ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

亲子鉴定师手记 Paternity Appraiser

 

『亲子鉴定师手记 Paternity Appraiser』 ★4

 

完颜洛绒(ワンイェン・ルオロン)さん、许潇晗(ハミ)さん 主演の医療(?)+恋愛ドラマです(DNA鑑定所のお話です。ちょっとカテゴリー分けに悩んでしまいましたが、華流ドラマにしました)。全15話。

 

完颜洛绒(ワンイェン・ルオロン)さん、「ロマンスの方程式 / 致我们甜甜的小美满」「韫色过浓」を視聴しました。拝見するといつも誰かに似ていると思うのですが、誰かが分からないんですよね~(←あります?こうゆうこと←年のせいで思い出せない~ではないんですよ)。

许潇晗さん、「我知道你的秘密」「迷雾追踪」を視聴しました。「我知道~」の方は記憶にございませんでしたが・・・。韓国ガールズグループ「D.HOLIC(ディーホリック)」出身の方ということです。お名前のハミはグループ時代の名称です。こちらのグループには日本人の方(レナさん)もいらして、活躍されていたようですね(詳しくないので簡単な情報となります)。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

駆け出しの小説家の 张希达 は五年前父親が大金(80万元かな)を渡した女性 董宁书 をしらべるために、董宁书の勤め先(経営者でもある)「安和亲子鉴定所」に 投資します。

そしてその投資を理由に安和親子鑑定所で働きたいと言います。共同経営者からそのことを聞き、難色を示す 董宁书ですが、安和亲子鉴定所は大手の鑑定所に装備の面で後れをとっていて、新しく大口の資金を提供してくれる 张希达は大事な存在なのです。

しぶしぶ 张希达を受け入れる 董宁书ですが、とにかく冷たく接します。

张希达は富二代ということもあり、明るく何にでも物怖じしない強い心の持ち主でどんなに冷たくあしらわれても、 董宁书に纏わりつきます。

こうして、父親との関係を探ろうとするのですが、「親子鑑定」という仕事を知り、董宁书の仕事に向き合う姿を見て、董宁书が悪い女性(父親の愛人、もしくは父親を騙していた)ではないと確信し、女性としてもどんどん惹かれてゆくのです。

そして、董宁书が経済的に困っていた理由を、ちゃんと 董宁书の口から知り自分の中の疑問を解消し、アッタクしていきます。

始めは過去の男性問題があり、年下の助手としても毛嫌いしていた、董宁书もその明るさと前向きな強さに惹かれて行くのです・・・

こうして、安和親子鑑定所に持ち込まれるケースと二人の恋愛模様のお話が始まって行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

親子鑑定という特殊機関に持ち込まれるケースがとても興味深かった、です。

 

オープニングの画がですね、ちょっとエロチックと言いましょうか、煽情的な部分がありまして、いったいどんなドラマ?と思い見始めたのですが、普通の医療系の恋愛ドラマでした。(盛先端の科学なのでもうちょっとスタイリッシュなオープニングだと良かったのでは?と余計な心配をしてしまった・・・)

民間の親子鑑定所に持ち込まれるケースっていったいどんなもの?と思いながら見ていたんですが、これが意外とそうか、そういう事か、と。そういうケースがあるのね、ととても感心しまして。

どのエピソードもとても興味深く拝見した次第です。

子供が肝臓の病気で移植が必要になり、調べたら自分たちの子供ではなかったケース。

子供が成長と共に近所の人に似てきて、浮気を疑われる母が鑑定するケース、これが病院における、赤ちゃん入れ替え。に発展したり。

お兄ちゃんを贔屓している母親が実の母親か調べて、という子供からの依頼。

酔って一夜の間違いを犯し弟の彼女と寝てしまった兄弟、その結果子供がうまれるのですが本当の父親はどちら?

同じ病院の体外受精による妊娠で生まれた別々の子供が大人になり知り合い、そうと知らずに恋人になってしまうというケース。(こちらは結末も、そっちを選ぶの?だったです)

数々のエピソードがテンポよく進み、とにかく飽きませんでした。

そして、メインのラブラインも良かったです。

視聴者には序盤から、母子家庭で育った 董宁书と 张希达の父親からの大金という伏線がどういうことかというのが察しがつくので、二人か直面するのが血の繋がりになることが分かっているわけです。

董宁书が 张希达の真心にふれ過去を忘れ一歩を踏み出し、二人が甘々の可愛らしいやり取りをくりひろげると、もう、次に落ちることが分かっているので、イチャつく二人が可愛いだけに辛かった・・・。

张希达の父親の名を知り、二人の関係が分かった 董宁书が取る突き放した冷たい態度もね、事が事だけにこれは仕方ないよね、となります。急に捨てられヨレヨレになる 张希达が痛ましい・・・我慢して酷い態度を取り続ける董宁书も。

一話30分の15話ですので、本当にあっという間に見終わりました。

とても面白かったです。

 

ただ、一つ。華流ドラマでは割とあるのですが、過去の映像がミスリードするよう使われるのですが、その映像が行き過ぎ問題。

このドラマでも初っ端に 董宁书が雨の中びしょぬれですがる様にお金を借りるシーンが映るのですが、ここね、その理由と张希达の両親と 董宁书の母親との関係性が後半分かってくると、いくらなんでも 张希达の両親がこんな態度を取るわけ(取らせるわけ)がないよね?と。

スリードし過ぎですよね、と、なっちゃいます。

 

 

                         (画像出典 百度百科)