コロナを題材にして国を挙げて制作されたと言われるドラマです。全２０話。
一つのお話が二話構成になっていて、出演俳優さんも、演出家の方も全て違う形になっています。私も見知っている俳優さん方がチラホラ出演、長年の中国ドラマファンの方はもっと知っている方ばかりが出演されていると思います（浅いので若手の方々しか知らず・・・）。
１・２話 生命的拐点
嘉益 ・周一围 （ジョウ・イーウェイ）・张天爱 （チャン・ティエンアイ）
３・４話 摆渡人
雷佳音 ・倪妮 （ニーニー）
５・６話 同行
杨洋 （ヤンヤン）・赵今麦 （チャオ・ジンマイ）
７・８話 救护者
朱亚文 ・徐璐
９・１０話 搜索24小时
黄景瑜 （ホアン・ジンユー）・李小冉
１１・１２話 火神山
陈数（チェン・シュー ）・陆毅
１３・１４話 方舱
靳东 （ジン・ドン）・孙佳雨 ・毛晓慧
１５・１６話 我叫大连
邓伦 （ダン・ルン）・李沁（リー・チン）
１７・１８話 口罩
海清 ・冯绍峰 （ウィリアム・フォン）
１９・２０話 武汉人
刘敏涛 ・贾乃亮
簡単ですが、各エピソードの主だった出演者を書き出してみました。日本語で名前が入っている方は、このブログでも紹介している方か、日本で紹介されているドラマに出演されている方です（出演作品など、ご興味があれば、調べてみて下さい）。
各回が、実際にあったエピソードを含んだ、ドキュメンタリータッチの作品になっていて、武漢で起こった新型コロナウィルス（COVID-19）のパンデミックの様子が色々な側面から描かれています。
最前線で何も分からないウィルスと戦う医療従事者はもちろん、ロックダウンされ厳戒態勢の武漢の街で暮らす人々の様子。大都市北京での感染拡大を防ごうとする感染症対策本部の人々。
そんな人々を有名俳優さん達が演じてらっしゃいますが、マスク、防護服、ゴーグルで殆ど区別はつきません。医療従事者の方のゴーグルの跡が痛々しい・・・。
お顔が見えていても、周一围 さんにも倪妮さんにもなかなか気づけないほど名演技の数々です。
すべて、胸を打つストーリーになっていますが、
私のこのドラマの一番は
感染してしまった両親と離される子供の様子です。
日本でも話題になりましたが、両親が感染して、入院しなくても家庭待機になった時、幼い子供をどうしたらいいの？と。
今は日本でも世界でもコロナ対策は「ウィズコロナ」という政策だと思うので、家庭内感染はある程度仕方がないという感じだと思いますが、武漢でのパンデミック時にはまだコロナというウィルスがどういったものか、把握しきれていなかったのと、中国の国力や国政の違いから感染者は完全隔離だったので、家に一人取り残される子供や、症状の違いから隔離場所が親と別れる子供の様子が描かれています。
情報が行き届かない中、混乱したその中で、でも淡々と自分のできる事をしている子供の姿が胸を打ちます。
中国ドラマはどうしても、お国色が入ってしまう所があるのではと思います（規制や検閲がありますので。どの国でもスポンサーがあってのドラマだと思うので規制や忖度がないドラマはないと思いますが・・・）
でも、大きな災害、天災、その起こった場所でその恐怖に立ち向かう人たちの姿はどこでも、誰でも、変わらず素晴らしく、その勇気や奉仕する姿にはとても力付けられ心を動かされます。
世の中は美しいものばかりではないと重々分かっていますが、私は日々、愛や美しさを求めてドラマを観ているドラマファンなので、とても良いドラマだったと思います。
災害の多い国に住んでいますので、色々な教訓にもなると思いました。
（画像：出典 百度百科）
