ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

Oxygen  ดั่งลมหายใจ

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『Oxygen  ดั่งลมหายใจ』 ★3

 

スパナット・ラオハパーニッチ(ナット)さん、チャナプーム・テーンウォン(ペッチ)さん、主演の恋愛ドラマです。全13話。

 

スパナット・ラオハパーニッチ(ナット)さん、1993年5月13日生まれの28歳。チャナプーム・テーンウォン(ペッチ)さん、1994年5月13日生まれの27歳。という、誕生日が同じ日というカップルさんです。お二人とも大学生が自然でしたので、お年を知って、あらっ、意外と大人なのねと。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

ある夜、ギーの働いているカフェに一人の青年が入ってくる。もう閉店時間だったがその青年 ソロを入れ、注文を聞きます。コーヒーとケーキを注文する青年の憔悴した表情にギーはコーヒーではなくホットミルクを差し出します。

「こんな夜中にコーヒーはダメですよ」と自分を気遣うギーの優しい笑顔に、ソロは一目で惹かれてしまいます。

翌日、大学のスター&ムーンコンテストの差し入れの注文にホットミルクを見つけるギー。ホットミルクは店のメニューになく、ギーがソロに特別に作ったものだったので、その注文を見て自分が差し入れを届けに行きます。

コンテストの練習会場で一人座っているソロを見つけ、優しく話しかけるギー、そのギーにソロは特別な感情を覚え、ギーの店に通うように・・・。

出会って間もないが急速に仲が深まる二人です。

テルチェーンを営む父親に跡継ぎとして厳しく育てられ、孤独を抱えたソロと、孤児で貧しく幼い時から働いてきたが養母に大事に育てられた、心優しいギーとの恋が始まって行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

ギー&ソロカップルの癒しロマンスです。

 

一目惚れ同士の二人が(そう断言していいかと)急速に仲を縮めていくのですが、状況だけを見ると本当に急接近なんですよ。距離が初めから異常に近いんです。コンテストの会場で再会した時に、ギーが差し入れを持ってソロの横に座るのですが、もうすでに恋人の距離間でしたね。

BLドラマであっても、いきなりあれは「近っ」と思わず突っ込むとこでしょう。

ギー先輩が天然系人たらしなのと、ソロくんの押せ押せで、もう2話目ぐらいから、恋人ですよね?という距離間で突き進みます。

ですが、二人の醸し出す雰囲気がとてもゆったりとしているというか、もう二人の世界なんですよ、すごいお似合いで、なのでいくらなんでも急すぎるでしょう?という感想にならなかったのです。

他のタイドラマにもいえるのですが、タイドラマって時間がゆったりとしてまして。人が慌てるシーンが少ないといいますか(むしろここ慌てるシーンでしょうという場面でもゆったりとしてます、言葉も口調も優しいですし)、一つの動作がゆっくりといいますか・・・穏やかで(時にのんきで)。

あれっ?私、低速かけてドラマ見てたっけ?と(逆に華流ドラマでは早口なのとセリフ量がワンシーンで多すぎて字幕が読めず、低速で見る事もしばしばです)確認してしまったりと。

このドラマ、ソロの孤独を前面に押し出した、もっと悲しみや辛さが直球で伝わるような作りのドラマにもなり得たと思いますが、癒しに重きを置いた穏やかで温かい演出が好きだなと。

捨てられた子犬のようなソロは、もうギー一筋なのですが、ギーは基本全ての人に優しい博愛的な所もあり、いい感じのライバルも現れ(もう恋人でしょうという行動の数々なのですが)ソロが嫉妬したりという前半を送ります。

そして後半のメインは会社経営者としてソロに帝王学を授けていた父とギーの対決があるのです。こちらのお父さん、厳しいが何が何でも二人を別れさせようとしているわけではないんです。でも、ソロは父親に嫌がらせされていると思い込んで、自分を止められなくなり・・・

ホテルに閉じ込められハンストしながらギーに会いたくて泣きじゃくり荒んでいく姿が・・・また良かった。

ぜひ、疲れ切った時はギー&ソロカップルを見て癒されて欲しいです。そんなヒーリング効果抜群のドラマでした。(バックでかかる音楽もヒーリング系

そして、サブカップルにも癒されます。

暴力事件を起こしたことから、黒い噂が絶えないプーに一目惚れしたカオがグイグイアッタクする様子がとても可愛い。完全に閉じ切っていたプー先輩の心の扉もそりゃ、開いてしまいますよねと、その素直な行動が本当に可愛かったですね。

 

そんな、ゆったりとしたラブストーリーでも、つい突っ込んでしまったお気にいりシーンをいくつか。

 

タイBLドラマあるあるのY(やおい)ガール。いつも犯罪行為ギリギリ(いやアウトか?)なんですけど。

ギーのお迎えに参上した、ソロの車がエグイ。←大門の車のドアの開き方っ。(分からない方は「西部警察 大門 車」で検索してみて下さい)。

タイドラマあるあるの高級車でのお迎えの中でも最上級でしたね。ちょっと調べてみた所(なので、間違っているかも)BMW i8 というお車でお値段は約2000万ぐらいとか。この車で迎えに来られてサラリと乗るギー、凄いなと。

ライバルが現れ、お互いに思いを告げ合う告白のシーンで、「お互い好きなんだから、付き合おう」というソロに「早すぎませんか?」というギー。←遅すぎるでしょう、もう付き合ってるでしょう?と。

そのギーの答えを聞いてソロが「じゃあ恋人じゃなくて特別な人でいい」「特別な人って?」「いつもそばにいてくれる人」←って恋人のことじゃないの?その後二人はチュっとキスをかわすのですが←二人の恋人の定義とはいったい?

少し長い期間離れ離れになることになったギーとソロ(結局なくなるのですが)。ギーが酒の力も借りてソロに迫ります。「しばらく会えないから寂しさを埋めることをしましょう」とソロを押し倒すのですが、←そこで!ものすごく痛そうなんですけど、大丈夫?という場所でした。

 

こんな二人の可愛い恋を堪能できるドラマでした。