『BAD BUDDY SERIES แค่เพื่อนครับเพื่อน』 ★4
コーラパット・クッパン(ナノン)さん、パワット・チットサワンディ(オーム)さん主演の青春ラブコメドラマです。全12話。
タイの俳優さんはどの方もだいたい初めてお目にかかっているので、その他の作品紹介を省かせていただきます。
日本版ウィキペディアにも掲載されている作品や俳優さんもたくさんいらっしゃいますので、ご興味がある方はぜひ調べてみて下さい。
このドラマの簡単なあらすじは
パーン(ナノン)とパット(オーム)は家がお隣同士の幼馴染です。でも、両親がとても仲が悪く、生まれる前から競争相手のように育てられ、仲良くすることを禁じられていました。
高校時代に一緒にバンドを組んだことが原因で(仲良くした)、パーンは転校させられていて、三年ぶり(?)に大学で再会してしまいます。
そして、大学でも仲の悪い工学部と建築学部で早速友人たちがサッカーの試合結果がもとでケンカを始めてしまいます。
こうして大学でもいがみ合って過ごすのかと思いきや、二人は子供のころからお互いのいい所を知っていて、本当は親の言う通りに仲違いしたいわけではなかったのです。
やはりパーンがいい人だと知っているパットの妹パーに説得されたこともあり、大学ではうまくやって行こうとする二人です。
大学でも何かと対立する学部なので、友人たちをコントロールしながら、友人になっていく二人。ケンカで破壊してしまったバス停を直したり、寮の部屋が偶然向かいだったりと急速に仲良くなっていきます。
そこに二人の高校の同級生の女の子インクが現れ、パーンはパットか彼女が好きだと聞かされ複雑な気持ちになります。
そして、インクに告白しようとするパットも自分の気持ちに自信が持てない様になってしまい・・・と憎しみ合う家に生まれた友達になれない二人が、恋人になっていくお話が始まって行きます。
このドラマの私の一番は
仇同士のお家でも彼らのようにやったら幸せな未来がつかめるね、という正解を見せて頂いた、です。
友情を飛び越え愛情を育んでいくパーンとパットが本当にお似合いで。家だけではなく友人たちの前でも仲良くできなくて、でも、寮ではずっとイチャコラしていてね、可愛いカップルでしたね。
パーンのほうが早くに自分の気持ちに気づくんですね(でいいと思うのですが)。でもパーンくんは繊細で感情だけではダメな現実を早くに自覚してるのです。パットがやっと自分の気持ちに気づき思いのたけをぶつけ、その思いに応えるようにキスする二人なのですが、このEP5の屋上での別れに胸が締め付けられましたね。
キスして応えて貰って嬉しそうに笑うパット、これが最初で最後のキスだというように涙を堪えて立ち去るパーン。
でも、パットの前向きで明るい姿勢にパーンの頑な心も動かされ、付き合うようになります(先に好きと言わせてやる、とお互いちょっかい出し合う攻撃が可愛かったですね)。
友人たちにも黙って付き合うのですが(パーンは公表したくない、パットは付き合ってること言いたい、と気持ちにずれはあるものの)、事件を挟みながらも友人たちは二人のことを応援してくれるようになります。
そして、最大にして最後の難関といったところの両親同士が憎しみ合っているわけ、となるのですが・・・
これが、実にちゃんとした理由で。
ラブコメだしというのもあり、私は「えっ、そんな理由?」って感じなのを想像してたんですよ。そしたら全然違う、重くちゃんとした理由で。これはパーンのお母さんは許せないでしょう、しかも隣でそいつが開き直ったかのように、普通に暮らしているわけですから。
そんな父親の子と自分の子供を仲良くさせたくないパーン母の気持ちが私はとても理解できました。
なので、駆け落ちのように家を出た二人が、まだ若い自分たちの未来、そして家族の気持ちをちゃんと考え行動するのに胸を打たれましたね。
感情だけにとらわれず、本当に立派ね~と。
親同士が仲良くなるのは無理だけど、二人の仲はゆっくりと認められるだろうという未来が見える幸せな終わりでとても良かったです。
(画像出典「https://twitter.com/GMMTV」)