ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

春家小姐是讼师 Miss Chun is a Litigator

 

『春家小姐是讼师 Miss Chun is a Litigator』(第一季) ★3

 

庄达菲(ジュアン・ダーフェイ)さん、「ぼくらの恋は0か1 / 二进制恋爱」「夢幻の桃花~三生三世枕上書 / 三生三世枕上书」「白日梦我」を視聴しました。

黄俊捷(ホアン・ジュンジエ)さん、「屏里狐~私の愛する守り神~ / 屏里狐」「 萌医甜妻~ボクの可愛いお医者さん~ / 萌医甜妻「夢幻の桃花〜三生三世枕上書〜 / 三生三世枕上书 」「再见君如故」(ショートドラマ)を視聴しました。「再见君如故」を視聴した時にやっぱりカッコイイな、と昨年配信のドラマのこちらを視聴することに。

樊治欣(ファン・ジーシン)さんが二番手で出演されているのですが、かなり大きな役でした。出演時間は黄俊捷さんより長いのでは?と思うほど。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

春荼蘼 は何よりも律法书を見るのが好きという変わった女の子。夢は讼师になることだけど女性が讼师として活躍するのは夢のまた夢。春荼蘼のことがとても大事で夢のことも分かっている父ですらいい顔はしません。そんなある日、その父が強姦で告発され捕まった知らせを受け取るのです。

神仏に願う事しかしない継母に愛想をつかし 春荼蘼は何としても父に合おうと、父が囚われている牢に向かいます。侍女の連れて来た御者は「役人に掴ませるお金が必要」だと助言してくれ、さらにお金の持ち合わせのなかった 春荼蘼にお金を貸してくれるのでした。

そのお金のおかげで父親に会えた 春荼蘼は父の冤罪をはらすために、事件の詳細を調べ始めるのですが、事件には怪しい所がいっぱいあったのです。裁判が父親に不利だと感じた 春荼蘼はこの辺りで有名な讼师に父の弁護を頼むのですが、その讼师は高いお金だけ先払いで要求して当日裁判にあらわれなかったのです。

このままでは父の冤罪が確定してしまうと焦った 春荼蘼は自分が父の弁護をすると判事に訴えて・・・。

独身女性が公の場に出ることを良しとしない中 春荼蘼の言葉巧みな説得に判事もそれを許すことに。春荼蘼は自分が調べていた事件のおかしな点を次々にあげて、相手の女性の主張を覆そうと反撃していくのですが・・・

この裁判をある密命をうけて地方を巡回している、大理寺丞大人  康正源 と、身分を隠して一緒に行動している将軍 韩无畏 が見つめているのです。

法がもたらす秩序が困っている人を救うという確固たる信念を持つ少女 春荼蘼が、自分の信念と夢のために 讼师として活躍していくお話と、江湖の秘密組織墨舞阁の後継ぎであり一番の暗殺者 夜叉が、陰謀に翻弄されるお話が始まっていきます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

春荼蘼の法を信じる力が凄かった、です。

 

父親の事件を解決した後、康正源と韩无畏に誘われて、地方巡回をいっしょにすることになる 春荼蘼。讼师として 康正源を手助けしていくのです。

その旅先で次々事件を解決していきながら、韩无畏は墨舞阁絡みの事件を追っていく、とお話は進んで行くのですが、讼师として優秀とはいえ、春荼蘼ちゃんはまだ若い娘で武道も出来るわけではないので危険な目に遭ってしまうのですが(それを陰日向に 夜叉が手助けしてくれている)、心が折れることがまったくない。

途中の町で顔役貴族の大きな不正事件にあたり 康正源と韩无畏ですら危機的状況になってしまうのですが、法によって悪を裁くことに躊躇わないんですね。とても心が強い。自分の命、お父さんやおじいちゃんの存在を脅迫の材料にされても、凛として考えを曲げないでいこうとする。

本当は怖い気持ちを精一杯隠して、それでも目の前の悪事に目をつぶらず自分の道を歩いていこうとしてカッコイイんです。

始めは親切な御者の哥哥でしかなかった 夜叉のことも事件の捜査を助けてもらっているうちに魅かれ、心から信頼するように。

この二人のラブラインは淡々と描かれているものの、真面目で真っすぐな女の子が優しくて頼りがいがあるけど、どこか影がある人物に惹かれていく様子、夜叉のほうも太陽のような明るくて温かい少女に惹かれていく様子が良くて、二人のシーンはキュンとします。

そんな 春荼蘼が 夜叉の正体を 韩无畏から聞くシーンがあるんですけど、(このシーンの前に 夜叉本人からも自分の手は血に染まっているということをほのめかした告白をされるシーンもあるのですが)まったく信念がブレずに、ただ 夜叉を信じるのではなくて法に照らして真実を明らかにして行くと真っすぐ答えるシーンがとても印象的でした。

そして、ラストも。

大きな陰謀を前にやっぱり逃げずに戦おうとする姿勢がステキでした。負け戦になると分かっていても、法を信じる。その法をも捻じ曲げてしまえる相手だとしても、戦ってみなければわらないと・・・、春荼蘼がどう戦うのかぜひ続きを観たいです。

第二季、題名にわざわざ第一季と表記されているので大丈夫なの?かしら?

 

 

                    (画像出典 百度百科)