ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

Until We Meet Again~運命の赤い糸~ เชือกป่าน

 

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『Until We Meet Again~運命の赤い糸~ เชือกป่าน』 ★5

 

ナタット・シリポントーン(フルーク)さん、ティティワット・リットプラスート(オーム)さん、主演の恋愛ドラマですね。

ナタット・シリポントーン(フルーク)さん、日本語での Wikiがあるので、日本でも知名度がある俳優さんなんですね。映画やドラマでご活躍中の模様(浅い知識を書いていて、ちょっと居たたまれない。タイドラマに詳しい方、スイマセン)

ティティワット・リットプラスート(オーム)さんの方はこのドラマで人気が出た方(本国でも、アジアでも)なのかな?。身長が186cmあるそうで、相手のフルークさんが170cmだということですが、ドラマを観てますともう少しあるような気もいたしました(フルークさんの華奢なお身体の賜物かもしれません)。

 

 

このドラマのあらすじは

 

前世の記憶を持つ パーム は夢でずっと誰かを探し求めています。大学に入り、友達の入部した水泳部を見学に行ったとき、水泳部の部長の ディーン を見て一目で探していた人だと思います。ディーンもやはりずっと誰かを探していたのですが、パームを見て見つけたと思います。

そして、急速に仲良くなる二人。

二人の距離が近くになるにつれて鮮明になっていく前世の記憶。

前世のパームはインと呼ばれ、ディーンはコーンと呼ばれています。二人は恋人同士だったのですが、同性愛を認められない両家の父親に反対され、ディーンが拳銃で自殺、その後を追ってインも自殺していた記憶まで体感するようになります。

前世の気持ちを追体験するように急速にお互いを好きになる二人と、その前世であるインとコーンの辛く切ない恋愛が交差しながらお話が始まって行きます・・・

 

 

このドラマの私の一番は

 

前世の二人の記憶を体感して流す、パームの涙です。

 

パームは感受性の強い繊細な男の子で、断片的なインの思いを夢に見るたびにうなされていて、悲劇の日に雨が降っていたので雨の音が嫌いで、拳銃の音に似ている大きな音を怖がっています。

ディーンと出会い、お互いに惹かれ合えば合うほど、過去の記憶が押し寄せるようになるのですが、記憶のフラッシュバッを見た後、見開いた瞳からツーと頬をつたう涙が美しくてグッときました。

ディーンは一見冷たくも見える真面目で優秀な青年で、前世の記憶のことにも冷静に対処しています。夢が本当に記憶の断片で自分がコーンという人物だと確信すると、コーンとインという人物を調べ始めます。

そしてコーンとインが亡くなって30年だと分かります。その上過去の二人が現代の二人と繋がっていることも分かっていきます。インとコーンが亡くなった事で家族に残した悔恨を、パームとディーンが癒していくことになっていきます。

この絡み合った糸が解けていく様子にも涙涙でした・・・。

私個人の事ですが、身近な大切な人を急に亡くした後の、あの時ああしとけばなという思い、小さい棘が刺さったような痛みですが、チクチクと痛み続けます。

このドラマの父親たちのように同性愛をどうしても受け入れられない、その事で息子を亡くしてしまうような大きな後悔ではなくても、やり直せるならもう一度と思う気持ちが、痛みが身に染みて、残された家族が癒されるシーンは本当に感動しました。

 

もちろん、恋愛部分も素敵でした。

なんといってもこちらは、ディーンのスーパーダーリンっぷりに胸キュンしっぱなしです。これぞスパダリです。

パームを見つめる全身からあふれる「可愛い奴♡」感。無口な男なのですが、語ってます、全身で。

また、パームが可愛すぎるので致し方ないのですけどね。このパームくんが可愛いけどしっかり者ですごく良かった。

カップル登場しますが(もう1カップルいますがこちらは出番のボリュームが少ないので)、どのカップルも良かったです。

 

このドラマ、「ラブ・バイ・チャンス」というドラマの制作陣が作った作品ということでこちらも視聴したのですが、こちらは怒涛の恋愛劇でした。

私には(あくまで私の感じ方です)これぞ「やおい」だと。

今はすっかりBLというジャンルが確立していますが、ひと昔前は「やおい」でしたよね?(誰にきいてるの?ですが)。漫画好きな私なので、どっぷりではなくても見知っている青春時代。同人誌などを勝手につくり(私は軽めの読者)、二次的妄想に自分でニヤニヤしてしまう(自分を満たす)そいうジャンルでしたよね?(だから、どなたに?)

そんな「や(山なし)お(落ちなし)い(意味なし)」でもいい、いやむしろそんなものは邪魔だと、好きなキャラが好きな人と幸せになってくれればいいという、熱い思いの塊を思い出しました。

「お前の頬は柔らかそう」とサワサワしたり、「この感情が何だか分からないけどキスしたい」と思いの丈をぶつけたり、「えっ」いきなりロッカールームで!とか。何この展開と突っ込みつつも目が離せないっ。

こちらはそんなドラマでした。

 

興味のある方は、両方とも会員になっていれば無料で見られる配信元も多いです。制作陣が同じということで、役者たちが重なって出ていますので(カメオ的にちょっと出演な方とかも)「ラブ・バイ・チャンス」を見てから見るのもいいかもしれないです。

 

でもハードなシーンが苦手な方は(セリフなどもちょっとエロくなまめかしいです)「運命の赤い糸」のみお楽しみください。