ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

贅婿 ~ムコ殿は天才策士~ 赘婿 My Heroic Husband

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『赘婿 My Heroic Husband』 ★4

麒麟さん、宋轶さん、主演の古装ドラマです。全36話。

 

麒麟さん、初めてお目にかかりました。「庆余年」に出演されてます。

 

宋轶さんも初めてです。こちらは出演作品も多数あるようですが、まだまだ視聴歴が浅いので・・・。

宋轶さんも、「庆余年」に出演されています。

このドラマ「庆余年」に出演されていらっしゃる俳優さんが、多数出演されているようです。「庆余年」をご覧になった方にはその辺りも、面白く感じるのでは?と思ったりします。(初っ端に张若昀( チャン・ルオユン)さんがチラッと出てきたりしてました。好きな俳優さんなのですが、すごく痩せられたように・・・見えました。)

 

 

このドラマのあらすじは

 

現代で一人の作家が小説を書いています。そこへ編集者から電話がきて、連載を終わりにしろ、という話をします。コメディなら話を続けられると言う編集者。

どうしても、今書いている小説(金融か?企業か?は分かりませんが、派閥争いのような内容なのかな?)の主人公をまだ生かしたかった作家は、その主人公のままコメディを書くと約束して、死んでしまった主人公が過去へ~という、タイムスリップというか転生する話しを書き始めます。

ラノベではやりの転生もの。私は「転スラ」しか読んだことはありませんが、社畜が過労死してハイスペックに~という導入が多いとか。転生するところは異世界なので今作とは違いますが、そんな香りも少し感じたり)

そして、ドラマは小説の中、主人公が過去へ転生した所へと移ります。

死んだと思ったのに目覚めた 宁毅 は自分が過去へ来たことに驚きます。でも、頭がいいのですぐに順応して状況を確かめます。

そして、自分が宁毅という名で、結婚式を控えた苏家の婿のだということを知ります。

どういう事かは分からないが、別の人生を生き直すチャンスを得たなら、この人生を謳歌しようと決める宁毅です。

だけど、花嫁がおばあちゃんだと知ると(花嫁の代わりに衣装の試着をしている乳母を見てます)苏家を逃げようとします。結局広い苏家を出ることが出来ず、隠れ場所で家族会議が繰り広げられ、この結婚が お嫁さんである 苏檀儿 が苏家の稼業の衣服屋を継ぐ条件であるということを知ります。
女性であるというだけで信用を得られず、攻められている 苏檀儿 に同情するも、流石に年が離れすぎてると隠れたままいるのですが、ハプニングがあり見つかってしまいます。

そして、本物の苏檀儿を見て、俄然やる気になる宁毅。女性だから出来ない事などないと力説して、苏檀儿を庇う宁毅。知っている宁毅と人が違って見える苏檀儿ですが、頭の怪我で記憶がおかしくなったと聞いているので納得します。

翌日、この結婚が契約結婚だと知らされ、貧乏な宁毅に一生生活を保障する条件で結婚するという話になっていたと聞き、自分の見た目で苏檀儿のような美人と結婚できるようなうまい話はなかった、と納得して結婚を改めて承諾します。

そして、苏家の婿として、苏檀儿が家業の衣服屋の掌印を貰えるように協力していきます。

商売の知識が豊富で、驚くような手法で、自分を応援して支えてくれる宁毅にどんどん惹かれて行く苏檀儿と、織物染物の知識が豊富で商才もあり美人な苏檀儿に惹かれて行く宁毅のラブラインと、どんどん大きくなる苏家のお店と始まって行きます・・・

 

 

このドラマの私の一番は

 

コミカルで痛快なお話展開です。

 

お店の新作の発表に合わせて、苏檀儿の才能を疎ましく思っている、叔父といとこが邪魔してくるのですが、それをやり込める様子とか、恋のライバルでもあり、お店の商売敵でもある  乌启豪 と何度もやり合う所とか、とても面白かった。

このお店を成功に導いていくところ、その後、皮蛋(ピータン)で新しい商売を展開していく所、やられたように見せといての逆転劇、良かったです。

お店の推し衣装の発表会(ファッションショー)のシーンがまた美しかった。スッポトライトやワイヤーアクションなどを使って魅せる演出なんですが、綺麗でした。

 

ちっこくてチンチクリンな宁毅がカッコよく見える、苏檀儿と共にどんどん惚れていっちゃいます。二人のカップル感もとても良い、可愛いです。

気持ちが通じ合ってからも、中々共寝に至らないことに業を煮やした苏檀儿が、色々試みて失敗し、結局離れの婿部屋に放火するところサイコーでした。

その一部始終を見ている宁毅と警護の 耿护院 のやり取りも可愛い。

そして、華流古装ドラマをこなしてきたので分かる、後半もこのままでいくはずないよね~膝を正さなければいけない展開がやって来るのよねというドキドキ感、と恐れ・・となるわけです。

でも、恐れていたほどではなく、コミカルな明るさは残しつつのシリアス展開に・・・でした。

でも、私の一押し耿护院が・・・悲しい結果に。↓この方。

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もう、泣きました。

耿护院の思い人に、遺品を届けに宁毅が行くのですが、その人は耿护院の事などほとんど記憶になく、思い出を辿りなら橋のたもとにすわり、別れを告げるシーンに号泣してしまいました。

後、宁毅が意外とキレると容赦なく残忍でした。

 

ラストに小説のライバルが過去に登場・・・そして現代へと画面が写り、PCの原稿に第二部へ・・・という締めくくりでした。

ドラマ的にも二部を匂わせるものでしたが、どうなのでしょうか?ですね。

とても面白いドラマでした。

 

 

 

                 (画像出典 百度百科)