ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

放学别走  Don't Leave After School

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『放学别走  Don't Leave After School』 ★3

 

李婷婷(リー・ティンティン)さん、姚弛さん、主演の青春ドラマです。全24話。

 

李婷婷(リー・ティンティン)さん、「僕は君の談判官 / 谈判官」を視聴しました。26歳でいらっしゃいますが、このドラマでは大人になった姿より、高校ジャージの方がしっくりくるなと。お若く見えますね。

姚弛さんは新人さんかな。ただいま配信中「你微笑时很美」に出演されています。こちらのドラマ、许凯(シュー・カイ)さん主演の e-sportsものなのですが、配信が始まった時はブロックがかかってまして、もう许凯(シュー・カイ)さんを無料で見ようとは虫がいいよね、と視聴を諦めていたのですが、ブロックが突然解除されまして、「やったー!」と15話まで視聴したら、再びブロックかかりました・・・そうよね、そうですよね。今の所視聴できている「千古玦尘」もいつブロックがかかるかとハラハラです(お願いテンセントさん、途中は止めて)。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

葬儀屋の娘  方学 は高考に1点足らず、三本ラインに入れず、浪人することに。浪人生を受け入れている学校に高4年生として編入します。

そこには色んな事情を抱えた浪人生たちが集まっていて・・・。

学校初っ端に排水口に落ちた靴を何とかしようとして(友達が薬品を持ってきた時点で嫌な予感しかしない見事なフラグ)、水道管を爆発させてしまう方学です。

そしてその後始末のため、使われていない校舎で勉強する羽目になってしまう高4生。原因を作った 方学は責められ、挙句に家業のことを持ち出され不吉だから関わるなとまで言われてしまいます。

怒ってくれる仲間をなだめ、 方学は自分のせいだから何とかする、と校長先生に直談判に行き、次のテストでクラス平均が500点を下回らなかったら撤回してくれる約束を取り付けます。

でも、もともと勉強の苦手な人が多い高4生たち。同じ浪人生だけど、大学の学部を変えたくて一本ラインの大学に受かったのにも関わらず浪人することにした 卫来 を高4教室に入れようとします(卫来はそんな事情で高3のクラスに編入する予定だった)。

色々手を尽くしますが(みかんをやったり、卫来が虫好きと聞きたくさんの虫を机に届けたり←もちろん虫たちは逃げ出します)卫来はうんとは言ってくれません。

そんなある日、バスケットコートで因縁をつけられている卫来を助ける方学です。このことが問題になり退学をする決心をするのですが、尹老师(後に担任になる先生)と話したことで辞めないことにします。そして、卫来も、助けてもらったこと、初めの排水口の爆発の原因が自分とぶつかった事で靴が汚れたことだと知り、心を動かされ高4教室に編入することに。

こうして、高4教室の面々の色んな事情が絡みながら、再度の高考にむけての一年が始まって行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

勉強も大事だけど、青春も大事ですね。

 

頭がいいのに浪人してしまった生徒も数人いるのですが、基本は勉強が苦手な高4生。でもやはり社会にでるためや親の期待、将来の不安などがあるので必死に勉強と向き合います。

そんな高4生の仲間たちに次々問題がおこるのですが。。。

その一つ一つのエピソードがよかったです。

卫来は父親に黙って大学を辞めていて、進学し直すことは内緒なのです。でも、結局それがバレ、実家に連れ戻され監禁されてしまったり。

母親が高考の日に起こしてくれなったことで、高考を受けることが出来ず母親のことを信頼できなくなってしまった 成静。

その 成静に思いを寄せている情の熱い男 顾上。優しさからくる行動なのですが、考える前に身体が動いてしまう性格から困ったことに。

明るい5年生の二宝は大好きな憧れのお兄さんが事故で急死してしまう。

母親に内緒でモダンダンスをやっていた吴大猛は男らしくない自分に自信が持てず、悩み。

高3時代にテストの点数を改ざんした?(ちょっとよくわかってません)乔麦はそのことでずっと恐喝されていて、自責の念と恐喝の苦しさからどんどん追い詰められ。

そんな仲間たちの困難に方学は向き合っていきます。

そして卫来は方学の真っすぐさに惹かれ、何かと自分を助けてくれる卫来に方学も惹かれて・・・という淡いラブラインも。

学業ももちろん大事だけど、人を成長させるのは勉強だけではない、ほろ苦くも美しい(そしてちょっと照れくさい)学生という時代にしか感じられない青春が良かったです。

ラストは10年後の姿に。。。

濃密な一年を過ごし大学に入学に、そして社会へと出た方学と卫来。

自分の研究のため(考古学者)いつも忙しい卫来、就職して働いているがやりたい仕事はできず、上司からはセクハラ行為を受け疲れている方学。

夢を叶えたとしても、その先が楽しいだけのものではないという現実的な人生の続きが描かれてます。

成績の一番がすべての一番ではなく、大学入試は出発点ではあるが終点ではない。自分の人生を責任を持って歩いて行こう(という感じ?か)のメッセージと共に、お互いのことを思い合っている卫来と方学のインタビューが流れます。 

人生は長く良い事ばかりではないという終わりと、お互いを思い合っている二人の未来は絶対うまくいくだろうと、ほんわり思わせてくれる、ゆっくりとじわっとくるドラマでした。

 

 

                     (画像:出典 百度百科)