
『佳偶天成 Fate Chooses You』 ★4
任嘉伦(アレン・レン)さん、王鹤润(ワン・ホールン)さん、主演の古装ファンタジーです。全40集。
任嘉伦(アレン・レン)さん、「麗王別姫~花散る永遠の愛~ / 大唐荣耀」「花様衛士~ロイヤル・ミッション~ / 锦衣之下」「赤華珠[せきかしゅ]~君に誓う愛~ / 暮白首」「乌鸦小姐与蜥蜴先生」「周生如故」「一生一世」「愛しい私のラブ・ヒーロー ~イカしたツンデレ消防士~ / 蓝焰突击」「無憂渡~瞳に映った真実の愛~ / 无忧渡」「深渊无间」を視聴しました。
王鹤润(ワン・ホールン)さん、「艳骨」「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ / 扶摇」「明蘭~才媛の春 / 知否知否应是绿肥红瘦」「君しか見えない / 眼里余光都是你」「蓮花楼 / 莲花楼」「甜蜜的你」「完美的救赎」を視聴しました。
このドラマの簡単なあらすじは
戦鬼族、狐族、人族が存在し、人族は仙門で修行した仙人と普通人族がいます。
辛邪庄の弟子 辛湄 は久しぶりに叔母に会いに行くと山から下り、妻を探している死刑囚に会いに行きます。辛湄は夫を死なせる相を持っていると生まれた時に占われ、その通りに婚約した二人の男性が亡くなっていて、三人と結婚しないと邪気は払えないと言われていたのです。
辛湄はそうした理由があり、死刑囚が妻を探していると聞き亡くなることが決まっている相手と結婚して厄を祓おうと思っていると正直に話します。
死刑囚である元役人の 陆槐 は自分にはもう身内がいず死んだ後忘れられ弔ってもらえないのが嫌で形だけでも妻が欲しいと自分の望みを口にします。なぜこんな形の結婚を望んでいるかをお互い理解した二人は後日結婚式を挙げることで同意するのです。
辛湄が去った後、陆槐は 辛湄について詳しい生い立ちを仲立ちしてくれた友人 楮英に聞きます。修行を始めた年数より修位が少ないことを不思議に思うも、仙人修行者が結婚してくれること自体が奇跡に近いと深く考えない事にします。
陆槐は戦鬼族と人族のハーフで神が戦鬼族に下した五不全という罰で、色が見えず、食べたものは全て腐った味がし、血が沸き立ち、痛みを感じず、眠れないのですが、本来ならこの罰は1000年で解いてもらえたはずなのに解けず、神界と人間界を繋いでいた階段が壊れたことにより神界に行くこともできずその苦しみのままなのです。
でも、神に許してもらう方法ではなく五不全を解く方法があり、それが皮を剥ぎ、肉を削げ落とし、骨を取り出し、血を入れ替え、心臓を抜くという方法なのです。この方法があまりに苦しいため、家族との血の絆により苦しみを分かち合わなければならないのですが、家族がいない 陆槐は結婚により妻(仙人)という新たな家族が必要だったのです。
陆槐の罪状を聞いた 辛湄は会った印象が悪人に見えなかったがやはり死刑囚は死刑囚だと納得します。でも、借りの妻となる自分に贈り物をくれ、結婚式の準備資金も用意してくれ、改めてちゃんと「俺と結婚してくれてありがとう」と言葉をくれた 陆槐に何かしらのお返しをしたいと思い、自分に出来ることがないか聞くのです。陆槐は「自分の家にある花を代わりに育ててくれ」と言います。
結婚式を済ませると 辛湄は山を下りた本命の目的、師父のために寿命を延ばす丹薬を貰いに出発します。その道中で知り合った男から民のために尽くした 陆槐が無実の罪で死刑になってしまったという話を聞き、義憤を押さえ切れず助けに向かうのです。
でも、死刑執行を止めることは出来ず 陆槐は一番恐ろしい千回切り刻まれる 凌迟之刑を執行されてしまったのです。三日間晒されてしまう遺体を攫って自分の先祖の墓地に埋葬すると約束通り 陆槐を弔います。
そして、辛湄は今度こそ丸薬を貰いに旅立つのですが、陆槐の罪が冤罪というだけではなく汚職役人に嵌められたと知り、仇を取りに行くのです。
仙人が普通人の生活に関わることはご法度で、しかも殺人を犯すなどもってのほかなので、辛湄は他の仙門から追われることになるのです。
凌迟之刑を利用し换皮、换肉、を済ませ生き返った 陆槐は自分のために 辛湄が汚職役人を殺し、仙門に追われていることを知り、陰ながら助けようとします。
かりそめの夫婦となった二人が色々な障害を乗り越え本当の夫婦となり、仙門の絡んだ陰謀を阻止しようと奮闘していきます・・・
このドラマの私の一番は
金轮 という男、です。
二番手男主 金轮。天音山という仙門の高弟ではじめは 辛湄の追手として登場します。天音山の教えが欲や執着を捨てるという仏門の悟りのような教えで、淡々とした冷静沈着という男なのですが、辛湄の師妹 阿笙 に魅かれていて、教えに相反するようなこの感情はなんだと 阿笙のことが気になって仕方がないのです。
阿笙のほうも好かれているのは承知なのですが、阿笙にとってこの世のすべては師姉 辛湄で他のものなど一切必要ではないのです。
それでも、阿笙につきまとう 金轮。
阿笙には出生に秘密があるのですが、仇と憎む相手 夏玄子 が 辛湄に係わって来たことをしりトラウマを押さえ込み殺そうと決めるのです。ただ力の差がありすぎるので 金轮の力を借ります。
二人は決死の闘いを 夏玄子に挑み力に圧倒されながらも何とか勝機を掴みとり、夏玄子を毒虫蔓延る谷底に落とすことに成功するのですが、金轮も巻き込まれ一緒に谷底に落ちてしまうのです。
金轮に済まない気持ちはあれど、阿笙にとっては 辛湄を守ることが全てで、金轮もそれを承知で復讐に手を貸してくれた、だから仕方なかったのだと気持ちを押し込めます。
でも、片腕は失いますが 金轮は生きていて二人は再会するのです。
この再会した時に 阿笙は謝ったりしないんですね。何で助けにきてくれなかったんだと言う 金轮を酷い言葉で傷つけながら突き放すんです。
この時の 金轮が可哀想で胸が痛かった。
ここでこれでもかと真心を踏みにじられた 金轮は一旦は阿笙への想いを断ち切るんですが、辛湄の危機に 阿笙は再び 金轮を利用するんですね。言葉巧みに同情を買い 金轮を騙し 金轮の霊力を奪って 辛湄を助けます。
一夜を共にし霊力を盗られたと分かっても 阿笙を待ち続ける 金轮。この軒先で佇む 金轮の姿がとてもとても痛かったです。
一ミリも報われない思い(一夜は共にはしましたが)、それでもと期待してしまう気持ち。金轮という人の報われない真心に涙してしまいます。
阿笙も利用するだけ利用したという悪女を貫く姿勢で、金轮のことを慕っている気持ちはあるけどその気持ちを表すことは一切ない。徹底して情のない冷たい女なんです。阿笙にとって大事なのは 辛湄だけなので、中途半端な気持ちは 金轮を傷つけるだけとわかっているんです。たぶん 金轮にもそれは分かっているとは思います。
それでも、自分に向いて欲しいという 金轮の気持ち。
ひたすら 阿笙を待つ 金轮の背中に心打たれました。
(それにしても、最終的に 阿笙が神に昇華したらしいのですが、確かに人界の危機を救ったことに一役買いましたが、みんなの力だったと思うんです。みんながんばってた。しかも阿笙は 辛湄のためと一人のため。みんなはこの世界のためだったのに・・・。別のお話でもですが、神になる人の選抜に疑問が湧いてしまう神界ものファンタジー・・・)
主人公二人はお互いに魅かれる姿もウットリするぐらい美しかったですし、無敵の戦鬼人だった 陆槐が五不全を克服していくたびに力を失い弱くなっていくという展開もドキドキでした。
辛湄はとても真っすぐで自分の心が納得しないことをうやむやに出来ない芯の強いひとで。そのために人に係わり自分の修錬をダメにしても追求していく人。力を持つ人というのは 辛湄のように正しくないと思ったら立ち止って、ちゃんと自分に問いただせないといけないよね、と。
このドラマは「念無双」「三千鸦杀」と同じ原作で同じ世界観のお話という事、時代的には「念無双」で 源仲が神の左手を使った鬼族との「平壺の闘い」の後の時代という時間軸。「佳偶天成」の後「念無双」の本筋のストーリーが始まるといった感じかなと。「三千鸦杀」は「念無双」よりずっと後の時代だと思います。三つのお話に絡んでくるのは無双の作った色々な神器なのかな?後、眉山君(役者さんはちがいますが)ですね。
なので、スペシャルサービスで、源仲と傅九雲(=公子斉)が登場してました。ちゃんと劉学義さんと鄭業成さんで。
(画像出典 百度百科)