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主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

理科生坠入情网 The Science of Falling in Love

 

『理科生坠入情网 The Science of Falling in Love』 ★3

 

吴佳怡(ウー・ジアイー)さん、刘奕畅(リウ・イーチャン)さん、主演のラブコメです。全24話。

 

吴佳怡(ウー・ジアイー)さん、「天舞紀~トキメキ☆恋空書院~ / 天舞纪」「影帝的公主」を視聴しました。私は未視聴ですが「骊歌行」に出演されてます。時代扮装の方が似合うな、好きだなと。

刘奕畅(リウ・イーチャン)さん、「若様!私がお守りします / 少主且慢行」「尚芸館の五つ星 プリンスとのナイショの恋 / 长安少年行」「如意芳霏〜夢紡ぐ恋の道〜 / 如意芳霏」「不能恋爱的秘密」を視聴しました。「若様~」の赵错が良すぎてすっかりファンに。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

理系大学に入学(ギリギリで)した 苏澄澄 は恋をしたいと思っているのですが、男子が圧倒的に多い学部なので一年の時は受け身で過ごしていてその機会を逃がしてしまったと反省します。

新年度が始まり、友人と気合いを入れて出会いを探しますが、理系男子はコミュニケーションをとるのも一苦労です。

そんな時、通学時に外れてしまった自転車のチェーンを拾ってくれた学生 肖宇河 に一目ぼれします。その後も何度か偶然の出会いをしたので、もうこれは運命の恋だわと、優秀な人が多い中でも特に天才と名高い 肖宇河を追いかけ告白します。

苏澄澄の告白を聞いた 肖宇河は返事はせず、自分の入っている研究室へ来るようにいいます。その研究室は優秀な人しか入れない難関の研究室で有名で、ちょうど研究室の申し込みに遅れた 苏澄澄は大喜びだったんですが・・・。

研究室で会った 肖宇河は冷たく、出来ることがないので雑用ばかりをやる羽目になってしまい、思い描いていたのと違うのです。

我慢が出来ずに 肖宇河に自分を研究室に呼んだ理由を聞くと、「本当に俺を好きなのか信じられない、本当に好きなら証明してみろ」と言われ、それから、肖宇河の奇妙な実験に付き合わされる羽目になってしまうのです。

こうして一目ぼれした 苏澄澄と、実は子供の頃から 苏澄澄を好きだった 肖宇河の恋が始まっていきます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

肖宇河の抱える大きな大きな不安、です。

 

こちらのドラマ、原作が「理系が恋に落ちたので証明してみた。」という日本の漫画となっています。私はこの原作を5巻まで持っているので(←中途半端でスイマセン💦現在は14巻まで発売されているようです)ちょっと比較しますと、漫画とは別物でございます。

漫画は完全なラブコメ、むしろギャグ漫画です。理系の中でも磨きがかかったつわもの女子がやはりスーパー理系な男子に恋をして、二人で恋の証明をしてくという面白かわいい漫画です。

ドラマの方は、理系大学に入ってしまったがどちらかと言えば普通の女子 苏澄澄が、天才理学生に恋して、理学生 肖宇河の方も科学的根拠ではなく、幼少期の辛い記憶を払拭するために、苏澄澄の自分を好きな気持ち、恋する気持ちをデーター化したい、という展開でお話が進みます。

小学生の時、親の離婚に伴う、母親からの過大なプレッシャーに追い詰められていた 少年 肖宇河を助けてくれた、優しく機転の利く女の子 苏澄澄。二人は特別な友達になります。

でも、苏澄澄の特別が、自分の特別と違い、自分ほどに 苏澄澄が自分のことを重要に思ってくれていなかった…、大好きな人に捨てられたと思った 肖宇河。母親に言われるままに転校してしまう。

でも、苏澄澄も 肖宇河をちゃんと特別な友達だと思っていて、何も言わず転校してしまった事が信じられず、ずっと 肖宇河にメールを送りながら待ち続けていたんです。

再会して、肖宇河は一目で 苏澄澄のことが分かったのに 苏澄澄は自分に気づかなかった。(母に言われ改名しているため子供時代の名前ではないので)肖宇河は期待していたのに、また裏切られた気持ちになり、大きな不安を抱えてしまう。

苏澄澄が 自分を好きになったと言って来ても簡単にもう一度信じることが出来ず、期待してまた傷つくのが怖くて、意地悪い事をしてしまう。

悩ましいんですよ。

この 肖宇河の大きな大きな不安感が。

子供の頃、友情という以上に 苏澄澄に依存してしまった 少年肖宇河の気持ちが分かるだけに、成長してもその不安を抱えたままの 肖宇河の痛みが伝わってきて、肖宇河の中の小さい男の子に、頑張れ~、乗り越えろ~と声援を送りながら観てました。

子供の時別れてからずっと 苏澄澄が送り続けていたメールを読んだ時の、肖宇河の涙に一緒に涙・・・。

恋人になってからは可愛い二人。ラスト、肖宇河の研究の事でちょっと波立ちますが、二人の関係は揺らぐことなく安心のハッピーエンドです。

 

三本続けて(「最食人间烟火色 」「温德瑞拉日记 」と)家族の絶対的な愛に恵まれない、孤独を抱えた主人公の恋愛ドラマを堪能しました~。自分が寂しい思いをして、我慢をして育って、安心感が欲しくて・・・。恋愛ドラマは最後にはちゃんと幸せになってくれるので本当にいいですね~。この鉄板なハッピーエンドの揺るぎなさが観ている者(私)をいつも幸せにしてくれます。

 

 

                      (画像出典 百度百科)