ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

花朝秋月夜~時をかける愛の音色~ 花朝秋月夜 Love Behind the Melody

 

『 花朝秋月夜 Love Behind the Melody』 ★4

 

吴崇轩さん、 包上恩さん 主演のタイムトラベル古装劇です。全24話。

 

吴崇轩さん、「贺先生的恋恋不忘」「热血神探」を視聴しました。現代物、民国物、そして古装と見ましたけど、どれもカッコイイですが、古装扮装カッコ良かった、好きです。

包上恩さん、初めてお目にかかりました。綺麗な女優さんですね。背も高くスラっとしてらして、2002年生まれだそうで、まだ二十歳。活躍が楽しみな女優さんですな。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

琵琶演奏家の 李飒飒 は演奏会の最中に眩暈を覚え、幻聴が聞こえます。そのまま意識が遠のいて行くのですが、気が付くとまったく知らない所にいるのです。

信じられなくても古代に来ていると自覚した 李飒飒 は時空の穴がまだ開いているのを見て、現代に戻ろうとするのですが周りの男たちに止められ戻れません。

連れられた部屋で持っていた琵琶に触ると、そこからその琵琶の持ち主の思いが伝わってきます。そしてその人の書いた日記を読み、酷い夫と別れ、初恋の人と思いを遂げ結婚したいという彼女の願いを知り、そして自分の琵琶と彼女の琵琶が一緒のものと分り、この琵琶を通してこの時代に召喚されたと理解するのです。

現代に戻るには彼女 李茹娘 の思いを叶えるしかないと悟る 李飒飒は、琵琶を奪おうとした男たちから逃げ、彼女の初恋の人を探すことにします。

火事で 李茹娘を助けたその男には首の後ろにやけどの跡があり、琴の演奏者で年齢も同い年ぐらいということが分かっているだけです。

都に出てきた 李飒飒ですがどこから彼を探していいか困っていると、右教坊(楽団といったところかな)という所で楽器演奏者を募集しているのに出くわします。

ここで寝る所と食べる物が解決できるかもと、右教坊に入って行く 李飒飒です。

選考会の様子を見ている時に誤って二階から落ちてしまう 李飒飒ですが、この右教坊の掌管人(演出家 or ディレクター) 陆景年 に助けてもらいます(空中で抱き止めてのクルクル、ちょっと久々かもと)。

陆景年が 李茹娘の思い人に当てはまると思った 李飒飒は首の後ろの火傷の痕を確認します。火傷の痕がなかったのでさっさと次を探そうと行動することにします。

でも、琵琶を狙っている男たちがまた現れたので 陆景年を利用して琵琶を守ってもらおうとします。陆景年も自分が利用されているのが分かったうえで 李飒飒が何を狙っているのか気になりそれに付き合うことにするのです。

李飒飒は琵琶を狙っていたのが、浮気者の酷い夫だったと言うことを知り、まずはこの夫と離婚するために行動を起こすことにします(夫との離婚も 李茹娘の願い)。

陆景年の助けもあり夫と離婚が成立し、現代の琵琶の演奏法や技術を持つ 李飒飒は、右教坊とライバル関係にある 左教坊 苏宗辰 からもスカウトされ、二人を競わせた挙句 左教坊に行くことにするのですが、陆景年の首の後ろに火傷の痕があるのを見つけるのです(見えない様に隠していた)。しかもその傷が火事で女の子を助けた時に出来たと知り、初恋の相手が 陆景年だと思い込みます。

助けてくれていたが、何かとしてやられ鼻についたので嫌っていたですが、帰るために 陆景年と結婚しなければと 右教坊の演奏者となり 陆景年の気を引くためにあれこれ手を尽くす 李飒飒です。

 

 

このドラマの私の一番は

 

古代で 李茹娘の願いを叶えることが出来ず消えてしまう 李飒飒と陆景年 の別れのシーンです。

 

始めは、似た者同士過ぎて(頭、容姿も良いと自覚していて、またそれに自信もある。計算高く、素直には行動できないなど)バチバチとしている二人ですが、お互いの事を良く知ってしまえば、惹かれ合うのは時間の問題だったわけで。

楽家としてもお互いを高め合っていきます。(仲良くなった二人が月を見ながら演奏するシーンもステキでした)

でも、陆景年には、平民も演奏家として教坊に入り演奏できるという、やり遂げたい使命があり、そしてこの使命が命の危険もあるという、大きな夢で(法で平民は教坊に入って演奏出来ないと決まっていて、そこを変えようとしている。この法があるため、平民の演奏家たちは虐げられている)。

その使命も共有して、二人で協力し合っていくのですが、その使命を持つことの切っ掛けとなった事件が、二人に暗い影を落としていくことになるのです。

事件絡みでの別れを乗り越え、愛を確かめ合った二人。これで、すべてがうまく行くとなった時に初恋の相手が 陆景年ではないという事実が分かります。

(視聴者には序盤から、アレ?これ初恋の人 陆景年じゃないのでは?と思わせる様になってます)

李茹娘の思いを叶えるための期限も迫っているし、陆景年を愛してしまったので初恋の人を今から探して結婚するなど、無理だと、一人古代の世界から消えて行く覚悟を決めた 李飒飒。その思いを受け止める 陆景年。皇帝の前での演奏会にすべてを注ぐ二人。

演奏の途中で消えかかる 李飒飒を支え、二人で琵琶を演奏する。

この二人の演奏の様子がとても良かったです。

一緒にいたい想いを押し殺して、演奏する姿が美しかった。綺麗な二人の姿にギュッとなりました。

 

ラストの締めも現代で 陆景年(生まれ変わり、という感じでいいのかしら)に会う、という綺麗にまとまった形でした。

落ちてくるとこ助けてクルクルもですが、もっと見なくなっていた、唇だけの(どんだけ寄るの?という)キスシーンがありました。華流ドラマにハマり初めの頃、この演出って誰が得なのだろう?と思ったもんです。画面いっぱいを占める唇たち・・・久々見たら何だかうれしかったです(←どういう気持ち?)。

 

 

                     (画像出典 百度百科)