『Fish upon the sky ปลาบนฟ้า 』 ★3
プウィン・タンサックユーンさんと、ナラウィット・ルートラコム(ポンド)さん主演のラブコメです。全12話。
プウィン・タンサックユーンさんは、「Cause You're My Boy」「The Gifted Graduation」というドラマに出演されているようです。
ナラウィット・ルートラコム(ポンド)さんは、新人さんとのこと。
(タイの俳優さんは簡単に調べた範囲での紹介となっていますので、間違いがあるかもしれません。俳優さんの名前はウィキペディアを参考にしております。もっと詳しいブログがたくさんあると思いますので、詳しく知りたい方は調べてみてくださいね~)
このドラマの簡単なあらすじは
Piは高校時代にいじめられて以来、暗い高校時代を送っていました。大学の歯学部に進学してからも、孤立した生活送っていますが、リア充など必要ないとうそぶいています。
そんな時、突然の雨に傘を貸してくれた Mueang Nan に一目惚れしてしまいます。それからはMueang Nanを見たいが一心で彼を追いかけます(ストーカーぎりぎり)。
でも、Mueang Nanの側にはいつも Mork という医学部生がいっしょにいるのです。Mork もMueang Nanのことを狙っていると思い、ライバル視するPiです。
最近様子がおかしい事を心配され、兄 Duenに恋の相談をするのですが、Duenには相手に好かれたいならまず、見た目をなんとかしろと言われてしまいます。
Piは、好きなら見た目なんて関係ないはず、ちゃんと中身を好きになってくれるはず、と反抗します。Duenは、それなら何も言わないしたいようにしろ、自分で気づけとPiを突き放します。
その時SNSでMueang Nanが行きつけのバーに行くと知ったPiは、それを証明してやるとそのバーへいきます。
バーへ行ったはいいが入り口で見た目でバーに入れて貰えないPi。そこへMorkが現れ自分の連れだからと一緒に入ってくれます。
店の中でMueang Nanを見つけて嬉しそうなPiにMorkは一緒に写真を撮ってやるといいます。喜んで写真を撮ってもらうPiですが、その写真をSNSに載せてタグ付けすると、すぐにMueang Nanにこんなダサいやつ似合わないと、批判がいっぱい寄せられます。
PiはMorkが自分に恥をかかせるためにわざと写真を撮ったと怒りをぶつけます。
そんなつもりは全くなく、ただPiを喜ばせたかったMorkはショックを受けます。
そして、今日一日見た目がダサいと馬鹿にされ、高校時代のいじめも思い出したPiは自分を変える事を決意します。
大学に入ってから友達は一人もいないPiですが、「隣の学部の人」という顔もわからないチャット相手がいます。実はこの相手がMorkで(ちょっと存在を隠した相手という演出ですがすぐわかるので)MorkはずっとPiに片思いしているのです。
Mueang Nanのために眼鏡を外し、歯の矯正を取り、ヘアスタイルを変えて(もともとスタイルがいいので)今どきの若者に変身した、PiとMorkの恋の様子が描かれていきます。
このドラマの私の一番は
「俺は堂々としていたいんだ。周りの目なんか気にしないでお前を愛したい。恋しくなったら抱きしめたい、疲れた時にはキスしたい、誰も気にせず手を繋ぎたい。でも選ぶのはお前だ。お前がどうしたいか決めてくれ」(自動翻訳さんのセリフを少し変えました、セリフの内容は合っていると思います)です。
Piに片思いしていたMorkは、初めは友達でもいいから仲良くなりたいと思い、Piに接しています。が、恋のライバルだと思い込んでるPiのため、距離を詰められないでいるのです(反応が可愛いのでついからかってしまっているMorkのせいでもあるので自業自得の面も)。
そんなMorkの一途で真剣な思いがやっとこさ伝わり(Piもストーカーギリギリ行為ですが、Morkさんはもう完全にストーキングじゃない?という見守りでPiを見つめていらっしゃいます)
そんなMorkの熱い思いが実り付き合うことになる二人ですが、人気者のMorkに対して、自分に自信がなく、釣り合わないと他人の目を強く気にしてしまうPiは、付き合うことを公にするのを嫌がり秘密に(バレバレなのですが)してくれと言います。
Piのしたいようにそれに付き合うMorkですが、二人のファンに写真を撮られSNSに載せられてしまい、また批判を受けるPi。またすっかり自信を失くしてしまいます。
そんなPiに対して、Morkが自分の思いを伝えるセリフなのですが、ストレートな強い言葉、思いに「ギャーっ」カッコイイ、ステキ過ぎるとなってしまいました。
全体にコミカルな展開で、Piの抱える劣等感にどっぷり浸かる演出ではないので、Piの頑なさにちょっとMorkが可哀想になってしまうのですが、Pi自身も自分の弱さをちゃんと理解していて、励ますMorkに、「俺は弱くて、他人の事ばっか気にしいで、なんでもネガティブに考えてしまう。でも、どうしようもないんだ、お前のように強くないんだ」と気持ちを吐露するシーンではホロリとなってしまう。
日本ではここまで一般人がSNSに追い回される(学校での人気者が芸能人の様)ことはないとは思うのですが、SNS社会に生きる若者の生きづらさを考んがえちゃいましたね。
(タイドラの本数を少しこなしてきた私のあるあるの一つ。ゲイのカップルを追いかける腐女子(男子)たちがほぼいる。個性強いナイスキャラ多し)
ラストの風船のシーンはとてもステキでした。
Piに自信を持ってもらおうと協力するお兄ちゃんたちもナイス、Morkの再度の告白も、PiのMorkに対する思いも、沢山の風船に囲まれて・・・キレイなシーンでした。
最後にもう一つ、Morkに思いを寄せている友人 Bam役のプローイションプー・スパサップ(ジャン)さんという女優さんがいらっしゃるのですが、何本かのドラマでお見かけしていて、どのドラマでも美人なのにはち切れた演技を披露されていて、とても好きです。