ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

華麗なる契約結婚 从结婚开始恋爱 Begin Again

f:id:tyotto-manmaru:20210318095713j:plain

 

『从结婚开始恋爱 Begin Again』 ★4

 

周雨彤(チョウ・ユートン)さん、龚俊 (ゴン・ジュン)さん、主演のラブコメです。全35話。

 

周雨彤(チョウ・ユートン)さん、「皇后の男・相爱穿梭千年」を視聴しました。記憶も古くなっていることから、演じられた役だけは何とかという状態。。。松雪泰子さんに似てる(かな?)と思いました。

 

龚俊 (ゴン・ジュン)さん、「酔麗花 ~ エターナル・ラブ~・醉玲珑」「ロマンスの方程式・致我们甜甜的小美满」を視聴しました。未視聴ですが「绝世千金」「看见味道的你」に出演されてます。もう、人気俳優さんですよね~。とにかく色白、輝く白さ、そして鍛え上げられた肉体の持ち主。お顔は可愛いのに~腹がすごい。

 

 

このドラマのあらすじは

 

鹿鸣集团の会長の娘でゼネラルマネージャーでもある 鹿方宁(女主) は自身の夢で使命でもある新ブランド(家具の)の立ち上げに全精力を注いでます。

でも、前途多難で女であることが気に入らない役員たちの賛同を得られないでいます。主だった役員の半数の票がないとブランドが立ちあげられないことから、中立派の役員を懐柔するために動いていますが、難航しています。

そのうえ父である会長からも、結婚して一年以内に子供を生めば、協力してやると言われてしまい、その条件に乗ることにします(自分に自信があるので、そのくらい簡単だわ、と)。

そして、めぼしい相手を探すのですが、自分に釣り合う男がいません。

そんな時、産休を取っている女性役員を懐柔しようとお見舞いに行った病院で会った、医者 凌睿 にまた出会います。

凌睿は容姿、職業、人柄、どれをとっても理想の男だと思い、結婚を申し込みます。もちろん本気にされず相手にされないのですが(初めて会った時に着替え中の凌睿を偶然見て「素晴らしい腹筋ね、さあ着替えない」(そんな感じ)と着替えをガン見しているため、凌睿の印象は最悪です)、猛烈にアタックをしていきます。

色々やる(やらかす)が、どれもスルーされてしまう中、凌睿のおばさんが母違いの弟 鹿方宇 に400万元の借金をしていることを知り、それをネタに契約結婚を申し込みます。

今度こそ絶対に大丈夫だと踏む 鹿方宁 ですが、これにも微塵も心を動かされず、返済は必ずするという 凌睿です。

何でもお金で解決しようとする 鹿方宁と相いれない 凌睿ですが、新ブランドに掛ける 鹿方宁の真摯な態度と気持ちに心が動かされます。そんな時、子供の時の鹿方宁の写真を見て、子供の時自分の心を救ってくれた少女だと気づきます。

なので、鹿方宁の手助けになるならと、一年間の契約結婚に応じることにします。

鹿方宁の方は、父の助けを得るために結婚が必要という話はしていますが、子供のことは(さすがに)隠して結婚します(結婚してしまえば自分の魅力で何とかなるだろうと)。

結婚後も鹿方宁に振り回されながらも、二人の距離と気持ちが近づいてと、結婚後恋愛が始まって行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

常に自信に溢れた、霸道女总裁 鹿方宁 がとても魅力的だったです。

 

自分の生まれも容姿も全てを武器に、仕事に全力で打ち込む姿がカッコイイ。常に上からの物言いですが、仕事には手を一切抜かず、仕事ができる。やっかみなど何とも思わない清々しさ。

凌睿に対しても、わがままで自分勝手なのですが、その言葉、態度にはうそがない。常に率直にストレートに攻めていきます。

前半の分かりやすい鹿方宁のお色気作戦が可愛いですし、それをシレっとかわす凌睿とのコミカルなやり取りが面白かったです。

凌睿への気持ちも鹿方宁にとってはすべて本気なのですが、気に入った、好きになったから結婚した。たとえそれが一年の契約結婚だとしてもそこに矛盾はないのです。

凌睿とは愛、結婚、の捉え方、価値の置き方が違うだけなんです。

(凌睿への告白シーンで「我爱你 サランヘヨ ありがとう コップンカー ボンジュ(←ここは違うかも)」というセリフがあり、「途中からあいさつじゃん」、と思わず突っ込んだ)。

 

でも、凌睿と暮らすうち鹿方宁にも愛がどういうものか分かってくるわけです。

そして、本当の夫婦にとなります。

二人の甘々イチャイチャが可愛かった~、ドラマですのでもちろんこの後別れがやって来るわけですが・・・

 

このドラマ、定番の霸道恋愛ものの逆転バージョンなんだね、と思って観てました。

社長と秘書とか、一般社員とか、色々ありますよね(凌睿は医者ですが、父親が早く亡くなっていてお金には苦労して育っているし、お家的には格差がある。おばさんの借金400万元も凌睿のお給料が月1万5000元との会話の後は、いったいどうやって返済するつもりだったの?おいっと思いましたが、後に投資でガンガン儲けてました。投資って、凄いな!と)

働く女性、経済力のある女性、女性が主導権を握るストーリー展開が観ていて気持ちが良かったのです。

ただ、ですね(私は)別れの後の展開が。

鹿方宁の会社絡みで、それに凌睿を巻き込みたくない鹿方宁が一方的に身を隠す(引く)別れなのですが、別れた後、鹿方宁は妊娠を知るとなります・・・そして流れる月日が六年なんです。

ここ、ここがですね、六年は長いなと。

凌睿がとても心優しく、子供大好きな男性だったし、何より嫌いで別れてないですからね、そんな人から子供の存在を隠す六年って長くない?(もう二度と会わないと決めていても)ちょっと凌睿可哀想過ぎない?とモヤっとしました。

鹿方宁も未練はあれど、寄りを戻したくて凌睿と再会したわけではないので、自分勝手な感じはしないし、子供のことがバレてからも自分が間違っていたので、凌睿の言い分を聞いているのでイヤな感じではないのです。だから、ハッピーエンドの展開には何の文句もないのですが、やはり六年は長いな~~と。

子供を持つ、妊娠に至る行為も含め、どうしても女性は受け身。妊娠中も、出産も、命に関わるので、女性が自分の意思、主体であることは素晴らしい(経済的に自立しているのだからなおさら)。でも、大切な人と育んだ命ですので、一方的な思いだけではなく、ちゃんと話あって、分かち合って欲しかったな~と思いました(ドラマですが・・・)。

 

 

                  (画像:出典 百度百科)