『少年歌行 The Blood of Youth』 ★５
李宏毅（リー・ホンイー）さん、刘学义（リウ・シュエイー）さん、敖瑞鹏（アオ・ルイポン）さん、主演の武侠ドラマです。全４０話。
李宏毅（リー・ホンイー）さん、「高潔なあなた / 一片冰心在玉壶」を視聴しました。私は未視聴ですが「春花秋月（しゅんかしゅうげつ）～初恋は時をこえて～ / 天雷一部之春花秋月」で有名になられたという印象です。最近「我叫刘金凤」というドラマも話題になっていました。
刘学义（リウ・シュエイー）さん、「琉璃」「千古の愛、天上の詩 / 千古玦尘」「夜色暗涌时」を視聴しました。もうツルツルヘアーが似合いすぎ。三蔵して欲しいわ～。
敖瑞鹏（アオ・ルイポン）さん、「恋爱吧，食梦君！」「新人类！男友会漏电」を視聴しました。私は未視聴ですが「国子監は花ざかり～ロマンスは最高学府で～ / 国子监来了个女弟子」に出演されてます。
（いつも主演のカップルのご紹介をしているのですが、上記ポスターのこの三人で。後４人紹介したいわ～）
このドラマの簡単なあらすじは
北离の明德帝の時代に皇弟 琅琊王の反乱が起こります。琅琊王は謀反人として斬首されてしまい、その反乱に異を唱えた 明德帝の第六皇子 萧楚河 は父皇の怒りを買い永安王の位を剥奪され、一般人に格下げされてしまいます。そして宮廷を追放された夜に 萧楚河は何者かに襲われ、天才と謳われた武功を絶たれてしまいます。
それから四年 萧楚河は名前を 萧瑟 と名乗り 雪落山庄という宿屋を営んでいます。そこで、武功を磨くために江湖第一城 雪月城を目指す 雷无桀 という若者に出会います。宿に来たごろつきをやっつけてくれた 雷无桀ですが、宿の中で気持ちよく暴れまっくてくれたので、宿はボロボロ、 萧瑟は修繕費を請求します。
萧瑟の請求する法外なお金がなかったため、雷无桀は雪月城にいけば城主が支払ってくれると言い出します。
萧瑟は自分の目論見もあり、雪月城まで一緒に行くことにします。
そして、その道すがらで雪月城の城主 百里东君の弟子 唐莲 に出会います。唐莲は師父の指示である荷物の護衛をしていて・・・。その謎の荷物、黄金棺をめぐって 萧瑟たちも江湖の争いに巻き込まれます。激しい争いの結果なんとかその棺の引き渡しに成功するのです。
その棺の中身は 无心 という寒水寺当和尚の弟子で「三十二秘术」という秘術を収め、心魔引という武功が使える男で、そのために多くの人が彼を欲しがり狙われているのでした。
目覚めた 无心は自分の追手たちから逃れる時になぜか 萧瑟と 雷无桀を連れて行き、三人は 无心の逃げた目的を果たすのに付き合うことになります。
萧瑟と 雷无桀がこの先も多くの仲間と出会いながら、 琅琊王の無実を晴らすという 萧瑟の目的を果たすためと、萧瑟の皇位継承争いが絡みと物語は始まってきます・・・
このドラマの私の一番は
「天启四守护之东方位 青龙 雪无桀 不退」「天启四守护之西方位 白虎 姫雪 不退」「天启四守护之北方位 唐泽 不退」「天启四守护之南方位 朱雀 司空千落 不退」 です。
无心が師父のために大回向を行うことを助け（无心と師父の絆に涙）、萧瑟たちは一旦 无心と別れます。
萧瑟は居所がバレた事で、父皇帝から身分を回復させるから宮廷へ戻ってくるよういわれるのですが、叔父である 琅琊王の名誉を回復するまでは妥協せず、困難でも自らの力でやり遂げるべき事とそれを断ります。
そして、武功を断ち切られた 萧瑟 は先人の達人たちの力を借りて一旦取り戻せるかもとなるんですが、雷无桀と司空千落を助けるために使ってはいけない内功を使って死に直面します。でも、この危機をやはり 雷无桀、唐莲、叶若依（萧瑟の幼馴染の将軍の娘、頭脳明晰で雷无桀と恋仲になります。この二人も含めた雪月城の弟子たちのＥＰ１１、百花会での剣舞から始まる饗宴は美しくて見惚れてしまった・・・サイコー）の助けを借り乗り越えます。
一歩一歩自分たちの力で若者たちが目の前に立ちはだかる壁を打ち破り、成長していく、その成長の様子が全編に渡り描かれていて、ただただ見惚れるばかりでした。
いつでもツンツンお澄ましだけど、実は熱く仲間を思い、国を思う 第六皇子 萧瑟こと萧楚河。綺麗過ぎるお顔のためすごいクールかと思いきや、とぼけたことばかり喋るおしゃべり 无心。天真爛漫、純粋無垢でちょっとおバカな常にポジティブ 雷无桀。真面目でお堅い優等生、ちょっとお茶目な 皆の大師兄 唐莲。美人で身体弱めな薄幸少女に見えるけど頭脳明晰で情報分析もお手の物、策略家の 叶若依。槍の達人 “枪仙” 司空长风の娘で勝気で真っすぐ可愛い 司空千落。（まだまだいるんですが）
と、仲間たちとの友情がとにかくとても素敵。
琅琊王を守っていた 天启四守护を先代から受け継いだ四人が 萧瑟を自分の守べき主と認め、萧瑟が一人で立ち向かった、剣神 洛青阳との最後の戦いに駆けつけ、見せた勇気。
まだ自分には敵わない相手と分かっていても、消し飛ばされてしまうかもしれなくても、そこに立つ事で自分の後ろの大切なものを守れる、「不退」という叫びに心が震えました。
武侠ドラマのいいとこ総どりといった構成になっていて、闘いの場面もこれでもかというくらいＣＧの多様なんですが（それと火薬。昔のライダーものを見ているようでした）またそれがすごくこのドラマにはマッチしていて、相乗効果になっていたと思います。
若者の成長の合間に入ってくる、師父たちの物語も良い塩梅でした。
ラストは明德帝と皇帝と皇子ではなく、父と子の 萧楚河との何気ない会話に涙。明德帝とのやり取りは、琅琊王の息子の 萧凌尘 の魂のこもった追及、明德帝と父、兄と弟の絆を何もかも分かった上でなお、納得いかなず吐き出す心の叫び、このシーンもすごく良かったです。
まだ、まだ好きなシーンがいっぱいなんですが終わりにしたいと思います。
ただただ楽しむための武侠エンターテインメント。とにかくスカッとしました～。
（画像出典 百度百科）
