続けてもう一本法廷ドラマです。
こちらの主役は、ヨン・ウジンさんパク・ウンビンさんです。
ヨン・ウジンさんは「七日の王妃」を見ました。晋城大君、カッコ良かったです。
パク・ウンビンさんは子役から活躍されている女優さんですが、私はほぼお初といっていいです。(視聴した作品を見てもピンとこなかったです・・・スイマセン)
このドラマのストーリーは
ヒロインの イ・ジョンジュ は、ある法廷中に児童強姦事件の犯人キム・ジュヒョンが起こした人質事件の交換条件にされます。犯人と二人きりになり犯人の要求「裁判記録を燃やすか、服を脱げ」と言われ追い込まれてしまいますが、同僚の サ・ウィヒョン が機転を利かせて助けてくれます。
この事件の前にもサ判事に助けられているイ判事です。
この事件を聞いた服役中のイ判事の実の兄チェ・ギョンホはキム・ジュヒョンを殴ってしまいます。この暴行事件をイ判事が急な交代で担当することになります。でも、改名して実兄ということに気が付かれず、本当のことを言いだすタイミングもなく裁判が始まってしまいます。
この裁判が兄チェ・ギョンホの強姦殺人事件が冤罪ではないか?という疑問をイ判事に芽生えさせます。
こうして、兄の事件にイ判事が疑問を持ち、過去の事件の真実を探し始めます。それをサ判事と大学の先輩でもある検事ト・ハンジュンが助けて行きます。実はこの二人はこの過去の事件に少なからず関りがあります。と、兄チェ・ギョンホの強姦殺人事件の真実が徐々に明らかになっていく形で話が進んで行きます。
このドラマの私の一番は
イ判事の家の電球を交換する、ウ判事です。
イ判事は両親を亡くし、兄は服役中。叔母さんと二人で暮らしています。その叔母さんの家のキッチンの電球を交換するんですが、さっと踏み台にする椅子を差し出すのを横目に、手を伸ばして簡単に電球を交換する、ウ判事。
もう、この時私は叔母さん目線でイチコロ。女二人生活に降ってきた使える(頼れる)男性、踏み台も使わず、電球を変えるなんて~。ヨン・ウジンさんの身長185cmということですが、もっと高く思えます。筋肉や背の高さが男性のすべてでは全くないですが、やはり魅力ですよね。
このドラマもやはり、ラブラインは添え物。
「ハンムラビ法廷」よりさらにそっと添えられてます。こちらもかなり早い段階から男性主人公ウ判事はヒロインに惚れちゃいます。そして、こちらも同じようにそれを隠す素振りはなく、聞かれれば男らしくそれを認めちゃいます。ヒロインも似たタイプですが、こちらのイ判事のほうがお鈍さん。自分の気持ちに中々に気づきません。このグッとくるポイントもスルー、残念でした・・・
本筋の真実はかなりの重たさですが、ちょっと気になりました。
かなりのネタバレなので、注意して下さい。
真犯人はイ判事の親代わりで目標でもある判事さん。
でも、私には仕事を全うするために、母親でもある女性が、自分の夫に犯された少女を殺すことがどうしても、信じられなかったです。
たとえ天啓といえる仕事であっても、夫のせいでその仕事が奪われるかもしれなくても・・・どうしてもダメでした。
判事さんも平気なわけではない、自傷行為を繰り返し、夫の犯罪の証拠は取ってある。
でも、こんなに罪悪感に囚われる人なら、絶対にあんな行為には及ばないと思えます。
なので事件は解決しますが、後味は悪かったです。
「ハンムラビ法廷」が★3でこちらが★4なのは、私の好みでこちらの主役二人の方が好きだったからです。
ドラマ自体はどちらも面白いかったです。あえて同じ法廷ドラマで判事さんが主役だったので、好きだった方に★4つを付けました。