？（←本当に大きなお世話、しかも素敵なお声でしたし 钱文青さんも沢山の配音をされてる方です）
张慧雯 （チャン・ホイウェン）さんは、「琅琊榜之风起长林 琅琊榜<弐>－風雲来る長林軍－」で林奚役を演じられてました。この役が良くて日本にもファンが多いと思われる方。私は観たいのに踏み切れず未視聴のままの「琅琊榜２」、観る時が来たかもしれません。
では、このドラマの始まりを
男主 林敬 は旅の途中で 女主 容婳 を助けます。
容婳は龙吟城という江湖の城主 容靖沣 の二番目の娘で、この龙吟城は“赤华珠”という万能薬の薬を独占販売（？売っているのではないかも。）することで江湖で名をあげ力をつけた派閥です。
“赤华珠”という薬（花）の製造方法が秘密で、容靖沣がその秘密を守るためにすごく疑い深い人物なので、自分の父親のことが知りたい林敬は 容婳に恩を売り、容靖沣に近づこうします。
容靖沣の信頼を得ようと、まず容婳の信頼を勝ち取ろうと色々しているうちにお互いに惹かれて行く二人です。
と林敬と容婳の恋と、
江湖の武侠ものですので、親の絡んだ復讐とが絡みに絡んだお話となっていきます。
復讐の方は、林敬の母、林若寒と 容婳の父である容靖沣はもともと 明教という所で一緒に武術を学んだ師弟で、教主 墨幻 を裏切った過去があります。
林若寒は林敬の父と結婚するために、明教を抜け（←これが裏切り行為）墨幻に追われる身に。
そして、容靖沣は墨幻から命じられて、“赤华珠”を守り製造していた一族、林敬の父の一族を皆殺しにした過去があります。
さらに、容靖沣は“赤华珠”を独占するために墨幻を裏切っています（←これは完全な裏切り行為）。
とお話が進んで行く内に、林敬、本当の名が 那岚岳 は容婳が敵の子ということを知り、容婳も父の卑劣な行為を知るのですが、お互いの愛は変わらず親世代の恨みは忘れて幸せになろうとします・・・
とお話は進んで行きます。
私のこのドラマの一番は
悪女墨幻が素敵だったことです。
江湖の武侠ものだと、邪教の教主はだいたい圧倒的に強いのですが（暗黒面に落ちればフォースが増すと通じるものがあります←と私が勝手に思っている）、こちらもその基本を押さえ、墨幻がとても強い。容靖沣にやられ一時江湖を追われ隠れていたようですが（ここの所はよくわからない）力をつけ江湖に舞い戻ってからは無敵（不老の妖術か何かを手に入れ、容姿は変わっていないとのこと）。
容靖沣も十分強い（また悪知恵が効き卑怯）のですが、まったく歯が立たない感じ。
圧倒的な力の差なんですが、裏切られた恨みが強く、簡単に殺したりはしないのです。
林若寒と容靖沣をいたぶって楽しむ感じの悪女っぷりが良かったです。二人が歯向かうたびに鼻の下に手を添え、は？何それ？と小ばかにする様子が好きでした。
ラブラインは、親の恨みを自分の恨みとは思えない那岚岳は、序盤は愛があれば大丈夫と思っていますが、自分自身で本当の苦しみを知り、母の抱えていた父と一族の恨みを実感してからは、愛だけでは簡単に乗り越えられないほど、自分たちの結婚は大変なものと理解しますが、お互いを強く思う気持ちでその難関を乗り越えようとしていきます。
前半の若坊ちゃんから、悲しみをしり哀愁を漂わせた男に変身。でも、一途に容婳への愛を貫く姿勢がカッコイイ。
容婳も目の前で見せつけられる父の暗黒面を見ながらも那岚岳への愛を守り通します（私なら罪悪感から諦めてしまうだろう状況ですが、がんばります）。
と、二人の愛はとても強いのですが、武侠ものなので描かれ方が超薇ラブ。おでことホッペへのチュウのみで、一緒に寝ているシーンもなく妊娠が発覚するという・・・いやラブシーンが愛情表現のすべてではないのは十分わかっているけど、伝わりが薄かった（もとい、物足りなかった）です。
古装劇でよく見かける、触角系の髪型。今ドラマは触角の量が少し多くて観ていて邪魔でした・・・ね（←またも大きなお世話ですが（笑））
愛と復讐、格闘シーンも魅力的、古典的な武侠ドラマの良さが光っていたと思います。
（画像：出典 百度百科）
