『温德瑞拉日记 Wenderella's Diary』 ★３
于朦胧（アラン・ユー）さん、宋妍霏（セリシア・ボーイ/ ソン･イェンフェイ ）さん主演のラブコメです。全２４話。
于朦胧（アラン・ユー）さん、「月照らす、君を想ふ / 明月曾照江东寒」を視聴しました。「太子妃 狂想曲＜ラプソディ＞」「永遠の桃花～三生三世～」「新・白蛇伝～千年一度の恋～」「両世歓～ふたつの魂、一途な想い～」と私はなぜかすべて未視聴ですが、出演ドラマがたくさん日本上陸しています有名俳優さん。でもドラマ新作は久々ではないかと。
宋妍霏（セリシア・ボーイ/ ソン･イェンフェイ ）さん、「可惜不是你」「クロスファイア / 穿越火线」「孤独的野兽」（ちょっとだけ出演）を視聴しました。「可惜不是你」でセリシア・ボーイさんと紹介していて、宋妍霏さん、国籍がオーストラリアということでセリシア・ボーイは外国名です。
このドラマの簡単なあらすじは
友人と一緒に「柏丽慕达」という靴ブランドを経営している、靴デザイナーの 温媃 は「柏丽慕达」の靴のプレゼンに結婚紹介アプリの会社を訪れるのですが、靴は良いのだけど「柏丽慕达」の知名度がない事で断られてしまいます。
その帰りにエレベーターで乗り合わせた女性と問題を起こした事で、アプリ会社の社長 单良 に出会います。
善良な 单良にワザと転ぶという技を見せ、もう一度ちゃんと靴のプレゼンをする機会をもらいます。そのプレゼンの席で 温媃が靴づくりで一番大事にしている事にちゃんと気づき「柏丽慕达」を評価してくれた 单良に一目ぼれするのです。
温媃は 单良と付き合うために自身が身に着けてきた、あざとさをフル活用します。その効果は抜群で 单良は 温媃に惹かれていきます。
そして見事結婚までこぎつけるのです。
結婚を目の前にして 单良が肩書や上辺だけで人の価値を判断しない、芯から純粋で善良な人だとわかり、これまでついてきた嘘を後悔します（ブランドのプレゼンを嘘を交えてしているので…）。
ちゃんと告白しようと決意するのですが、单良に振られそうで怖くてずるずると言えずに過ごしてしまいます。その上、元カレ 苏子光が 单良の前に現れ 温媃がうそつきだとほのめかすのですが、心から 温媃を信じ切っている 单良は 苏子光の言うことをことごとく良く解釈してくれるのです。
結局真実を告げることが出来ず結婚する二人。
ラブラブ甘々な新婚生活ですが、徐々に 温媃のついた嘘がほころび始めて・・・と、嘘が一つバレてしまうたびに結婚生活に危機が訪れてしまうのですが、そのたびに二人はその価値観の違いを知りなお絆を深めていき・・・と始まっていきます。
このドラマの私の一番は
单良の中の方、于朦胧さんが体現する 单良という男の純粋さと善良さ、です。
单良さんが、とてもとても良い人なんです。もう天使と言っていい、名前の前にセイントとつけてもいいね、というぐらい。
この心の美しさ、品の良さの権化のような姿はもうこの姿しかないんじゃ？と思わせる説得力が 于朦胧さんにありました。
温媃さんは細かい嘘をいっぱいついているんですが、ブランドの成り立ちとか、自身の前歴とか、自分自身を 单良さんに釣り合うように色々盛ったわけです（色々盛っていますが母親の再婚相手が大会社の経営者なのでお嬢様であることには間違いはないのですが、継父と仲が悪く実家を当てにする気はまったくないので、この事実は言いなくない）。
その嘘がバレる。
この嘘がバレた時（その前に自分のブランドを宣伝するために、单良を利用してSNSでラブラブ姿をさらすために色々やらかしたりしている）、今回は許せんと離婚にまで発展します。
（怒る度に自宅のピアノ前でじっと待つ、单良の哀愁ある（愛嬌も）後ろ姿が毎回素晴らしいです。）
でも、温媃がついた嘘はすべて自分を愛しているからこそのもの、と单良は納得して許す。
喧嘩して仲直りしてを繰り返しながら、二人はお互いの価値観の違いに気づいて、それを否定するんじゃなく理解しようと努力していく。
この二人の愛の進行具合がコミカルにでもしっかり描かれていて、良かったです。
元カレの 苏子光が（インナーを着忘れているセクシー男を「对我而言危险的他」でイケちらかしていた 樊治欣さんが演じてます）自分の時には嘘をついていたと自分から真実を言ったのに（見せたのに）、なぜ 单良には嘘をつき続けるのか興味をもって色々邪魔をするんですが、本当に好きになってしまったからこそ、絶対に 单良と別れたくないからこそ、嘘をつてしまう 温媃の気持ちがすごくわかってしまいまして。
ダメだってわかるし、バレた時を考えたら大変なのについてしまう嘘。
何度も 单良ともう嘘はつかないと約束しているのに、嘘をついてしまう 温媃に「あ～もう～」と苦々しい思いをしながらも親近感を持って見守っていました。
良くドラマや漫画などで（今時はないのかな）、自分の頭の中で天使と悪魔が戦っているという場面があると思うのですが、そんな天使な男性と悪魔な（ちょっとズルい）女性の可愛い恋模様を実態化したようなドラマでした。
（画像出典 百度百科）
