「ターン＆タイプ2 TharnType2 -7Years of Love-」 ★４
スパシット・ジョンチーウィーワット（ミュー）さん、カナーウット・トライピパッタナポン（ガルフ）さん主演のＢＬ恋愛ドラマです。全１２話＋特別編。
スパシット・ジョンチーウィーワット（ミュー）さん、「ターン＆タイプ」を視聴しました。その他にも出演作があるようですが、詳しくないので別の軽い情報を。俳優＋歌手として活躍されていて自分の事務所を立ち上げていらっしゃるそうです（芸能事務所の社長さんという事だと）。
シリーズ１がデビュー作の カナーウット・トライピパッタナポン（ガルフ）さんとはドラマのイベント以外、プライベートも仲が良いそうです。ファンへのサービスも群を抜いていて、ファンイベントで模擬結婚式をおやりになったとか、タイのＢＬドラマ俳優さんたちのファンサービスをちょっとかじりの私でも、感嘆するほど。素晴らしいサービス精神です。
このドラマの簡単なあらすじは
大学を卒業し社会人になったターンとタイプ。付き合い始めてからは７年の月日が経ちましたが、相変わらずケンカしながらもラブラブなカップルです。
ターンは音楽プロデュースをしながら、ネットで楽器販売をして、お父さんの会社の手伝いもしています。
タイプはスポーツ医学の道に進み、病院に勤め始めました（タイの大学の制度が分からないですがタイプはスポーツ科学部なる学部に通ってましたが、６年大学に通ったということですかね？４年＋大学院ですかね？）。
仕事に追われながらもお互いを気遣い仲良く暮らす二人ですが、ターンの兄トーンが婚約したのを切っ掛けに、ターンは自分たちも結婚したいとタイプに言います。
自分たちの関係を公にしたくないタイプは（家族にはカミングアウト済みで、親しい人には関係をオープンにしてますが、世間にまでオープンにする必要はないと思っている）、男同士での結婚なんて、とターンの気持ちを一蹴します。
タイプの気持ちを理解しているのですが、結婚してすべての人に自分たちの関係を知って欲しい、タイプを自分のものだと言いたいターンとは、この結婚の話題はいつも平行線でケンカで終わってしまうのです。
今のままで十分なタイプと、新たなステージに進みたいターンとのすれ違いと、タイプが仕事で抱える悩みと、タイプに猛アッタクを掛けてくる、心に傷を負った大学生フィアット（今現在「Don’t Say No -心が近づくとき‐」というスピンオフ作品が配信されてます）などが絡み、二人の７年目の試練が始まって行きます（イチャイチャですが）・・・。
このドラマの私の一番は
タイの出家という儀式です。
他国のドラマを観ていて感動するのはストーリーや俳優さん達ばかりではなく、その国の美しい景色や食事、歴史（史実とは違うかもしれませんが）習慣などたくさんあります。
今ドラマでタイプが出家をするシーンがあるのですが、日本だと出家は僧侶になることなので「これは、いったいどのような儀式で習慣なのかしら？」と興味を持ちまして、ちょっと調べてみました。
仏教国であるタイでは来世のために「徳を積む」ということが重要だと考えられていて、日ごろからお寺に行ったり、お布施をしたり、ボランティアに参加したりというのが大切にされているそうです（ドラマでも大学生である登場人物たちが、海の清掃や山間部の小さい学校などに行きます）。
その「徳を積む」行為の最大のものが出家することで、現在はだいぶ形が変わってきてはいるようですが、基本は３か月出家するそうです。
この出家という儀式は自分のための徳でもありますが、大きくは両親のために徳を積む、特に出家出来ない母親のために徳を積むという意味もあり、最大の親孝行と考えられているとのこと。（簡単に調べただけの知識なので、間違いがあるかもしれません。ご理解の上読んでいただければと思います）
最近だと「ソータス」に出演されていたシントーさんが出家され、近ごろ戻ってこられましたね。バラエティー番組（かな？）に出演されて、まだとても短い髪で、クリスさんと仲良しでホッコリでした。
ドラマの中でタイプは、ターンと派手にケンカした後実家に帰り出家するのですが、「孫は抱かせてあげられないけど、出家することは出来るから」と。ターンとはケンカして連絡も取れていない状態なのですが、ターンとのことを一生の関係だと考え、両親にも出来る限り尽くそうとしているタイプの姿にジーンとしてしまいました。
ターンにはきつい言葉でいつも噛みついてばかりなのですが、このドラマシリーズを通して、私はやっぱり天邪鬼な態度で分かりずらいけど、愛情が深いのはタイプのほうだと改めて感じた次第です。
頭だけではなく眉毛まで剃ったのにすごいイケメン（むしろイケメンが際立つ）タイプにうっとりです（眉毛はメイクの粗さがありますが）。
シリーズ１作目は本当にこの方々大学１年生？、という色気溢れるカップルでしたが、７年の年月がその色気に磨きをかけ、もうラブシーンは予想を裏切らない仕上がりになっていました（特別編でも存分にイチャコラしてくださいます。結婚式のシーン、すごいキレイでした。二人のタキシード最高。心からおめでとうございますと）。
社会人１年目のタイプがひどいパワハラ上司にいじめられまくってしまうのですが、タイプが我慢する姿が痛々しく、ターンにも「辞めれば？俺が養うから」なんて甘い言葉を言われれるも「俺は何でも逃げてきたから、逃げないでがんばりたい」という決意を見せてくれるのですが、（ターンに養われるかどうか置いといて）「逃げていいのよ～、むしろこんな上司からは逃げないと～」と。逃げることも大事ですからと。
