ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

追撃者 ~逆局~ 逆局 Danger Zone

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『逆局 Danger Zone』 ★4

 

周渝民(ヴィック・チョウ)さん、朱轩洋さん 主演のサスペンスドラマ(刑事もの)です。台湾ドラマ、全24話(+特別編)。

 

周渝民(ヴィック・チョウ)さん、なんと言っても花沢類ですね。「流星花园Ⅰ・Ⅱ」見ました。最近は大型史劇に出てらっしゃいますね。「如歌 〜百年の誓い〜 / 烈火如歌」「大宋宫词」と活躍を広げて(未視聴だけれども)大変うれしく思っています。台湾花男は何と言っても、周渝民(ヴィック・チョウ)さんの花沢類が一番。あの哀し気な眼差し、ステキでした。本当に久しぶりでしたが(画像では見てたんですよ)、健在、あの瞳、健在。と、いや~ドラマ内容はドキドキハラハラなのに、あの瞳に見つめられ(私をみちゃーいないんですがね)、とても嬉しくなりまして(年を取るって本当に怖いですね)。

朱轩洋さん、初めてお目にかかりました。まだ新人さんかな。このドラマの役がすごい合ってました、はまり役。すごい良かったです。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

刑事もの追走劇という内容で、ミステリー的な謎解きはないのですが、内容をまったく知りたくない方は回避して下さい。

 

 

 

 

新人刑事の 任非 は管轄内で起こっているバラバラ殺人事件を追っています。新たに遺棄死体が見つかったのですが大雨の中、川に流れていて中々回収できません。 

見かねた 任非は橋の上から川に飛び込みそのゴミ袋を回収します。その無謀なやり方をチーム班長 谭崇辉 に怒られる 任非ですが、中からはやはり四体目となる新しい死体が見つかります。

強姦・傷害で捕まっている元警察官で弁護士の 梁炎东 は留置所でこの事件を聞き、警察が性犯罪歴のある男を中心に捜査をしていることを知り、「犯人は女だ」と任非に助言を与えます。

強姦で捕まっていることもあり、初めはまったく相手にしていなかった 任非ですが、詳しく 梁炎东のプロファイリングを聞き気持ちが揺らぎ始めます。

でも、五体目の死体が発見され、この五人目の被害者は後をつけている男が容疑者にあがり、また被害者が異常性愛者の闇サイトを利用していたことがわかります。

任非たちはこの闇サイトを通しておとり捜査に乗り出すのですが、梁炎东は五人目は模倣犯で、おとり捜査をするのなら、おとりになる警官に十分注意が必要だと警告してきます。細心の注意を払う事など当たり前だと腹を立てる 任非ですが、おとり捜査中に犯人が上手を行き、任非たちは後手にまわり仲間の捜査官を見失ってしまいます。

その時、梁炎东のプロファイリングを思い出し何とか犯人を見つける 任非です。

そして、梁炎东のいる留置所内でも自殺に見せかけた殺人が発生します。

この後、警察に協力するなら自分の無実を証明するのを手伝って欲しいと言う 梁炎东ですが殺人犯(昏睡状態だった被害者が死んでしまいます)とは取引しないと警察は突っぱねます。

でも 梁炎东のことを信じ始めた 任非はひそかに協力していくようになっていきます。

連続妊婦殺人事件、その模倣犯の事件、そして留置所内で起こった連続殺人事件が、梁炎东の罪に問われている強姦殺人事件にも繋がって・・・と始まって行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

「第一章 闇夜將至」のドキドキハラハラが凄かった、です。

 

二部構成のドラマ仕立てでして、一部12話、二部12話となってまして、間に特別編があります。私は順番に見ましたが、特別編は一部の振り返りと二部の予告のような構成でして、これ抜いて見た方がいいんじゃないかな?という感想です。見るなら後からでもいいかなと。

あらすじにも書きましたが、この第一章の連続殺人から始まっていく追走劇がものすごく心に迫ってきます。

不安感、不安定感といいましょうか、安心感がまったくない感じでして。

こういった刑事ものだと、猟奇事件を追っていくチームはもう一枚岩でプロフェッショナルな感じがあると思うのですが、まずその安心感がない。

新人の熱い暴走刑事に仲間の刑事たちは少し冷ややかな態度で接している。しかも猟奇事件にはチーム自体も慣れてなく犯人に翻弄される、そして的確な助言をくれる人は殺人犯。

普段ならそこだけは安心して見ていられるチームワークすらも不安な状態で、猟奇殺人犯に迫っていくシーン続きで、心臓が痛かったです。

とくに、模倣犯のおとり捜査の回はドキドキハラハラが凄すぎてずっと心臓を押さえて視聴しました。

梁炎东の言う事に半信半疑な 任非。万全だと思っていたのに捜査官と連絡が取れなくなるチーム。そして姿も見失い、見つからない。模倣犯は闇ネット上で殺人の模様をライブ配信し始める。必死で捜査官を探す 任非たち、でもどんどんライブは進んで行き。間に合いそうで間に合わないかも、間に合うかも?・・・と本当にジェットコースター感覚でした。

一緒に追いつめられていく感覚がとても怖い。

(本当に怖いので、体調や心が落ち着かない時のご視聴はお勧めしません)

「第二章 微光將近」

は、第一章の連続殺人から、梁炎东と任非の持つ共通の過去、公園でのテロ事件の本当の犯人を含んだ、違法臓器売買事件となります。

こちらは梁炎东と任非の信頼関係が出来上がっているので、一部ほどの不安感がない。なので大分落ち着いて見れました。

少ししか登場していませんが、班長 谭崇辉の奥さまがカッコ良すぎて、泣かされました・・・。

強姦殺人の犯人のお家が「「二位の反撃」の周書逸のお家でした。二人が愛を交わしていたあのお家が!とおおっと思いました(だからどうした何ですが・・)

事件の内容、生々しい死体、性志向など、台湾ドラマだから(大陸制作だとこうはいかないかも?)見れるだろう生々しさがあります。なので、視聴の際には本当に体調管理にはお気をつけてご覧下さい。

 

 

                        (画像:出典 百度百科)