ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

流金岁月 My Best Friend's Story

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『流金岁月 My Best Friend's Story』★3

 

刘诗诗(リウ・シーシー)さん、倪妮(ニーニー)さん、主演のヒューマンドラマです。全38話。

 

刘诗诗(リウ・シーシー)さん、「射雕英雄伝2008」「宮廷女官 若曦 / 步步惊心」「風中の縁 / 風中奇緣」「女医明妃伝~雪の日の誓い~ / 女医·明妃传」「酔麗花〜エターナル・ラブ〜 / 醉玲珑」を視聴しました。観てますね~。「步步惊心」で華流ドラマにハマり、この頃はとにかく時代物のドラマが大陸でたくさん制作され、日本に来るのも時代、古装扮装ばかりで楽しく視聴してました。昨年「亲爱的自己」という現代ドラマに出演されて、私こちらはリタイアしてしまったんですよね。私のドラマ鑑賞はストレス発散なので、何にも考えなくて単純に楽しめる娯楽が強いものが好みです(サスペンスは別ですが)。ヒューマンドラマは映画で見るのが多い。ドラマのようにたくさんの話数(時間)のものだとちょっと重く、苦しくなっちゃうのかなと、自己分析してます。

倪妮(ニーニー)さん「運命の桃花 / 宸汐缘」「在一起」を視聴しました。映画に多く出演されてます。映画からドラマにとお仕事の幅を広げられましたね。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

蒋南孙 と  朱锁锁 は幼馴染の親友。比較的裕福な家庭で育った 蒋南孙。父子家庭で、叔父叔母の家で肩身の狭い思いをしながら過ごす  朱锁锁。

蒋南孙は大学に残り建築の勉強をさらにしたいと考えていて、恋人の 章安仁 との結婚を考えています。

朱锁锁は仕事を探していて、蒋南孙が頼まれたお使いごとを代わりにして、精言集团という会社に(蒋南孙の叔母の元夫 叶谨言が社長の会社)自分を売り込み面接をしてもらうことに。その時会った人物の 叶谨言の右腕だか左腕という話を信じて親しくなり、付き合うことになります。

でも、この男は 叶谨言の運転手で高価なプレゼントは会社のお金を使って買ったということが分かります。叶谨言の秘書 范金刚 からその話を聞きショックを受けますが、叶谨言に直接会い「貰ったっものは全部返すが、私も被害者だからお金で返して欲しい」と訴え、叶谨言は 朱锁锁の言った金額8万元をそのまま払ってくれます。

そして、その帰りに会社の営業担当 杨柯 にスカウトされ精言集团の営業部に入社することに。

蒋南孙の父はあまり裕福な家庭の出身ではない 章安仁を認めず、やたらにお見合いのセッティングをするようになり、元々父とはうまくいってない 蒋南孙と父はケンカが絶えなくなり、蒋南孙は家を出て章安仁と暮らすことに。

味方の母親は 章安仁の買ったマンションが小さいことから、隣の部屋を買い 蒋南孙に与え大学まで遠いことから車も与えます。格差があることを暗に示されていることに章安仁は傷ついているのですが、じっと耐えています。

杨柯にスカウトされた営業部で 朱锁锁はメキメキと仕事を覚えていきます。

杨柯は凄腕の営業マンでヘッドハンティングをされているのですが、その気があるかどうかを、詐欺事件の繋がりもあり 范金刚にスパイするよう頼まれる 朱锁锁ですが、「杨柯を裏切ることはできない」ときっぱりその話を断ります。詐欺の時ちゃっかりお金を請求したことや、このことで朱锁锁が気に入り、その後何かと叶谨言は朱锁锁を助けて行きます。

そして、なんとか順調になった二人の生活ですが、株の売買をしている蒋南孙の父がどうやら株に失敗しているという不穏な空気が蒋南孙の家族の間に流れ始めます・・・

 

 

このドラマの私の一番は

 

朱锁锁と叶谨言の間の愛情です。

 

子供の頃から孤独で(叔父さん叔母さんがひどく冷たく接していたということではないです)温かい家庭を夢見ている朱锁锁。

精言集团に入って、杨柯の元で働きながら、父親が株で失敗、多額の借金を残し、その後自殺してしまうという、蒋南孙に訪れた最悪の事態にこれでもかと力を貸し、本当にできる限り蒋南孙を助けます。

蒋南孙は朱锁锁がいなければ本当にダメになってしまっていたでしょう。住む場所を与え、祖母の面倒を代わりに見て、そして崩れそうな心も支えてくれる。こんな友人います?とすごくカッコよく素敵なんです。

でも、その朱锁锁を支えているのが、叶谨言(と杨柯も)です(膨大な金銭面の問題はほぼ叶谨言が解決した)。

叶谨言が朱锁锁を影から見守る愛情にとても魅せられてしまった・・・(そのすべてを実行する秘書范金刚がまたいい人で。朱锁锁とのやり取りがとても可愛かったです。叶谨言とのやり取りも可愛かった)

朱锁锁はそんな叶谨言を好きになります。そして叶谨言も自分を好きだと。

叶谨言が出張に誘ってくれた時、もうこれは愛情表現でしかないと、大はしゃぎしてすごい格好で出張先に向かうエピソードがとても好き。蒋南孙が冷静に、違ったら恥ずかしいからこれ羽織って、とショールを渡すとこも。

この出張で告白するも、玉砕してしまうのですが・・・この体当たりの朱锁锁の告白と涙が・・・心を打ちます。

叶谨言さんは、父と子ほどの年の差を気にして朱锁锁を受け入れなかったのかなと思ってまして、ラスト近くの今まで自分の築いてきたすべてを投げ打って朱锁锁を助けたシーンなど、こんなに好きならあの時突き放さなくても良かったのに~と、おじさんの不器用さに胸が痛かった・・・。

のですが、この後、亡くなった娘と、朱锁锁が同年同月同日に生まれたと分かります(序盤で軽いセリフがあるのですが、ちゃんとは分からない)。

亡くなってしまった娘に対する愛情と後悔が、叶谨言の朱锁锁に対する思いだったのです。ここで、ああ、本当に恋愛感情ではなかったんだと(ずっと叶谨言は自分を胡麻化していると思っていた)、私は思い知らされたのです。そして、叶谨言の一連の行為が無償の愛だと・・・なんだかとても、とても、しっくりきまして、感動しまして。

このドラマの主である蒋南孙と朱锁锁の友情も無償の愛。二人の友情も本当に素晴らしかったです。

ラブラインもあるのですが、メインは無償の愛のほうかなと。

 

そして、ドラマ内では蒋南孙と朱锁锁は小娘扱いなのですが、二人の中の方の醸し出すオーラが半端なく漏れ出していたため、小娘には見えなかった。出来る女感、凄かったです。

後、叶谨言が黒かった、松崎さん並みに。

 

 

 

                     (画像:出典 百度百科)