ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

致勇敢的你  To Be A Brave One

 

『致勇敢的你  To Be A Brave One』 

 

邓家佳(ドン・ジアジア)さん、官鸿(グアン・ホン)さん 主演の恋愛ドラマです。全36話。

 

邓家佳(ドン・ジアジア)さん、「 バーニング・アイス -無証之罪-  / 无证之罪」「通天塔」を視聴しました。出演作が一気に公開になっているのでお目にかかる機会が増えてて、もう一本今視聴時始めてまして、すごく見てます。

官鸿(グアン・ホン)さん、「流星花园2018」「穿盔甲的少女」「玉昭令」を視聴しました。どの作品を見てもとにかく輝きが半端ない。キラキラが溢れてますよね(もう、キラキラ要らないシーンとかでも隠しきれてないですから←私の目には)。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

海外から帰国したばかりの金融界の新鋭 邵墨离 は子供の頃自分を助けてくれた少女 安屿 を探し出します。そして、安屿が4年間服役していて社会へ出て来たばかりでとても苦労していることを知ります。

子供の頃命を助けてくれ、生きる希望をくれた 安屿を今度は自分が助ける番だと、自分がこれから仕事をする、「卓越金融集团」の面接を受けるよう言い、その面接を一緒に受けたり、卓越金融集团に試験採用が決まると、新たなプロジェクトを自分と出来るよう仕組み、陰から 安屿を支え続けます。

安屿の父親は金融取引での不正で逮捕され、獄中で亡くなっていてその取引に 安屿も関わっていたので捕まっていたのですが、安屿は当時結婚していて子供が一人います。

その前夫 周渊 は再婚していて 安屿の子供はその継母 米露 を本当の母と思って育っています。安屿の夢は子供の親権を取り戻して一緒に暮らすことですが、前科がある 安屿にはかなり厳しい道のりで・・・

米露は 安屿が戻って来たことで、子供も 周渊も奪われそうで、安屿が安定した仕事に就く事を阻もうと色々汚い手段で妨害してくるのです。

そして、周渊と米露には 安屿の父親が捕まった事件に何か関係があるようで・・・

父親の逮捕で全てを失ってしまった 安屿が、邵墨离の力と愛情に支えられ、自信と失ったものを、一つ一つ取り戻すお話が始まって行きます。。。

 

 

このドラマの私の一番は

 

邵墨离 の海より深く広い献身と愛と 米露の半生です。

 

孤児だった時にいじめられていた所を助けてもらった、という理由ひとつで(もちろん恩返し=愛する人の力になる)、ただただ、安屿を助け続ける 邵墨离の愛が素晴らしかったです。

邵墨离の真摯な気持ちを知れば知るほど、自分に引け目がたくさんある 安屿がその愛を受け取るのは難しいわけで。それでも、勇気を出して 邵墨离の愛を受け取ります。

安屿の告白から、お互いの気持ちを確かめ合ったEP19の二人は幸せ過ぎて。

ドラマ開始の登場時から 邵墨离のキラキラは凄かったのですが(時々、えっ?どんなファッション?って格好をしてらっしゃいますが)ここのラブシーンは二人の煌めきが素晴らしかったです。可愛かった~。

父親に復讐するために近づかれ、何も知らずに結婚して、自分の旦那に父の会社を潰され、父親は死んでしまい、自分も四年も服役して、産れたばかりの子供を取られ、その子供は愛人を妈妈と呼ぶ。

安屿さんの人生もかなりこの 周渊という男に振り回されてしまうわけですが、こちらはかなり年下(邵墨离が24才だと分かるのですが、安屿の正確な年齢は分からないんです。30才から33才ぐらいかなと)のイケメン彼氏が何でもしてくれるので、ちょっとその不幸が和らぐんです(←私は)。

でも、米露さんはというと・・・(もう「愛に狂わされた米露」というドラマでもいいかもと思えたぐらい)波乱な半生で。

子供の頃からの恋人 周渊に、大学時代に急に振られ。一人留学するも留学先で流産。その後妊娠は難しい身体になってしまう。安屿と結婚したのは復讐のためだった、自分の計画が叶ったらずっと一緒に居ると言われ、待ち続け。やっと願いが叶ったと思ったら、安屿が出所してきて自分の前に現れます。安屿に懐く息子を見て不安になり、周渊が安屿を気にするのは罪悪感からだと言い聞かせ続けるがどんどん不安が募っていく・・・

序盤はなぜ憎い女の子供をこんなに可愛がってるの?と思いますし、意地悪攻撃を畳みかけるので、なんて嫌な女なの~としか思えなかったんですが、後半は可哀想で。もちろん 安屿さんもすごく可哀想なんですよ。

男に騙され、自分の子供の一番かわいい時を奪われ、可愛い息子から叔母さんと呼ばれるんですから・・・もう一一(息子の名前)を挟んだ二人のやり取りは母としては辛いばかりでした、つい大岡裁きと叫んでしまう(←同世代の方にしか通じない例えかしら?)。そして、何も分からない一一の心配もしてしまう。

どんどん追い詰められ狂気に囚われてしまう 米露。その攻撃を 邵墨离が受ける羽目になってしまうのも・・・(もうここは 安屿さんでいいのではと、つい思ってしまいましたね)。 

もちろん天使は蘇りますし、ラストはハッピーエンドの大団円です。

二人の女性の人生を狂わした 周渊が心底悪い男じゃなかったので、女性二人の払った犠牲の大きさとの釣り合いが取れないじゃんとモヤが残りましたが、恨みを手放し幸せになる、もうこれが一番ですね、と。

 

 

                  (画像出典 百度百科)