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主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

九齢公主~隠された真実~ 君九龄 Jun Jiu Ling

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『君九龄 Jun Jiu Ling』 ★4

 

彭小苒(ポン・シャオラン)さん、金瀚(ジン・ハン)さん 主演の復讐時代劇です。全40話。

 

彭小苒(ポン・シャオラン)さん、私は初めての方ですが「東宮~永遠の記憶に眠る愛~ / 东宫」に出演されてました。本当に整ったお顔をされているなと拝見しました。

金瀚(ジン・ハン)さん、「王女未央‐BIOU‐ / 锦绣未央」を視聴しました。私は未視聴ですが「夕月花(せきげつか)~三世を駆ける愛~ / 今夕何夕」が日本上陸していますね。「未央」の悪役がすごく印象深く記憶に残ってます。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

君九龄 は自分の結婚式に皇帝暗殺を試みます。自分の父である 志宗皇帝が不審な死に方をし、新しく皇帝になった叔父  楚让 を怪しみ近づく機会をまっていたのです。刃物で脅し父王の真相を迫ると、顔を近づけた 楚让はそれを認めるのです。そのまま楚让を殺そうとしますが、結婚相手の武德司统领の 陆云旗 に阻止されてしまい、反逆の罪で投獄されてしまう 君九龄です。

その投獄されている牢に医療を学びに通っていた 神医君应文 と娘の 君蓁蓁 が助けに来てくれます。拷問でボロボロだった 君九龄を連れ出したものの逃げ切れないと悟った 君蓁蓁が身代わりとなり牢に火を点けます。

牢は焼け落ち、死んだことになる 君九龄。君应文は 君九龄の顔と声を娘 君蓁蓁そっくりに整形します(神医だから出来る技なのかな)。

見代わりとなり焼け死ぬことになってしまった娘のためにも今は 君蓁蓁として生きて欲しいと師父に懇願され、身を潜めることにするのですが、貴重な薬草を採るために師父 君应文が崖から落ち死んでしまうのです。

一人になってしまった 君九龄は 君蓁蓁となり君蓁蓁の母の実家 方家に向かいます。地方の豪商方家は 会ったことない君蓁蓁を不審に思うのですが、偽物と決めつけるわけにもいかずとりあえず家に置くことを許可します。

君九龄の幼馴染で初恋の相手 成国将軍の息子  朱瓒 は 君九龄の結婚の話に落ち込んでいたのに、死んだと聞き都に向かいます。

その途中でひょんなことから 君蓁蓁となった 君九龄に出会い、君九龄を思わせる 君蓁蓁がどうしても気になり手助けをすることに・・・。

こうして皇帝 楚让の悪行の証拠を探し復讐を遂げようとする 君九龄と、君九龄の死を疑いそれを確かめるため協力する 朱瓒との恋愛模様と復讐が始まって行きます。

 

 

私のこのドラマの一番は

 

素直に 君九龄がカッコよかった、です。

 

もう何でもできる、万能完璧公主 君九龄。

君蓁蓁となり方家に認めさせるために、神医の娘としてその医療を使って身を立てていきます(軽く医療の勉強をしに通っていたぐらいの印象だったが、かなりガッツリ勉強していたのかその知識、腕前、すごいです)。

方家には跡継ぎである  方承宇 がいるのですが幼い頃から難病を患っていて車椅子生活を送っています。その  方承宇が歩けないのは毒の副作用だと、祖母と叔母に教えるのですが、毒を薬として服用していてそれを止めると本来の病気のために死んでしまうと言う二人。

でも、君九龄はそれは嘘だと誰かに騙されていると諭し、毒を止め本来の病気の治療のために薬湯に入れる提案をします。そして、いとこと言えど女性に裸を見せることを拒否する 方承宇のために結婚することにします。

こうして方承宇を助けたことで方家にしっかり認められ、その上 方承宇を魅了します。

君蓁蓁には神医であった父が命を救ったことで縁が出来た婚約者がいることが判明するのですが、その相手 宁云钊 が出来た息子のため宇家は 君蓁蓁のことを認めません。宇家の祖父と父の間で交わされた約束とはいえ、その約束を反故にするならと、宇家を脅しお金を要求して婚約を解消する 君九龄。その事実を後になって 宁云钊は知るのですが、祭りで偶然出会った 君九龄と碁をしたことでその腕前に驚き惹かれ、またその後矢投げの対決をして(この矢投げのシーンカッコよかった)完全に落ちてしまいます。

元々惚れていた 朱瓒と 陆云旗を含む四人の男性をメロメロにするほど魅力的なのです。

男たちを魅了しながら、次々やってくる困難に立ち向かっていく訳ですが、常に堂々としている。どうだっ!感がすごいです。

このドラマ、「玉楼春」と同時に観ていたのですが、両主人公の貫禄に当てられましたね。

これ、日本人的な受け取り方なのか(私個人のことを日本人全体の資質というのはおこがましいか)、オラオラどうだやってやたぜっ(←大げさな表現です)という直球主人公より、能ある鷹は爪を隠すといった、実は私がやりましたというのを婉曲的に知らせる(もちろん本人は知らせるつもりはなくて、他人が勝手にやるやつです)主人公のほうが魅力的に思えてしまうんだな~と。

出来過ぎるとちょっと鼻についてしまう・・・妬みというやらしい感情なのでしょう、自分の小ささを実感しつつ、それでも 君九龄という完璧女性が復讐を遂げるまで走り切る姿がステキなドラマでした。

展開もスピーディーでどんどん見れます。

 

何と言っても、家に修行に来た公主というだけで、身代りになった 君蓁蓁(死に方も壮絶ですし)が一番すごい人だったと思うわけです。

 

 

 

                    (画像:出典 百度百科)