ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

一二三,木頭人  Smile to Life

 

『一二三,木頭人  Smile to Life』 ★3

 

毛娜さん、常喆宽さん、主演の恋愛ドラマです。全24話。

 

毛娜さん、「许纯纯的茶花运」を視聴しました。「喜儿」という女主2で出演されてました。

常喆宽さん、「那小子不可爱」を視聴しました。「对我而言危险的他」という作品も見終わりましたのでまた後日感想載せたいと思います。「镇魂」にも出演されているようですが、思い出せませんで…スイマセン。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

大学でピアノを専攻している 许多橙 は、治療法が確立していない難病になってしまいます。治ることない病気だという事実に打ちのめされている時、偶然聞いた 江楠 の歌に励まされ、また前を向く勇気をもらった 许多橙はそれ以来 江楠の大ファンになります。

そんな 江楠に女子トイレで偶然会うのですが、江楠に会えた嬉しさでいっぱいの 许多橙と違い、 江楠の方は(慌てていて間違えた)女子トイレに居た変態だと拡散されると思い警戒を強めるのです。

でも、その誤解も解け、许多橙が本当に自分の歌の大ファンだと知った 江楠は素直に许多橙の気持ちに感謝します。江楠はアイドルではなく、シンガーソングライターとして新しい形で活動しようとしているのですが、なかなかうまくいっていなく落ち込んでいたのです。

自分の作った歌で救われたと話す 许多橙の前向きさに励まされる 江楠です。

誤解が解け仲良くなった二人ですが、许多橙の芸能記者の友人のミスから二人の写真が彼女の上司の編集長の所に送信されてしまうのです。

そんなゴシップを全く気にしていない 江楠は、しつこく復縁を求める元カノから逃げるためにそのことを利用し、许多橙に彼女のふりをしてもらうことに・・・。

彼女のふりをするうち、大柄な態度の 江楠にあこがれがどんどんなくなっていく、许多橙。それでも文句を言いつつ 江楠を助けます。

そんな、许多橙の優しさ、明るさに惹かれていく 江楠。

同居までしてカップルを演じるようになり、どんどんお互い惹かれ合っていくのですが、许多橙の病気が進行して・・・。

二人の恋、许多橙の病気、江楠のライバル 展之麟と江楠の過去、激しく 江楠に迫る勘違い元カノ 顾佳宜の攻撃とお話は進んで行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

難病から「死」に通じるお話だけど、「生」を感じたラスト、です。

 

顾佳宜が自分の死を受け入れて、それでも前向きに後悔ないように生きようとしている所からのスタートです。そして、扱われている病気も、移植できれば治るとか、新薬があれば・・・とかではなく、遅らせることはできるけど徐々に身体の自由が奪われて・・・という病気だと説明が入り、ラストで奇跡が起こり助かるという望みがないドラマなんだと。

日本のドラマだと「ビューティフルライフ」とか、韓国ドラマだと「私の人生の春の日」が頭に浮かんでしまい、もう後半は涙でボロボロになるだろう覚悟で見たんです。

でも、江楠が 顾佳宜の病気を知った後も、若い恋人たちが病に苦しめられるというシーンはなく、ラストは結婚した二人が、顾佳宜の望む理想の家に引っ越した、本当に幸せなシーンで幕を閉じます。

終盤の病気と向き合う二人に悲壮感がのしかかるような演出ではなく、ただ、ただ、今を大事にしている、今感じる幸せを大事にしている、そんな二人の幸せな様子がとても心に残る、「死」に向かうドラマで、生きている幸せを強く感じるラスト、こういうラストもあるんだなと。

 

病気と闘うというお話だけではなく、色んなドラマ要素の詰まったお話だったんですが、登場時からぶっ飛ばしている元カノ 顾佳宜がなかなかでした。自分が 江楠を捨てたくせに、そんな過去はなかったかのように、江楠に迫るその姿。しかも、その汚い攻撃にだれも揺れもしないという。もう、みんなに根性の腐った女だと周知されているという。こんな扱いのライバルさん、なかなか見ないという(ちょっと可哀想な)ライバルさんでした。

序盤に自作自演でパパラッチ写真を撮らせるんですが、江楠の友人でもありエージェントの  包瑞さんに「お金を失ったら取り戻せばいい、顔が醜かったら整形すればいい、でも腐った性根はどうにもできないから」と顔を突き合わせて言われてまして。それでも、びくともしなかったんですが、すごいなと。

そんな見どころ(で、いいのか?)もあるドラマでした。

 

 

                   (画像出典 百度百科)