ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

柳舟恋記(りゅうしゅうれんき)~皇子とかりそめの花嫁~ 柳舟记  Are You The One

 

『柳舟记  Are You The One』 ★4

 

张晚意(ジャン・ワンイー)さん、王楚然(ワン・チューラン)さん、主演の時代ドラマです。全40話。

 

张晚意(ジャン・ワンイー)さん、「长相思第一季、第二季」を視聴しました。

王楚然(ワン・チューラン)さん、「花と将軍 / 将军在上」「消せない初恋 / 我的人间烟火」を視聴しました。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

淮阳王 崔行舟 は真州の仰山で三年間戦いを繰り返してきた宿敵の山賊の頭 陆文 に停戦の約束を破られた後、大怪我を負った 陆文の愛人 柳眠棠 を助けます。手厚い看病の後目覚めた 柳眠棠は記憶がなく、崔行舟が腰に付けていた匂い袋を見て、自分の夫だと勘違いするのです。

柳眠棠は結婚式に向かう途中山賊に攫われ仰山寨主 陆文に愛されるようになった女性と言われているのですが(実際は結婚が嫌で自ら逃げた)、その結婚式に向かっている所で記憶があいまいになっていて、その時、「崔九」と呼ばれ見知った匂い袋をつけた  崔行舟をみて夫と勘違いし、そのまま結婚したと思ってしまったのです。

崔行舟の方はその勘違いを利用して決して人に姿を見せない 陆文をおびき寄せようと計画します。自分の城下の下町に家を構え、商人「崔九」として記憶を失くした妻の治療のために財産全てを注ぎ込んだ良夫として、妻の回復に全力を注ぐ優男を演じ始めるのですが・・・。

柳眠棠は記憶がないながらも、お付きの妈妈にどれだけ 崔九が尽くしてくれたかを聞かされため、夫に恩を返そうと夫がやっていた陶器の仕事をもう一度やろうと思いたつのです。

崔行舟は初めは 柳眠棠が記憶喪失のフリをしている事もあると疑っているのですが、聡明な 柳眠棠がとる行動、自分に向ける信頼と愛情に戸惑っていくことになります。ただ、おとなしく家で過ごしておとりの役割を果たしてくれれば良かったはずなのに、思いがけず二人はぎこちないながらも、夫婦としての信頼と愛情を少しづつ築き始めてしまうのです・・・。

 

 

このドラマの私の一番は

 

記憶のなかった純粋な人妻 柳眠棠と、記憶が戻ってからの 柳眠棠の目、です。

 

ドラマ冒頭で 崔行舟に矢を放つ人物が女性だというのが映るので、柳眠棠がただ人攫いに遭っただけの愛人でないことは分かるのです。

柳眠棠=陆文なのかなと思って観ていますと、子瑜 という仰山寨主が登場するので、陆文ではないにしろ、仰山寨で需要な地位にいた女性であることは分かっているのです。

でも、記憶のない 柳眠棠は、山賊の頭もしくは参謀にはまったく見えないんです。聡明でかつ度胸もあり判断力も抜群なのですが、その言動からはずるがしこい嫌らしさとかが一切なく、ただ夫のために全力をもって尽力している、内助の鏡のような純粋な女性なのです。

なので、前半の 崔行舟が 柳眠棠をおとりとして騙しているくだりは、「こんなに頭が良くて美人で優しくて尽くしてくれる人をいつまで騙してんのよっ」とかなり 崔行舟にイライラしながら観ていました。ついつい、文句言ってた。

崔行舟は 子瑜=陆文という結論を出し捕らえに行くのですが、それが 绥王に手を回され無駄になってしまうのです。これによって仰山の一味はみな盗賊としての罪を恩赦されてしまうので、崔行舟は 陆文を捕まえるという名分が無くなってしまうのです。そう、もう 柳眠棠を騙している理由がなくなってしまう。

なのに、もう好きになってしまっているので本当のことは言えない。図々しく、自分の側室にしようかと考えたり(これは 柳眠棠が側室の存在を完全否定したため、言い出すこともできない。←当たり前)。手放すために勝手に結婚相手を探したり(ここは身勝手が過ぎると怒りすら感じた)、理由をつけて実家に帰そうとしたりします。

そんな時、崔行舟は辺境の争いに駆り出されます(異姓の王なので幼帝を掲げている皇后に煙たがれていて何度も命を狙われている。それを交わし続けている)。かなり際どい戦いのため、離縁状を書いて 柳眠棠を泣く泣く手放すのです(またも図々しいと思ってしまった)。

なのに、柳眠棠追ってきちゃうんです、崔行舟を。いっしょに困難を乗り切るって離縁状破いちゃうんですよ。この美しい純粋さ、夫のために何でもするという無償の愛。

記憶がなくて、夫と名乗る 崔行舟のことを始めは自分のために財産を投げ売ってくれたと言う割には、夫婦仲が良かったとは感じ取れなくて、ギクシャクした感情を抱いている 柳眠棠なんですが、でも良い人には違いないと一生懸命やっているうち、崔行舟も自分に誠実に接してくれるのでどんどん情が育っていく。

夫婦と疑わない 柳眠棠の気持ちがその瞳にあふれているんです。キラキラと輝いてる。

でも、もちろん 崔行舟の嘘がバレる時がくるわけです。記憶が戻るわけです。

記憶が戻ってからの 柳眠棠はもう別人です。崔行舟のことをケリをつけたくても、まず一番初めに殺されかけていますので、自分の命を狙っている者を確かめなくてはいけなくて、すぐには行動できない。

崔行舟の元で今まで通りの生活をしてるんです。態度も話し方もいっしょ、優しいままなんですが違うんですよ、瞳の色が。冷たいんです。あの優しい温かい瞳はどこ行った?と言うぐらい違って見えて。王楚然さんの演技に脱帽しました。

記憶が戻ってからは今度はとことん 崔行舟に冷たくなるんです。もちろん当たり前だし仕方がない。仕方がないはずなのに、あんなに前半の 崔行舟にイライラしていたのに、私は 崔行舟が可哀そうになってしまいました。

「崔行舟、確かに騙していたしズルかったと思うけど、でもあなたたち義賊かもしれんが盗賊ですから、討伐のために領主がおとりに使っても文句は言えないんじゃ?命助けてるし、もう少し彼の立場に同情しても・・・」と前半ブーブー言っていたのを忘れるぐらい、崔行舟に同情しちゃった、ちょろい私です。

そんなわけで、すっかり 柳眠棠に振り回されたドラマでした。すばらしかった 柳眠棠。ラストまでステキでカッコ良かったです。

 

前半朝廷を仕切っていた皇后の引き際があまりにあっさり過ぎて、見落とした?と観なおしてしまいました。観なおしてもあっさりいなくなっていてびっくりした(本当に見落としていてもびっくりしたけど)。

 

 

                   (画像出典 百度百科)