ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

在暴雪时分  Amidst a Snowstorm of Love

 

『在暴雪时分  Amidst a Snowstorm of Love』 ★4(刻めれば3・5)

 

吴磊(ウー・レイ)さん、赵今麦(チャオ・ジンマイ)さん、主演の恋愛ドラマです。全30話。

 

吴磊(ウー・レイ)さん、「琅邪榜~麒麟の才子、風雲起こす / 琅琊榜」「穿越火线」「星漢燦爛(せいかんさんらん) / 星汉灿烂・月升沧海」を視聴しました。

赵今麦(チャオ・ジンマイ)さん、「初恋那件小事」「在一起」(オムニバスの単話に出演)を視聴しました。

子役から活躍されているお二人の恋人役、中国のファンの方は複雑な気持ちでの視聴なのかと勝手に想像してしまいました。(浜辺美波さんファンの知人がキスシーンを観た時複雑な気持ちになったと、言っていた言葉を思い出しました)

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

ビリヤードのプロ選手の 殷果 は試合のため北欧の街に従弟の 孟晓天 と一緒にやって来たのですが、猛吹雪のため公共の移動手段がなくなり、近くのバーに入りホテルを探しています。

窓辺で 殷果が必死で電話している姿を外から見かけた 林亦扬 は、理由も分からず目が離せなくなってしまいます。そのバーで友人と待ち合わせをしていた 林亦扬は 殷果と孟晓天に飲み物をおごり、やっとホテルを見つけた二人に、自分たちの呼んだタクシーでそのホテルに寄ってあげると提案します。

見知らぬ人からの飲み物も不信に思い、さらに同郷が同じだからとタクシーに乗せてくれるという申し出も不信に思った 殷果が断ると、自分の身分証をすべて見せて信用してくれと言う 林亦扬です。

さすがに親切をこれ以上疑うのも失礼だと思った 殷果たちはありがたくちょっと郊外のホテルまで送ってもらうのです。

翌日、孟晓天からお礼のため食事をご馳走しなきゃ、と言われ 殷果は 林亦扬に連絡を取るのです。食事を二つ返事で受けた 林亦扬たちと食事にいくと、ご馳走するつもりがなぜかご馳走されてしまい、お礼のお礼でまた食事をすることになるのです・・・。

殷果に一目ぼれした 硬派な寡黙男 林亦扬が、一目惚れした 殷果に近づきたくて猛追するラブラインと、元はプロのビリヤード選手だった 林亦扬の現役復帰の物語が始まっていきます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

激甘注意ですよ、みなさん、です。

 

いや、甘かった、びっくりするほど甘かったです。

出会った時に27歳と21歳なのかな。一目惚れした 林亦扬が 殷果に近づくためにしたすべてが甘かった。

海外で困った時に助けてくれた同郷の大人な男性。お礼したいのに反対に過剰な親切を受ける 殷果ちゃん。どうしようとは思うものの居心地はいい。試合前の練習も含め長期滞在になるので友人のアパートの空き部屋をシェアできるように大家に掛け合ってくれたり、距離もどんどん近づいて、と。

まず猛追していく 林亦扬の告白シーンが激甘です。二人で友人たちのいる部屋からこっそり抜け出してランドリーで待ち合わせ。そこへ別の客が入って来たのでケイタイでやり取りを始めるんです。会話が途切れた 殷果は「部屋に戻ろう」と書く。ちょっと間を置いたやり取りの後、林亦扬が「一つ聞いていいか?」と。「いいよ」と応える 殷果。でも質問は来ない。「あれ?」と思い 林亦扬の方を見ると 林亦扬はじっと 殷果を見つめている。少しの間の後、ケイタイを見ろと指さす、林亦扬。「ん?、なんなの?」と殷果がケイタイを見ると、「彼氏はいる?」「いや、俺が君にアタックしていい?」と送られてくるんです。

このシーンの間が絶妙。普段から寡黙でほぼ無駄な事をしゃべらないカッコイイ年上男性から、こんな告白受けたら、死にますね。観ているだけでも、もんどり打っちゃいましたからね。

ここからは怒涛の追撃。林亦扬さん、いや甘い、見つめる視線、絡める指、話しかける距離、低音の囁き声、すべてが普通ではございませんでした。

硬派な男の醸し出すオスみが凄かった。話しかけといて首もとに顔を埋めるとことか、もうおなか一杯でした。

そんなお二人なのでお付き合いが始まった瞬間からすっかり二人の世界。いつ何時もイチャコラのラブラブでございました。外でも、家でも、友人がいても、後輩がいても、従兄の兄がいても一時も離れない。このままおっぱじまっちゃうんじゃないかと心配になるほどのことも。でも、そんな心配はいらなかったですね、殷果ちゃんの中の方が 赵今麦さんだということもあってか、林亦扬の攻めはすごいが、ラブシーンは美しくキレイでした。

殷果ちゃんがずっと可愛くて、林亦扬といっしょに私も見惚れちゃっていました。

もう一つの見どころがビリヤード。

少年の時に天才プレイヤーだった 林亦扬が試合中に審判に逆らったことから、出場停止になり、師父から破門されてしまう過去。その過去を乗り切り、もう一度師父との師弟関係を結び直す、試合のシーンはとても感動しました。復帰試合を見に来てくれた師父に頭を下げる 林亦扬の姿に涙してしまいました。

このビリヤードというスポーツをテーマにしている所も面白かった。バブルの終焉に成人を迎えた私にはなじみ深くはあるのですが、(私たち時代の田舎の男の子の夜遊びといえば、峠を攻めるか、玉を突くか、パラパラを踊るか、の三択でしたから←そんなことはない)今は出来るとこも限られているような・・・中国で人気があるのかなと(日本でももちろん好きな人は多いと思いますがスポーツとしてはマイナーかなと。技を競うものは見たことがありましたが、競技としては私自身は初めて見ました。)。

ビリヤード、ヨーロッパの国々で盛んだと思うんですが、イギリスやドイツというイメージ、そしてアメリカ(ラスベガス)というイメージだったので、留学先の北欧(フィンランドがモデルの国だと思いますが)というのが何か理由があるのか気になりました。

 

ラブラインのほうはノンストレス、甘さで満腹、ビシッとスーツで玉突きをする選手の皆さまはスッキリスマート、とてもカッコ良かったです。

 

 

                     (画像出典 百度百科)