『南海归墟 South Sea Tomb』 ★４
潘粤明（パン・ユエミン）さん、张雨绮（キティ・チャン）さん、姜超（ジャン・チャオ）さん、主演のトレジャーハントものです。全１６話。
潘粤明（パン・ユエミン）さん、「怒晴湘西」「鬼吹灯（きすいとう）～魔宮に眠る神々の秘宝～ / 龙岭迷窟」「云南虫谷」「你是我的荣耀」「重生之门」を視聴しました。「消失的十一层」を視聴しようとしてまだ観れてないです・・・（見る気はまんまんです）。
张雨绮（キティ・チャン）さん、姜超（ジャン・チャオ）さんは、「鬼吹灯（きすいとう）」シリーズを視聴しました。
このドラマの簡単なあらすじは
「鬼吹灯」シリーズの６作品目になります。「精绝古城」「怒晴湘西」「龙岭迷窟」「云南虫谷」「昆仑神宫」の続編ですね。
「雮尘珠」の呪いを解くためにずっと冒険してきた、胡八一＋Shirley杨＋王胖子の三人はやっと呪いが解け、恋人同士になった 胡八一 は Shirley杨とアメリカへ行こうとしています。
そんな時、やっぱり呪いの解けた 陈教授から呼び出しがあり、胡八一と 王胖子 と大金牙はレストランに食事に向かいます。
Shirley杨との婚約のお祝いなんじゃないの？と茶化す 胖子と大金牙の言葉に悪い気がしない 胡八一だったんですが、陈教授の口から出たのはお祝いの言葉ではなく、「秦王照骨镜」という遺物を探して欲しいという依頼だったのです。
もう発掘調査に出るつもりがなかった 胡八一たちは戸惑うのですが、「秦王照骨镜」があると思われる 珊瑚螺旋と言われる海域では真珠が取れると言う話を思い出し気が変わります。
結果、すっかり乗り気になった 胖子と Shirleyとアメリカに行くのに少しでも多くの資金があったほうがいいと思った 胡八一、嫌な予感がしてあまり乗り気になれない Shirley杨たちは 陈教授の依頼を受けます。
「昆仑神宫」で知り合った 明叔 が珊瑚螺旋の海域に詳しいと知り仲間に引き入れて、現地で腕のいい船乗り 阮黑と弟子の 古猜、多玲 を雇い海へと出ていきます。
明叔が連れて来た怪しい二人も一緒に９人は、誰も行ったきり戻ってこないと言われている魔の海域 珊瑚螺旋を目指していきます。
このドラマの私の一番は
胡八一が自分の持つ知識を生かす展開、です。
今回はお供の人数が少ないのとほぼ身内という所で、金に目がくらんで先走ったり、恐怖に身体が竦んで先走ったりする急な参加者に 胡八一たちが振り回されるというシーンがほぼなくて、外野にドキドキさせられることが少なかった。ので前半はかなりの安心感がありました。
今度も巨大生物との戦いがあり、胡八一たち三人は大丈夫！と思って観ていましたが、それでもドキドキしてしまいます。
しかも、今回は海なので落ちたらもうダメ、という心理が働いてドキドキも倍増でした。
最終的に海底の穴のような場所に落ちてしまう 胡八一たちですが、そこには目的の「秦王照骨镜」があり、何かの遺跡であることも分かります。
そこで巨木を発見する面々。古代人の信仰には「昆仑・扶桑・楗木」とある。巨木信仰だと「扶桑」になるけどこれは「扶桑」ではないから「楗木」だろうと（こんな感じの話を 杨ねーさんがしてくれます）。「楗木」だとすれば太陽を撃つ文明があるから、これは何らかの太陽を射抜く武器ではないか？と。
その話を聞き、この海底から抜け出すヒントになるかもしれないと 胡八一たちは動き出します。
後半の残された遺跡や遺物を見て知識をフル回転させながら探検していくストーリー展開が大変見ごたえがありました。
「昆仑神宫」で無事恋仲になった 胡八一とShirley杨。この遺物収集に旅立つ前から嫌な予言をされ、胡八一を失ってしまうかもしれない不安と戦っている Shirley杨。
旅が始まれば案の定危険で、しかも 胡八一は自分の命を顧みず人助けを優先する。このヒーロー行動がさらに Shirley杨の不安を掻き立てるのです。
失うことが怖くて口うるさくなってしまう Shirley杨に対して、Shirley杨の気持ちは分かっているのですが危険な場所ではどうしても自分が行動すべきだと思っている 胡八一。
自分自身を優先してくれない 胡八一に苛立ち、Shirley杨は結局 胡八一はこういった危険や危機的状況が止められないのではないか？探検を止め自分と一緒にアメリカに行くなんて出来ないのではないか？と 胡八一の気持ちさえ疑ってしまうんです。
二人のラブラインは Shirley杨の不安も分かるけど、ちょっと 胡八一が可哀想だったわ。この旅事態が 陈教授からの頼まれ事だし、お金が欲しいのも Shirley杨と新しい生活のためだし・・・。でも探検をしてない 胡八一が想像もつかないので、二人でアメリカで平々凡々な普通の生活を営むというのも想像つかないわ～と。胖子が一人でいるのも想像つかないわ～と。
シリーズものだと登場人物に愛着が湧いて、ついこの先を想像してしまいます。（シリーズドラマの醍醐味だと私は思うのですが）
余談ですが、
海に出るのに雇った船乗り 阮黑さんの肉体が素晴らしかった。
このブログの記事を何個か読んでくださっている方は知っていらっしゃると思いますが、私は手と筋肉好き。今ではボディビルダーさんの完全に作られた大きな筋肉も、ストイックな努力の珠物である事、その作る過程を尊敬するので、魅かれるようにはなりましたが、もともとは自然な筋肉が好き。自然な筋肉って何？と聞かれれば（←誰も聞いてない）「日本史便覧とかに写っていた炭鉱夫の筋肉」と答えましょう（←答えんな）。あの（←どの？）生活のためにただただツルハシを振るって出来たであろう、筋肉。贅肉と呼べるような脂肪などなく、生きるために出来た余分なものは削ぎ落された肉体。
阮黑さんの肉体が海に生きる男を体現してる！素晴らしすぎる！美しい！と思わず一時停止を押した私でした。（長々ドラマ本編と関係ない趣味嗜好を書き綴ってしまいました…スイマセン）
（画像出典 百度百科）
