ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

麗らかなキミにときめいて!~Sunshine of My Life~ 若你安好便是晴天  Sunshine of My Life

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『若你安好便是晴天  Sunshine of My Life』 ★3

 

张翰(チャン・ハン)さん、徐璐さん、主演のお仕事恋愛ドラマです。全45話。

 

张翰(チャン・ハン)さん、「お昼12時のシンデレラ / 杉杉来了」「四大名捕~都に舞う侠の花~ / 少年四大名捕」「十宗罪」を視聴しました。久々にお目にかかりました、だいぶご無沙汰だったなと。

徐璐さん、「良辰美景好时光」を視聴しました。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

デザイナーの卵の 莫菲 は大手服飾メーカー「明远集团」の新作発表会を見たあと友人とそのショーの話をしていると「明远集团」のデザイナーの 夏雪 と社長の 唐明轩 にその話を聞かれてしまいます。今の「明远」の足りない所をはっきりと口にしますが、場の空気を読んだ友人に外へ連れ出されてしまいます。その時に自分のデザインブックを落としてしまいます。

そのノートを拾った 唐明轩は興味深そうにそれを見つめます。

ノートを返して欲しい 莫菲は色々コンタクトを取ろうとするのですが、唐明轩はことごとくそれを無視します。でも、そのデザインと 莫菲が気になっています。

会社のブランドの一つ「颂唐」は民族性を意識した高級ブランドですが売り上げがよくなく、唐明轩は続けていく意味がないと思っています。

でも会長である父親の思い入れの強いブランドで父親の説得もあり、なんとか売り上げを伸ばし、継続していく方法を探ることにします。

そしてその足掛かりに、蘇州刺繍を取り入れていくことにするのですが、蘇州刺繍の大家との話し合いは難航していて、自らその先生の元に行くことにします。

そして、蘇州で 莫菲と会うのです。莫菲はもともとその先生のもとで蘇州刺繍を学んでいて、唐明轩の出資のはなしは悪い事ではないと思っていたのです。

先生を説得した 唐明轩と刺繍の工房のことでどんどん仲良くなっていく二人です。

こうして、ファッション業界での仕事と恋のお話が始まって行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

伝統工芸を現代ファッションに取り入れていく所と、堂々としたライバルたちです。

 

このドラマ、公開した時に2話ぐらいまで見たんですが、最初から主役カップルのいい感じの仲の良さから序盤でカップルが成立することが予測でき、そう予測してしまうと、45話か~、長いな~。と見もしない内から自分でハードルを上げてしまってリタイアしちゃったんです。でも、コメントで勧めて頂いて再チャレンジしました。

 

予想通り、唐明轩&莫菲のラブラインは序盤で固まりまして、恋のライバル 夏雪さん、初めから匂わせぶりな感じからの後半登場 方倩ちゃんといまして。初っ端から飛ばしまくっている夏雪さんのゴリゴリ加減が良かったです。

仕事上の上司にもなるんですけど、意地悪も嫌味もコソコソしないんです。もう堂々と唐明轩の前でも自分を貫く姿は、むしろカッコ良かった(完全に仕事に私情を挟んでるんですがね、私情で眼も曇っちゃうんですがね。一歩も引かずゴリゴリでしたね、ある意味正々堂々として立派)。

でも、二人の愛は強かったです。ラブラインはお互いを思うあまりという揺らぎもなく、不動でしたね。方倩ちゃんの登場後はちょっとありますが、まあ軽いもんです。なので、現代の恋愛ものとしては長い話数ですが、ラブラインは安心して見れ、大人の恋模様を存分に楽しめました。

そして、お仕事のほうの蘇州刺繍。

日本では和装を好きな方は知ってる、蘇州刺繍。

中国三大刺繍として、蘇州、汕頭(スワトウ)、相良(サガラ)と着物、帯に使われています。蘇州刺繍は、髪の毛より細い絹糸を合わせて刺していく、その作品は絵画のようと言われます。

蘇州刺繍は(手刺繍)半襟ならば頑張ったご褒美に自分に買うことができるかなという高級品ですね。(知人は一目惚れした蘇州刺繍の半襟半襟ではもったいないと)で帯を作りました)

上記ポスターに至っては、合成?本当に上に寝てるの?と思うほどの贅沢さですね(綺麗)。

蘇州刺繍以外にも色々な伝統工芸を洋服に使っていく、お仕事の姿、いいなと。

伝統工芸のブランディングは難しい面も色々あるとは思うのですが、その価値に見合った価格、そしてなによりそれを受け継ぐ人のもとに返る・・・そして繋がっていく・・・。日本でも伝統工芸が失われることなく、継いでいかれるといいなと・・・。

 

ファッションショーのシーンもカッコイイのですが、何と言っても、唐明轩さんのファッションが凄かった。

スーツ、ジャケット、ワイシャツにいたるすべてが凄かった。

唐明轩、私服コレクションとしてランウェイを歩いて欲しいぐらいでした。全身ギンガムチェックのスーツとか、重厚なカーテンを思わせるジャケットの数々、そして銃ホルダーのようなツタ(花?)刺繍のあるYシャツ。

いや、業界の社長さんだからとは思うけど、ドン小西さんぐらい派手なジャケットの数々でしたね。

華流ドラマあるあるではあるのですが、一つの事件の結果が曖昧なまま話の進む展開「結局誰が衣装を汚したの?」(←最終盤に答え合わせでした)とか「ダイヤ、結局誰が盗んだ?」(←わからずじまい)とかに、私は分かっていてもスカッとその場で答えが欲しいとつい思ってしまいます。

 

 

                      (画像:出典 百度百科)