ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

唐人街探案  Detective Chinatown

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『唐人街探案  Detective Chinatown』 ★5

 

邱泽(ロイ・チウ)さん、陈哲远 さん、主演の探偵ドラマです。全12話。

 

邱泽(ロイ・チウ)さん、台湾俳優さんです。台湾のアイドルドラマに多く出演されています。私は視聴したことがなくて・・・お顔だけ知っているという感じです、スイマセン。すっかり大人の実力俳優さんに変身されて、とてもカッコ良かった。

 

陈哲远 さん、「凤唳九天」を今視聴中。待機ドラマが待ち構えているようです。楽しみですね。

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

このドラマ、同名映画のスピンオフドラマなのですが、映画の方は、2に妻夫木聡さんが出演されていて、3には、妻夫木さんだけでなく長澤まさみさんなど多くの日本人俳優さんが出演されてます。上映が延期になり、さらに日本での公開も延期のままなのかな?(ファンの方はよくご存じなのかもしれません)。

私は映画は見ていないのですが、映画を知らなくても楽しめるドラマでした。

映画はコメディタッチらしいのですが、こちらはコメディ感は薄く(ガチャガチャしてる所はあります←タイ警察が)、凝った演出、映像美で魅せる引き込まれる探偵ドラマでした。

タイのチャイナタウンで起きた事件を警察から頼まれ、チャイナタウンで有名な探偵が捜査協力する始まりです。

頼まれるのは映画の主役の一人  唐仁 さんなのですが、留守にしているため弟子の  林默 さんが代わりに捜査協力します。

林默さんは鼻が異様に利き、もと化学教師という探偵さん。

現場に残留した香りを元に鋭い観察眼で事件を追っていきます。

四話づつの三部構成になっていて、一部、二部が 林默さんが主演で、三部は 野田昊二(陈哲远)さんの事件となります。

 

一部の事件が、女性の飛び降り自殺から始まります。

その自殺には不審なところはないものの、その女性の死ぬまでに取っていた行動が奇怪なことに疑問をもった女刑事  萨莎と 林默が事件を追っていきます。

梵天神の呪いか?誰かに操られているのか?と神仏の罰に見える事件を冷静に分析する林默さんの前に、亡くなった女性の高校のクラスメイトの三人が容疑者として浮かび、またその中の一人が不審な死を迎え、と連続殺人に発展していきます。

二部は林默さんの過去の事件。

おおきな犯罪組織の犯罪に巻き込まれて行く、裏の顔を持つ林默さんのお話です。

三部は、映画で妻夫木さん演じる、野田昊 の弟の  野田昊二 を探偵役に金にものを言わせた大捕物なお話となっています。

 

 

このドラマの私の一番は

 

二部「玫瑰的名字」の容疑者 IVY さんと林默さんの緊迫感あるやり取りです。

 

林默さんの過去、まだ探偵にはなっていなくて、裏の顔をもつ化学教師なのですが、裏の顔の絡みから嵌められ、殺人の容疑者にされてしまいます。

逃げながら、真犯人を探す林默さんです。

そして容疑者IVYという殺された被害者の妻と接触するのですが。

この未亡人が美しい妖婦で、限りなく黒に近いとても怪しい人物なのですが、その妖しさ儚さに揺れ動く林默さんの見せる、男の魅力がステキでした。

踏み込んだらいけない女性だと分かってるんですよ(たぶん、いや絶対)でも抗えない魅力・・・、そして俺はまだそこまでハマってないと言い聞かせながらも、落ちて行く・・・と、私が林默さんのように顔も良く、頭もよく、社会の裏街道を知り尽くしながらも、他人を思うことが出来るような芯の綺麗な人間になれたら、(林默さん、すごい魅力的なんです)絶対こういう悪女に溺れてみたいです。

そして罪悪感と後悔に苛まれてみたい。そしてその過去を引きずりながら生きてみたい。

と、私の妄想が爆発する、ステキなお話でした。

心に傷を持つ探偵・・・すごく好きなので。

 

林默さんのとても好きなシーンをもう一つ。

一部で自殺した女性が、飛び降りる前に屋上で踊りを踊っていたという話を聞き、その女性とその体験を再現するように体現するシーンがとても好き。

 

三部の野田昊二の事件はガラリと雰囲気が変わりますが、こちらも違う魅力があり楽しく視聴出来ました。

 

林默さんはまだまだ奥深いし、彼の追っている真の事件が見え隠れするので、ぜひ続きを見たいです。そして林默さんのキャストを絶対邱泽さんでお願いしたい。ハマっていたキャラが変わってしまうのは華流ドラマのあるあるですが、この作品は、林默だけは必ず邱泽さんでお願い制作の皆さま、と思いを念じます。

 

そして、映画もぜひ見たいと思ったドラマでした。

 

 

                  (画像:出典 百度百科)