ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

棋魂 Hikaru No Go ★4

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胡先煦(フー・シェンシュー)さん、张超(チャン・チャオ)さん、郝富申(ハオ・フーシェン)さん、主演の青春囲碁ドラマです。全36話。

 

胡先煦(フー・シェンシュー)さん、子役出身の俳優さんでたくさんのドラマに出演されてますが、私はお初でした。「琅琊榜之風起長林」「如懿传」「原来你还在这里」と日本上陸しているドラマにも出演されてます。余談ですが、百度の交友欄に前女友とあり、二十歳にして元カノがいたことにビックリ!(若いのに交際を公にするなんてやるな~と)

张超(チャン・チャオ)さんは、「罪案心理小组X」を視聴しました。今ドラマは特殊メイク(でいいのかな?)ですので分かりにくいとは思いますが、とてもイケメンです。

郝富申(ハオ・フーシェン)さんは新人さんですね。

 

 

このドラマ上記ポスターでお分かりかもしれませんが、「ヒカルの碁」の実写ドラマです。日本でも話題になったのでご存じの方も多いかと思いますが。

しっかりとしたリメイクだと思われ(←失礼が過ぎますが、著作権には緩いお国柄なのでちょっと心配に)、配信公開にあたり、ほったゆみ(原作)先生と小畑健(漫画)先生が、Weiboの公式ページにコメントを寄稿されていたとか。

エンディング曲もアニメのエンディング「ボクらの冒険」が使われています。ドラマのラストにかぶってはいるあのイントロ(あんまり見ていなかった私でも、アニメを思い出しグッときます)すごく良かったです。

 

というわけで、あらすじは大幅割愛しますね。

主人公進藤ヒカルが 時光、藤原佐為が 褚嬴 、塔矢アキラが 俞亮 となっています。時光が古い碁盤に触れたことで、南北朝時代の天才棋士褚嬴の霊に出会い、興味のなかった囲碁を知り、トップ棋士を目指していくという、原作通りのストーリーとなっています。

 

 

このドラマの私の一番は

 

藤原佐為こと 褚嬴さんが素晴らしかった、です。

 

何しろ特殊メイクの登場で(中々のインパクト、原作への愛だとはおもいますが)、受け入れにくいのですが、一端受け入れてしまえば、もうその魅力の虜。

ドラマが進んで行くにつれてまったく違和感がなくなり(私は)、見事な実写化になっていたと思います。

300年ぶりに蘇り、囲碁のことしか考えていず、子供の時光に囲碁を打たせて~とねだり、悲しみ、その悲しみで時光は吐き気を催しちゃう。

レーシングカーに夢中の子供らしい子供の時光が、ほだされて囲碁の出来る所を探し、天才少年棋士俞亮と一局、囲碁を打つことに。

このどっちが子供か分からないやり取りがよく、無邪気な褚嬴が可愛い。

そして、この後にやって来る一回目の別れ、

何年も闇の中にいて蘇り、また碁が打てるうれしさでいっぱいの褚嬴に、自分が打っているわけでもないのに、本気の俞亮を傷つけた気持ちで苦しくなった時光が、更に何年も神の一手を探求する事実を知り、その怒りが爆発します。

その言葉で自分のエゴで白子虬(本因坊秀策)を振り回していたのか、とショック受け傷ついた表情で佇む姿に胸が痛くなりました。

高校生になった時光の元に戻ってからは、二人の相棒感は最高。時光の成長を見守り、喜び、一緒に楽しむ、褚嬴がとても良かったです。このバディ感があって、終盤のあの別れの痛みが本当に身に沁みます(原作知っているので、もう時光に声を掛けたい気持ちでいっぱいに)。

 

このブログを何個か読んでいただいている方は、お気づきだと思いますが、私はかなりの漫画ファン。そして未だに少年、少女漫画が大好きです。

なので、子供の頃からずっと愛読している「ジャンプ」漫画にはなかなか強い思い入れがございます。そんな私が(←どんな私?)良かった、感動!と思うようなドラマでした。

原作の世界観をいかして(裏切らず)、碁の世界を通して成長していく子供たちの姿がとても素敵で、見守る褚嬴も大人たちもとても良く、すごくいい青春ドラマになってました。(強いて言うと、時光(ヒカル)のすごさが分かり難かったかなと。褚嬴(佐為)が先生をしているけれども、ヒカルの碁のセンスも天才的なんだというのが伝わらなかったかな~)

 

漫画の実写には色々な思いがあると思いますが、裏切られないと思うので、躊躇されている方もぜひ見てみて下さい(もし、裏切られたらスイマセン・・・)。

 

 

 

                (画像:出典 百度百科)