虞书欣（ユー・シューシン）さんと、刘奕畅（リウ・イーチャン）さん、主演の古装捜査ラブコメです（何ジャンル？となってしまいましたが、こんな感じでした）。全２４話。
虞书欣（ユー・シューシン）さん、「私の妖怪彼氏２：我的奇妙男友2」（リタイア）で主演、「下一站是幸福」（未視聴）に出演しています。私この方にそっくりな知人がいまして、この方をみると、どうしてもその知人になってしまう（今回、顔が似てると声まで似てると実感）、とすごく身近な女優さんです。
刘奕畅（リウ・イーチャン）さん、「长安少年行」で独孤牧雪（男主２でいいのかな？）という役を演じられてました。こちらが配音（ 弋凡さん）だったのですが、今回は生のお声。で、これが私ドンピシャでとてもステキでした。
このドラマの簡単なあらすじは
十方村の 田三七（女主） は葬儀屋の両親に育てられ、小さい頃から死体検分をしている。そのため結婚のシーズンになっても（桃源城では一年に一回十八歳になった男女に結婚を奨励している？）相手がいないのですが、三七には八年前に結婚を約束した少年がいて、迎えに来るのを待っていたのですが、迎えに来れないのかもと、南府というちょっと大きい街に探しにしきます。
そこで、別れる時に寂しくなったらこれで僕を思い出して、と少年が書いてくれたサル（？←鬼脸、しかめっ面でした、スイマセン…ハハハ）絵の凧をみます。
その凧の絵を描いた持ち主 赵错 を見つけて大喜びするのですが、赵错の方はまったく覚えていず、遊郭の風呂場に乱入して訳の分からない事を口にする三七を警戒します。 赵错は南府の太府令（裁判所のような所）の息子なのですが、遊び歩いている息子のために父親が公開お見合いの場を設けています。三七は自分を思い出して貰おうと他人になりすまし、見事勝ち抜き婚約者になります。
ところが、結婚を渋っている皇太子の相手に選ばれ、皇太子と結婚することになってしまう三七です。首都に向かう途中で逃げ出した三七は、赵错とのお見合いの場に潜入するために化けた 贺锦心 と偶然会います。
贺锦心は三七だと思われ赵家から結婚を申し込まれているのですが、梅毒にかかっていて余命が一年だと噂されている 赵错との結婚がいやで、三七に替え玉になってくれと申し込みます。 赵错が初恋の相手だと確かめたい三七はそれを受けて、 赵错と結婚します。
結婚して 赵错にも初恋の相手がいてその人を待っていると知った三七は（自分の事を忘れていると思っている）、友人としてやっていこうという 赵错の提案を了承して、自分を思い出して貰おうとします。
と、ドタバタ結婚生活が始まり、南府で起きた事件を三七が持ち前の死体知識と洞察力で解決していくうちに 赵错はどんどん三七に惹かれて行きます。
このドラマの私の一番は
終盤のクライマックス、三七と皇太子 何臻との結婚式披露宴での 赵错と三七の熱い視線でのやり取りです。
赵错の待っていた相手が自分ではなかったと分り身を引く三七、でも三七を本当に愛していると自覚した赵错は三七を選ぶのですが、三七の待っていた少年が皇太子だという事がわかり、三七は皇帝に命じられた結婚を反故にすることは出来ず、赵错や家族を守るために結婚を決めます。
ここの別れのシーンもとても胸を打ちました。三七の好きな物を両手いっぱいに持って泣きながら三七を見送る赵错に、もうグッとキュッとしました。
で、結婚式になるのですが、実はここにもう一つ赵错の秘密が絡んだお話がありまして。
披露宴に招かれた劇団員として、おめでたい芸を披露する赵错、三七の前で二人の思い出の童謡を歌い出します。ちょっとハスキーな低い声でアカペラで歌い出し、そこにメロディが重なり、たくさんいた招待客が消え、二人きりになるんです。
思い出のサル（しかめっ面）のメイクで涙を溜めながら、童謡を歌う赵错。その赵错を涙をポロポロ流しながらも愛しそうに微笑み見つめる三七。その姿が子供時代になり、歌声も可愛らしい子供の声に・・・。
すっかり、引き込まれてしまいました。
前半はかなりコミカルにお話が展開していくのですが、そのコミカルな所と後半のしっとりするところが、丁度いい塩梅でした。私が主役カップルがすごく好きだったからかな？と思う所はありますが、可愛かったです。
（画像：出典 百度百科）
