ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

心宅猎人 Psych-Hunter ★3

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侯明昊(ネオ・ホ)さん、 祝绪丹(ジュー・シューダン)さん、刘冬沁さん、出演の民国時代のミステリーもの(?)です(何ジャンルなのか、ちょっと??です)。全36話。

 

侯明昊(ネオ・ホ)さん、初めてお目にかかりましたが、「嫌疑人X的献身」(中国版映画「容疑者Ⅹの献身」に出演。そのキャストからカナ名を書きましたが、正確かどうか微妙です・・・)「镇魂街」「怒海潜沙&秦岭神树」(「盗墓笔记」シリーズ)に出演されてます。

 

祝绪丹(ジュー・シューダン)さんは、「谈判官」を視聴しました。

刘冬沁さん、初めてお目にかかりました。若手男優さんでドラマの出演作も少なからずありましたがまだお目にしたことがなかったです。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

江烁 は記憶を失くして倒れている所を、雑技団(大道芸のようなもの)の団長に救われ、そのまま雑技団で暮らしながら、風水を使った不動産業をしています。また、すごい催眠術も使えて、これを用いて人の深層心理に入り込んで、悪夢払いのようなこともしています(家の霊を払う?かな?)。

ある日、江烁は連続殺人の容疑を掛けられ捕まってしまいます。真犯人から挑発するようなメッセージを受け取った江烁は、牢屋番の警官を催眠術で眠らせ脱走し、自分で真犯人を捕まえようとします。

その過程で、医者の 秦一恒 に助けられるのですが、この秦一恒は目的があって江烁に近づいています。その目的は行方不明の父を探すことで、父親の失踪に関わっている謎の人物 六指 を知っている江烁から六指の情報を聞き出す事なのですが、記憶のない江烁には何のことか分かりません。

記憶のないという江烁を信じたものの唯一の手掛かりである江烁と行動を共にする秦一恒です。

そして、連続殺人事件の別の容疑者が見つかりますが、気がふれたその容疑者から有益な話が聞き出せない江烁は秦一恒もつれて、その容疑者の深層心理(潜在意識)へと入り込みます。

秦一恒の幼馴染でもある女性警察官の 元慕青 とも協力関係になり事件の真相を追っていくことになります。

その後も、六指に導かれるように事件にあう三人。

その事件を解決しながら、失踪した秦一恒の父の事件、江烁の記憶、六指の正体といった謎に挑んでいきます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

民国時代の中洋合わさった時代美術と、深層心理の世界の美しい映像です。

 

ここ数年だけでも、すごい発展というか進化というか、華流ドラマの映像美はもうすごいと思います(お金もかかっているんだろうな~)。

実際の建物もすごいですけど、CGの技術も凄いですよね。

古装劇、史劇、ファンタジーと、実写なのに世界観が広がるすごい背景芸術だと、いつもうっとりとしてしまいます。

このドラマもその世界の表現が美しかった。現実と深層心理内を行ったり来たりするんですが、入り込みやすいし、見とれてしまいます。

江烁が催眠に導く道具、小銭がたくさん繋がったWind chimes(風鈴というより海外のシャラシャラしたもの)みたいな物があるのですが、これが「シャラチャラン~」と揺れる、催眠導入のシーンがとても好きでした。江烁が色んなポーズでやるんですよ、これがまた良かった(いつでも、どこでも「シャラチャラーン」。こんなに催眠を多用して大丈夫?と心配になりましたが、ラストまで観るとこの私の疑問にも答えが)。

雑技団の感じや呪い、霊的な所などが、明智小五郎と少年探偵団の江川乱歩の世界観に通じるものがあるなと思ったり。

本筋は謎解きミステリーという感じは薄いですが、江烁と元慕青のほのかなラブラインがあったり、江烁と秦一恒の友情が熱かったりクスッとなったりと、テンポよく観れました。

最大の謎である、六指の正体が・・・じゃないといいなぁと願いながらラストの大詰めを鑑賞したのですが・・・

ラストはその上をいく結末になります。

(ええっ!!という驚きより、「をぅっ」と、固まる感じでした~)

さらに、ラストのラストは、「to be continued・・・」という幕が出て来てしまいそうな終わりでした。(でも華流ドラマは続きがないかもというパターンもあるので、どちらかな?あるかな、ないかな?あればいいな)

 

 

                 (画像:出典 百度百科)