郭俊辰（グオ・ジュンチェン）さん、万鹏（ワン・ペン）さん、主演の青春恋愛ドラマです。全２８話。
郭俊辰（グオ・ジュンチェン）さん、私は初めてでしたが、「太子妃升职记・太子妃狂想曲」「旋风少女第二季・私のツンデレ師匠様」「惹上冷殿下・恋は不意打ち」に出演しています。
万鹏（ワン・ペン）さんは、「初恋了那么多年」を視聴したばかりです。
こちらのドラマ、中字字幕のみで視聴しましたので、内容は正確性に欠けているかもしれませんので、普段よりさらに軽い参考にして下さい（普段も色々欠けているとは思いますが・・・）。
といことで、軽いあらすじに行きたいと思います。
男主 南晰 は頭脳明晰ですが、コミュニケーション障害をもつ男の子。この事が原因で転校してきます。
転校初日に遅刻しそうになった、女主 夏芮 とぶつかります。ぶつかったことで結局遅刻してしまい（何度もしているので）罰を受けた夏芮は、いっしょに遅刻したのに罰を受けず、会話をしようとも成り立たず、何を考えているか分からない南晰にも罰を受けさせようとしますが、うまくいきません。
その後会うたびに何かと不幸な目に合う夏芮（サボったり、買い食いしたりしてるので自分が悪いんですけどね）。そんなことが続くので、出会った時に意地悪だったことを謝り、もう関わらないでいようとします。
でも、南晰のほうは夏芮の身に着けている木彫りのくじらのネックレスを見て、幼い時の唯一の友達ではないかと思い確かめたいのですが、うまく出来ずにいます。何とか額の傷を確認して、夏芮が幼友達だということを確信します。
そのことをやっとの思いで夏芮に告げて、すっかり仲良くなる二人です。
こうして、ふたりの友情と初恋が始まって行きます。
このドラマの私の一番は
中国の入試「高考（ガオカオ）」です。
華流ドラマの青春ものを観るようになると、何度も目にする中国の大学入試「高考」。青春ものの主人公は圧倒的に男主が出来る男で、女の子が普通の子というパターンが多いですね。
（これは日本の少女漫画でも定番の鉄板ともいえますが。日本の恋愛ドラマでは漫画原作は置いといて、オリジナルものだとあまりないような・・・。そもそもオリジナルもので学園ドラマは少ないかな。華流ドラマではあまり見ませんが、日本の学園ものだと、優等生（女の子）と不良（男）という図式も多いですね～）
で、このドラマ幼馴染と気づいてからの二人の仲はもう固くくっついて離れないとラブラインはまったくブレずに突き進みます。
南晰くんのコミュニケーション障害は少しは改善しますが、普通に接触できるのは夏芮ちゃんのみ。仲良し四人組になるのですが、他二人の友人ともおしゃべりはしますが、接触はしません。大学に入ってからも他人とのコミュニケーションは夏芮ちゃんと一緒。夏芮ちゃんも急に触ったりは絶対しなくて、手を出して南晰くんを待ちます。その手に頭を出してよしよししたり、顔を置いてスリスリしたり、このスキンシップの取り方がすごく素敵で好きでした。
話がそれましたが、こうしてふたりの恋愛模様はゆったり進む中、丁寧に描かれているのが学校生活。高校と大学の生活（こっちはそうでもないか）でして、とくに大学入試に向けて、勉強の苦手な夏芮ちゃんが頑張る姿が印象的なのです。
そして、その努力及ばず、目指す大学には（南晰くんと他二人の友人と一緒の）入れないのです。
そこで「高考」って？簡単に日本のセンター試験のようなものと理解してドラマを観ていたのですが、今回気になって少し調べました。
中国の大学はほぼ国立大。その中でも国家重点大学という有名大学があるそうです。その有名大学を目指ししのぎを削るのが「高考」で７５０点満点で、大学のランクに分けられ合格ラインが一本、二本、三本と分けられるそう。この合格ラインは毎年微妙に違うとか。
青春ドラマの男神、学覇たちの点数が６００点以上で出てきますが、この６００点が大体一本のラインのようです。で二本までがいわゆる四年制大学で三本は専門学校的な感じのようです。
でさらに、自分の合格ラインが分かっても自分の行きたい大学へ行けるかはまた別のようで、一本ラインの大学（学部）へ希望を出し、その大学の方は点数のいい順に取るとなり（地方や少数民族など配慮もあるらしい）、一点たりなくて第二希望になってしまったりするのだそうです。
長くなってしまいました・・・このドラマでは南晰くんは余裕の６９７点。で、夏芮ちゃんは４４９点で希望学部の４５４点前後に足りなく、三本の大学に行くくらいならと妈妈に留学を迫られてしまうのです。ここは、二人で妈妈を説得して、レストラン経営の専門学校的な大学へ進学することになります（みんなが行く大学の近くにある）。
と、このように入試事情を堪能しました。
二人の恋は固く、カップルの相性も良いです。
万鹏さん、「初恋了那么多年」とほぼ同じようなキャラで、正義感が強くケンカっ早い、姉御的な女の子での初恋もの。私は恋愛ドラマとしては「初恋～」のほうが好きでしたが、違った味わいがあって楽しめました。
（画像：出典 百度百科）
