『นิ่งเฮียก็หาว่าซื่อ Cutie Pie Series』★4
ジー(Zee)プルック・パー二(Pruk Panich)さん、ヌニュー(NuNew) チャワリン・プラーッピリヤウォン (Chawarin Perdpiriyawong)さん 主演の恋愛ドラマです。全12話。
ジー(Zee)さん、「WHY R U?」を視聴しました(感想書いてないです。ジーさん演じる主役カップルも好きでしたが、私はこのドラマのサブカップル サイファー &ゾンカップルにやられましたね。ワチャワチャなタイのYシリーズのラブコメにブッ込まれるラブシーンの濃厚さ、こちらのギャップが凄い作品でした)
ヌニューさん、ドラマは初出演とのことです。「DoMunDi」というグループで活躍されていて、YouTube「DoMunDiTV」ではよく歌を歌ってらっしゃいます。ZONEの「君がくれたもの」を歌ってました、透き通る声に癒されます。ドラマ内でもたくさんOSTを歌っているんですけど、そのどれもがその時のグアの気持ちとピタリで毎回グッときました。なかでも「 Change (เปลี่ยน)」とても好き。「Will you still love me (จะรักฉันอยู่ไหม)」もラストのリアンも歌う「 LOVE ใจรัก」も良いです。
このドラマの簡単なあらすじは
子供の頃、Kueaの祖父の強い勧めで婚約した、Kuea (グア )とLian(リアン)。(リアンのお家はグアの祖父の助けを借り商売を大きくしたという、恩があります)
祖父の勧めではあったものの子供の頃から、リアンのことが大好きなグアは結婚を心待ちにしているのですが・・・実はリアンに隠し事があります。
イギリス留学から帰国して(祖父の死を切っ掛けにかな?)タイの大学で勉強中なのですが、由緒正しいやんごとなき生まれのグアは、リアンがそういう由緒正しく、品行方正なお坊ちゃんの自分を好いて婚約してくれたとずっと思っていて、本来の自分を隠しているのです。
(本来の自分それは、スーパーバイクを乗り回し、工学部に通っていて、音楽が大好きで、キリンという名前でバーでドラムを叩き歌を歌い、Youtubuのチャンネルももっていたり、隠れ家も持っていたり、コース料理よりBBQ好きだったり、キッチリスーツよりラフな洋服が好き←後半は軽い)
自分が隠し事をしているのも苦しいのですが、グアはリアンが本当に自分を好きで婚約してくてたわけではないと思っているので、いつも型にはまったお決まりデートしかしてくれないリアンにどんどん不安が募っていきます。
そして、ある日リアンの真意を確かめようと、「僕が好きだから婚約しているんだよね?」と聞いてしまうのです。でもリアンは「結婚はするが、結婚に愛は必ずしも必要ない」(的な)冷たい返事を返すのです。
この言葉に傷ついたグアは「婚約を解消する!」と宣言します。
完全に両想いの二人が、ただただ、ただただ(二回言うよ、もう)言葉足らずで相手のことをおもんばかっているばっかりに起こる誤解を解きながら、本当の愛を築いていくお話です。
このドラマの私の一番は
とてもキレイなラブシーンの数々とそこに散りばめられたメッセージ、です。
拗らせアラサーリアンさんが、めっちゃ可愛い年下彼氏をとことん愛する、もう視線、手、言葉、すべてに愛がやっどてましたね。
主役のリアン兄さんもだけど、サブの拗らせ兄さんイーさんもね。もう一挙一動に愛が溢れてました。
お話自体はですね、拗らせた兄さんたちに振り回される可愛い彼氏さんたちが、(役の年の差は6才かな(?)。実年齢は10才ぐらいの差なんですね)兄さんたちを好き過ぎるあまり不安になり空回りしちゃうという展開。
リアンさんは何もかも知っているので(何でも徹底調査している自分のせいだと思うが)、もっと自分を信じて本当のグアを見せて欲しいと思っているわけです。どんなグアも大好きなんだから、と。でも、そんなことおくびにも出さないから、グアは愛されてないと勘違いして婚約を解消する、なんて思わず言っちゃう。
友人イーさんにも指摘され、やっと「やばっ」と気づいてからの、スパダリ怒涛の攻撃が凄かったですね。
エピソードによっては一時間弱の内、三分の二はキスしてたのでは?という驚きの甘々回もあったりと、とにかくラブシーン(とくにキスシーンね)がてんこ盛りでした。
そして、そのどれもがキレイでした。
18禁シーンもエロさよりキレイで見惚れちゃう、感じでした(タイドラマでは18禁シーンをNCシーン「NO CHILD、~RENかな」と呼ぶそう)。
極めた美しさからはエロさを感じない、その昔シルベスター・スタローンとシャロン・ストーンのラブシーンを見て「彫刻みたい」とまったくエロさを感じなかったことを思い出したり(←ちょっと違うが)。
そんな素敵なラブシーンの数々に魅せられながらも、この作品は終始一貫、同性婚の合法化についてのメッセージが添えられています。この強く発せられてなく、添えられてる、散りばめられてるという感じが、とてもいいなと。ラブコメにちゃんと織り込まれている、素晴らしい塩梅、楽しみながらも、ちゃんと考える、。
タイはLGBTQ先進国ではあれど、合法化は足踏み。アジアでは台湾だけですからね、日本なんて・・・。でも、先は長くてもそこへ向かって行こう、というメッセージが・・・届きましたね。