コ・アラさんとエルさん(INFINITE)主演の法廷ドラマです。
コ・アラさんは初めてではないですが、あまり印象には残っていなくて・・・「君たちは包囲された」「プロデューサー」を見ました。「花郎」は未視聴です。
エルさんは「仮面の王 イ・ソン」を見ました。「仮面の王」を見た時にチ・チャンウクに似ているなと思いました。ハンサムですね。
このドラマのストーリーは
ヒロインの新米判事 チャオルム は初出勤の日に電車の中で痴漢を撃退、そこで高校の先輩の バルン と再会する。バルンにとってはチャオルムは初恋の相手だった。バルンは高校時代の引っ込み思案とはまったく違うチャオルムに戸惑うが、弱者を救おうと必死になるチャオルムをほっとけず、面倒を見てしまう。
初恋の時とは印象が違うチャオルムだが、素直でまっすぐな彼女にどんどん惹かれて行くバルン・・・とラブラインは進んで行きます。
本筋である法廷のお話は、民事訴訟のお話です。
刑事訴訟の法廷物が多いい中、とても珍しいと思いました。しかも、原作の作者が元判事さんということもあるので、リアリティがあるかと思います。
いくつかの民事訴訟を担当しながら、理想と現実の違いを思い知って行くチャオルムですが、自分の信じる判事になろうと努力を重ねていきます。そんな彼女に周りの人も影響を受けて変わっていきます。
と、このようにチャオルムが判事として悩み成長していくお話になっています。
このドラマの私の一番は
二番手にあたるチョン・ボワンとイ・ドヨンです。
チョン・ボワン演じる、リュ・ドックァンさんの大ファンということもありますが、この二人のラブラインも良かったですし、謎めいた美女イ・ドヨンが素敵でした。
バルンの同級生で日和見主義で軽い男ボワンが、美人で仕事が出来るが愛想のないドヨンにどんどん惹かれて行く様子が可愛らしかったですし、ボワンのいい所を知り、ボワンに惹かれだすドヨンの柔らかくなる表情に惹かれました。
思いを告げてからも、ドヨンに惹かれ過ぎて、つい及び腰になってしまうボワンをリードするドヨン、かっこよかったです。
主役のバルンもすごくいい男です。
現実主義で冷静、判事としては原則主義でお堅いバルンが、理想主義でイノシシのようなチャオルムと付き合っていくうちに、昔の正義感を思い出し自分と向き合ったり、やはり理想だけを追うダメな父親のことと向き合う姿が良かったです。
とくに暴走するチャオルムをただ手放しで支えず、ブレーキがかかるよう意見をぶつけ合う所がカッコいい。後半は少し寄り過ぎに感じますが。
ただ、私としてはエルさんの甘いマスクが甘い、甘すぎるのが完璧すぎて邪魔に思えてしまい・・・
チャオルムは猪突猛進な理想主義ですが、ちゃんと人の意見をちゃんと聞ける姿勢が好感が持てます。ただ、後半はもう少し色々考えて欲しいと思ってしまった。
「魔女の法廷」もですが、ラブラインの方はそっと添えてある感じです。
気になったことといえば、チャオルムが仕事中にいつもコートを着てること。
自分のセクハラ経験から男性とのスキンシップに抵抗があり、普段から防御していると思いますが、その下に来ているラフなワンピースも合わせ、裁判時は法服だといえ、チャオルムの仕事着に違和感がありました。
理由があり、ミニスカートで出勤する回があるのですが、この時も厚手のタイツを履いている、これもミニスカートを履いてきた理由との間に齟齬があるのでは?と思てしまって。
この後、同じことを証明しようとドヨンが、ワイシャツのボタンを外し、タイトスカートをたくし上げる姿と比べると・・・その違いが。
防御の意味がある服装だという説明があったら・・・と思いました。本国の放送を見ていないので、カットされていたのかもとも思いますが・・・
民事裁判という、法廷ドラマではあまりないテーマでおもしろかったです。