『拜托了班长 Please Classmate』 ★3
夏之光さん、代露娃さん 主演の青春学園ドラマです。全24話。
夏之光さん、アイドルグループ「R1SE」のメンバーさんです。創造営2021にハマって知った知識です。創造営をへてデビューしたグループで二年が経過したので今はもう解散してしまったと思われます(詳しくなくてスイマセン)。元々「X玖少年团」(肖战さんの所属しているアイドルグループ)のメンバーで創造営に参加して勝ち抜きデビュー、なので現在は「X玖少年团」に戻っているのかな?(良く分かってないのに書いてます)。なので「哦!我的皇帝陛下」を視聴しました。
代露娃さん、「穿越火线」を視聴しました。未視聴ですが「大宋北斗司」に出演されています。
このドラマの簡単なあらすじは
森永高中(高校)は進学コースと体育コースとを分けて運営している学校なのですが、(お互いにいがみ合っている関係)文武両道を目指すために、合併してみようという試みがされることになります。そして進学コースの三年二組へ4人の体育クラスからの編入生がやってきます。
もともとお互いを馬鹿にし合っている生徒同士なので、さっそく嫌がらせ合戦になってしまいます。三年二組の班長(日本の学園ドラマだとクラス委員長)である 袁彩希 は男子たちのくだらないいやがらせに巻き込まれ、椅子にスカートを張り付けられてしまい、スカートをハサミで切る羽目になってしまいます。
これには体育コースから来た四人のリーダー 李赫 も動揺して罪悪感を感じてしまうのです。
対立が絶えないクラスなのですが、理科の実験でボヤ騒ぎが起こり、その時に体育コースから来た四人がとった理性的で的確な行動により、 袁彩希も 李赫たちへの印象が変わってきます。
こうして、水と油だった二つのグループが段々馴染んでいく様子と、袁彩希を囲んで巻き起こる四角関係の恋模様が始まって行きます。
このドラマの私の一番は
青春学園ドラマとはこうでなくてはね、です。
まったくの曇りない青春模様が気持ち良かったです。
まず、出てくる主要メンバーがみんな素晴らしくいい子。
袁彩希をめぐって三人の男の子が恋の火花を散らすのですが、真っ向勝負の上、引き際も見事で。
また、この三人の男の子たちの友情模様も美しくて。
班長 袁彩希は絵に描いたような優等生。勉強だけではなく物事に向き合う姿勢がすべてが真っすぐな女の子なんです。
この 袁彩希の真っすぐさにすぐに惚れちゃう 李赫。実は三年間片思いをしている、クラスの秀才 宁泽宇(ずっと一位で袁彩希はずっと二位に甘んじていて、勝つことを目標にしている。一位を取れると奨学金がでる)。そして中盤から登場の 袁彩希の幼馴染で命の恩人でアイドルの 叶景希。
この三人の恋の駆け引きが正々堂々として(抜け駆けは許さないと色々やるので正々堂々ではないのかな)見ていて気持ちが良いのです。お互いに袁彩希が好きだということを宣言しての清々しいやり取り、その上お互いの良さも認め合い友情も築いていく、素晴らしさ。
以前に感想を書いた「放学别走」のように心に屈託を抱えながらも前向きに頑張ろうという青春模様も好きなのですが、陽パワー強すぎな今作のような青春もこれぞ青春で晴れ晴れとした気持ちに浸れて好きです。
中でも私は 宁泽宇くん推しでした。
厳しい家庭環境に居ながら、寂しい思いも沢山しているのに、本当に芯の強い子でして。法律家の両親に法律家になるよう強いられているのですが、プログラマーになるのが夢で、隠しながら勉強している努力家で。少し抵抗する姿は見せるけど、親を悲しませたくないと気を遣う。
「原来我很爱你」の 桑无焉ママもそうでしたが、この 宁泽宇ママもキツイ母でして。私の育ってきた時代はまだ辛うじて勝ち組コースがあり、勉強していい大学、大企業に就職となれば一生安泰という感じで、学生時代にはこうした教育ママもいましたが、自分が母となった周りには少ないような気がします。
このママたちの、一生懸命自分のやりたいことを口にする必死な子供の訴えを切り捨ていう「今は私を憎いと思っても、いずれ感謝することになる。私はあなたのことを思って言っているのよ」といった言葉。こういったセリフが今の私の状況と重なってしまい、ちょっと考えさせられてしまいます。(子供の受験が心に響くので、つい)もちろん勉強は大事だけど、少しでも安心な職業について欲しいとは思うけど・・・やりたい事を諦めていずれ感謝するかな?先の事は分からないのに?と、つい自分とこの母たちを重ねてしまいますね(私の暮らす地方都市では学校の進路説明会で安定した未来などもうないと先生から言われますので・・・)。子供にとっても一番ってなんだろう?親の出来る事って何だろう?と。
話がそれてしまいましたが、ドラマ内ではキツイ親の言葉に反抗しても最後は親を思い自分を殺す 宁泽宇くんの姿に頑張れとひたすら応援しました。
ラストは仲間たちがそれを阻止してくれますし、母も納得してくれます(父が最初に折れてくれたのも良かった)。
学生時代はこうあって欲しいという、嫌な事があってもそれを乗り越える力は考え方ひとつで大きく違ってくる、ポジティブに物事を捉えられる柔軟さを学生時代に培ってこれるのは、素晴らしい事だなと。
後、見た目はイケてないのにすごいモテモテな弟くんがステキでした。
(画像:出典 百度百科)