ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

与凤行  The Legend of Shen Li

 

『与凤行  The Legend of Shen Li』 ★4

 

赵丽颖(チャオ・リーイン)さん、林更新(ケニー・リン)さん、主演の古装ファンタジーです。全39話。

 

赵丽颖(チャオ・リーイン)さん、「蒼穹の昴 / 苍穹之昴・蒼穹の昴」「お昼12時のシンデレラ / 杉杉来了」「花千骨 〜舞い散る運命、永遠の誓い〜 / 花千骨」「明蘭 〜才媛の春〜 / 知否知否应是绿肥红瘦」「有翡(ゆうひ) -Legend of Love- / 有翡」を視聴しました。

林更新(ケニー・リン)さん、「最初的相遇,最后的别离」を視聴しました。お二人が共演している「楚乔传」はリタイアしてしまいました~。

お二人ともにお久しぶりでした~。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

灵界の戦神 碧苍王、沈璃 は仙界との取り決めで決まった結婚が嫌で天空を逃げ回っています。灵尊であり師でもある 沈木月 が放った追ってを攻撃してまで結婚を拒み逃げているのですが、追手は三人、圧倒的な強さの 沈璃ですが逃げ切るのは難しい状態の中、自分の信頼する部下 墨方が相打ちを装い人間界に突き落としてくれるのです。

人間界で霊力が切れ鳥の姿になってしまった 沈璃は人間につかまり売りものにされてしまうのですが、たまたま通りかかった 行云 という男に買われていくのです。

この 行云という男はちょっと変わった男で人里離れた川のほとりに居を構え、一人でひっそり暮らしているのですが、古代の魔法陣が使えるのです。陣と 行云が作る薬膳のおかげで 沈璃はしらずしらずのうちに早く霊力が回復していきます。

行云といると力の戻りが早いことに気が付いた 沈璃は初めは嫌で逃げ出したりもしましたが、行云の家で力の回復をすることに決めるのです。

灵界で魑魅と戦いながら殺伐とした暮らしをしていた 沈璃は、ゆったりとした 行云との生活に経験したことのない安らぎを覚えていくようになっていくのです。

沈璃のために肉を手に入れようと、行云が使った占いの力が拡がり、行云の所に頼み事にきた、戦争に行った夫の安否を突き止めてくれという女性の依頼や、領主の息子の頼みから領主のお家争いに巻き込まれたりと、沈璃は持ち前の正義感で 行云を助けていきます。

そうしていくうちに、沈璃は 行云に魅かれている自分の気持ちに気づいていくのですが、霊力を使ったため 沈木月に居る場所がバレ、また追手が掛かってしまうのです。

沈木月の追手は 行云を人質にとり 沈璃をおびき出します。やって来た沈璃は政略結婚への不満を爆発させるも、逃げることは出来ないと腹を括り、行云に自分の気持ちを告白し、今にも死にそうな 行云に自分の500年分の修力を渡して、灵界に戻ります。

戻り罰を受け籠っていた間に人間界では30年の月日が経っていて、行云は 沈璃に貰った修力のおかげで天寿を全うして穏やかに亡くなったのでした。

そして仙界でも 沈璃の結婚相手 天君の孫 拂容君 が結婚を取りやめてくれと天君に縋りついています。そこへ長く仙界を離れていた上古真神の 行止 が戻ってきます。行止は人間界へ降り修練していたのですが、今回の修練は面白い出会いがあり人間の時の記憶が残っていると天君に話すのです。

真神 行止が 行云で、仙界と灵界の結婚のため、沈璃は灵界で再び 行止に会う事になるのです・・・

 

 

このドラマの私の一番は

 

沈璃のテーマ「碧苍战歌」で気分上昇、です。

 

三界一の戦神だけあって、もう 碧苍王こと沈璃がカッコイイんです。その強さも半端なくて部下たちを守るため一歩引かない姿勢といい、言動といい、すべてがカッコイイ。

初めて自分を一女性として扱ってくれた 行云に恋をしますが、自分の本文は灵界で魑魅の封印から湧き出る魑魅たちから灵界の民を守る事。この使命が一番であり、この気持ちがブレることは決してないのです。

唯一残った最後の真神としてこちらも三界全てを守る絶対的な使命のある 行止に 行云の面影を重ね恋しくなることはあれど、その気持ちが自分の立場を超えることは決してないのです。

もう 沈璃が強くてカッコイイに尽きる。

そんな 沈璃が戦いに向かう時、ババン!と登場する時、決まって「碧苍战歌」というテーマ曲が流れるんです。これが実に良かった。もう気持ちを鼓舞する勢いのある曲で。♪パラパッパパァーーー♪と聞こえるとドラマの中の人々と同じように、その姿を待ち望んでドキドキしました。そしてその姿が現れたならばみんなと一緒に「王爷!!」と叫びましたよ~。

戦闘シーンはどれもカッコ良かったんですが、EP23の黒幕 苻生との一騎打ちは圧巻でした。CGがゲーム背景のようなんですが迫力満点でした。

ラブラインの方は、あくまで恋より使命を優先させる 沈璃と、沈璃に魅かれるも自分の重き使命のため必死にその気持ちを抑える 行止。その歯止めが切れ結ばれた後も大きな重責を背負った二人の運命は簡単には結ばれることを許してくれず。

真神として天の理を犯してはならず、理を犯すことは神の力を失い死ぬということ。沈璃を好きな気持ちを切り捨てられない 行止が「ならばなぜ私には感情があるのだ。感情を抱いてならないのなら、なぜ神に感情があるのか」と天に怒りをぶつけるセリフに胸が熱くなりました。

神界ファンタジーのラストは復活を待って待って、再び出会うという形が定番だと思うのですが、こちらのラストは復活も早く、さらに二人が幸せにイチャコラするエピソードまでついたスペシャルバージョンでした。

私はこのラストの甘甘な二人に大満足でした。

 

 

                   (画像出典 百度百科)