
『少年白马醉春风 Dashing Youth』 ★4
侯明昊(ホウ・ミンハオ)さん、何与(ホー・ユー)さん、主演の青春武侠ドラマです。全40話。
侯明昊(ホウ・ミンハオ)さん、「心宅猎人」「護心~デスティニー・ラブ~ / 护心」「大夢帰離(だいむきり)~明かせぬ想い、宿命の朱~ / 大梦归离」「淮水竹亭」「雀骨」を視聴しました。
何与(ホー・ユー)さん、「お隣の彼は疫病神 / 住我对面的小哥哥」「逍遥と花嫁~記憶に眠る愛~ /又见逍遥」「与鳳行(よほうこう) / 与凤行 」「恋と雨空 / 陷入我们的热恋」「九重紫」「百花杀」を視聴しました。
このドラマの私の一番は
EP24話の花嫁奪略計画です。
このドラマは「少年歌行」の前日譚になるのですが、12年前ぐらいという感じで紹介されてます。この12年は最終的な所からの12年という流れですので、物語の始まりはもう少し遡ってますよね。でも、それにしても「少年歌行」キャストとの年齢的ギャップの大きさは配信時ちょっと話題になっていたかと思います。
お顔自体のギャップは違和感なかった方が多かったというのが私の感想ですが(キャスト画像を並べて比べて下さっている方もいるので確認しやすい)、しいて言いうなら(言うな)百里東君が一番違和感を持ってしまったんですが、ここは父親役と成長後が一緒の俳優さんという心遣いがありますので、制作側のこだわりなども素晴らしいということで、若々しい 百里東君を楽しませて頂きました。
若き日の 百里東君の成長を描いた成長譚、百里東君が 司空長風 と出会い友情を築いていく様子(中の方 夏之光さんがまたいいですね)、師父との別れ、新たな師父との出会い、と派手な演出のアクションシーンもそのままとても楽しめた前半でした。
毒専門の母方家系の温家のおじさんとか、江湖を楽しめる前半。
そして、物語が大きく動く後半への導入がこの結婚式の花嫁略奪計画だったと思うんです。
計略によって家門が滅ぼされてしまった葉将軍家の生き残り 葉雲。名前を変え 葉鼎之となっているんですが、「少年歌行」では亡くなった魔教天外天の教主で 無心 の父として名前のみの登場となっている方。
百里東君と 易文君とは幼馴染で無二の親友と初恋の人だったというエピソードが入り、王家との政略結婚で 易文君は無理やり 景玉王(後の明徳帝で琅琊王の実兄)に嫁ぐことが決まっていると続きます。
そして、偶然にも再会した二人は初恋の気持ちを新たに絆を深め、諦めきれない 葉鼎之が花嫁を奪略しにくるという結婚式。
易文君側も易文君の気持ちを叶えたいと思う師兄 洛清陽が裏切り、味方し、百里東君と司空長風も参戦していくんですが、迎え撃つ敵というか壁が強いんです。みんなやられてしまう。そんな攻防戦で、葉鼎之が対峙するのが 蕭若風(後の琅琊王。息子役だった 白澍さんが演じてます)だったんですが、捨て身の 葉鼎之の攻撃を何とか防ぎ 蕭若風が勝ちますが、気持ちは複雑。
葉家が冤罪で潰されたと分かっているから、葉鼎之の身の上に同情する。易文君と二人の気持ちも良く分かっているからなおさらなんですが。兄の結婚という足場固めを潰すわけにもいかない。
この後 蕭若風が、命だけはと助けた 葉鼎之に国の現状を説くシーンがあるんです。栄えているように見えて現状すごく不安定になってしまっている北阙という国をもう一度安定させるそれがこの国の皇子琅琊王としての使命だからと。だから大義のために犠牲になってくれと。
葉鼎之も頭では納得しているんですが、その大義のために父は黙って死を受け入れ、自分はただ愛する人と生きたいと言うあたりまえな願いすらかなわないと、受け入れられない・・・。その言葉に無言で去って行く 蕭若風。
このシーンが本当に切なかったです。
「少年歌行」に続くと結局 蕭若風も大義のために黙って命を捨てることになりますね、同じように。頭では納得したけど兄に失望して死んでいくわけです。
自分より兄 萧若瑾 のほうが皇帝に向いていると父親の意向まで無視して任せるわけです。 萧若瑾は政治に長けていて治世も安定していたのでしょうが、どうでしょうか?私は「少年春風」からのこの流れで 萧若瑾=明徳帝の人格に誠実さがあったならと思わないではいられなかったです。
惚れてもいたし政治的にもどうしても欲しかったなら、嫁にもらった易文君をもっと大事にするべきだったし、薬を盛って行為におよぶなんてもってのほかだし、大事にできないなら子供を人質に後宮に戻すべきではなかったし、自分が身内の皇位争いで苦労したのに同じことを子供たちに強いてしまうし。「~歌行」の終盤で反省する姿に「まあまあ」と思いましたが、「~春風」を観てやっぱ嫌いだわと、なりましたね。
「~歌行」の終盤の反乱シーンで 叶(葉)啸鹰が叫びますよね。「大将軍どうしてそこまでして皇位をいとわれるのですか!」ここのくだりを思い出し、「本当ね~」としみじみ思ってしまいました。最期まで大義の人だった 蕭若風、若き日も蕭若風は蕭若風だったとしみじみ。
易文君さんも「~歌行」でももう少し何とかならんもんかねとその生き方、と疑問でしたが、過去が分かり無気力な生き方が少し理解はできましたがでももっともっとしっかりしてほしかったですね。百里東君にラスト手厳しく言われていたので「うん、うん」でしたが、結局、赤王あんな風に成長してしまいますからね・・・。
百里東君も「~歌行」だと生きる事にだいぶ投げやりに見えてたんで、玥瑶さんと別離するとばかり思っていましたが、ラスト二人はハッピーエンド。この後、二人に何が・・・?と。
すごく「~歌行」へ続く道筋がきれいに展開していたと思いましたが、ここだけだいぶ原作を変更したんだと思いました。「忘却の酒」が必要なほどひどい別れだったわけですので・・・。
(画像出典 百度百科)





