ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

模仿犯 Copycat Killer

 

『模仿犯 Copycat Killer』 ★4

 

吴慷仁(ウー・カンレン)さん、柯佳嬿(アリス・クー)さん、主演のサスペンスホラーです。

 

吴慷仁(ウー・カンレン)さん。「悪との距離 / 我们与恶的距离」を視聴しました。

柯佳嬿(アリス・クー)さん、「結婚なんてお断り」「アテンションLOVE」を視聴しました。お二人とも台湾の実力派俳優さんですね。

 

 

このドラマの私の一番は

 

被害者の祖父 马义男 がみせる救いの姿、です。

 

このドラマはもう「題名」がそのままだし、話題にもなったので分かると思いますが宮部みゆき先生の「模倣犯」が原作。

宮部先生の作品の中でもとても人気のある今作品、私も読みました。もう20年以上前になるんだと・・・しみじみ。

当時の読後の気持ちとしましては、とにかく怖かった。猟奇殺人、連続殺人と描かれている題材がもう怖いのですが、その殺人という行為よりも、心理的な怖さが勝る、人の内面の歪みが押し寄せる、そんな小説でございました。

ドラマと小説は似ているようで似てないのかな?小説を細部までまざまざと覚えてはいなかったのでハッキリとはいえませんが、大きな流れは変わっていないと思いますが細部が違ったかな、と。

中居くん主演の映画よりはずっと「模倣犯」だったと思います。(映画はあの原作を2時間でまとめなければいけないという時間の制約がありますから・・・)

原作の追う側の人たちの葛藤、追われる者たちの心理状態、そして被害者遺族の心のありよう、登場する事件関係者すべての感情が、小説を捲っていくたびに襲ってくる、あの怖さを、ザワザワする気持ちを、すべて思い出したとはいきませんでしたが、犯人に翻弄され、気持ちを闇に引きずり込まれる怖さがありました。

小説には全体を通した語り手としての役割の人物がいなく、色々な視点、角度から事件の全容を知ることになるのですが、ドラマは小説に居ない、堅物検事 郭晓其 の視点で物語が進みます。

自分自身を襲った恐ろしい痛ましい事件から目をそらさないように、飲み込まれないように、自分を律し、冷静に俯瞰して事件に関わり、深くしつこく事件と対峙する 郭晓其。

そんな 郭晓其が次々起こる事件を通して、心を揺さぶられていく様子が痛かったし辛かった。

被害者だけではなく、被害者の遺族をあざ笑うかのように翻弄する犯人のやり方にぞわぞわと鳥肌のたつような思いで視続けなければいけないのですが、そんな中、被害者の一人の祖父 马义男の見せる心の在り方にとても救われました。

あんなに苦しく大変な思いをしても、負の感情に囚われることなく、闇に引き込まられずその場に立っていられる強さがすごかったです。

马义男さんのように在りたいと思っても、絶対出来ないとは思うのですが、ああ在りたいと思いました。

 

ネトフリでもう一本本格サスペンス「次の被害者」という台湾ドラマを観たのですが、こちらも怖かった。内容をちゃんと確認しないで観てしまったのですが、視聴に相当な覚悟がいるドラマでした。

気持ちの弱っている時は視聴「要注意」というドラマでした。「模倣犯」「次の被害者」と心に重くのしかかるドラマを続けて観て今はフラフラなので、(でも、「唐朝诡事录之西行」の合間に手を出したので…)早く、甘々ラブラブに突入したいと思っております。

 

 

                         (画像出典 百度百科)