ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

原来我很爱你 Crush

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『原来我很爱你 Crush』 ★5

 

 林彦俊(エヴァン・リン)さん、万鹏(ワン・ペン)さん 主演の恋愛ドラマです。全24話。

 

 林彦俊(エヴァン・リン)さん、台湾出身の人気アイドル歌手さんです。ドラマはこれが初主演。ファンの方が「待ち望んでいた」というコメントをいくつか目にしたので、待望のドラマ主演なのでしょう、とても素敵でした~、すっかりファンになりました。

万鹏(ワン・ペン)さん、「绅探」(ちょっと出演)「初恋了那么多年」「谢谢让我遇见你」を視聴しました。「恋した彼女は宇宙人 / 外星女生柴小七」をコメントで教えて頂いて途中まで視聴しました(ブロックがかかってしまい断念。続きはレンタル待ちしてます⦅10月ぐらいらしい⦆)。どれも、役柄がとても良い、私のどストライクなヒロインを演じられていて、好感しかない女優さんです。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

幼馴染で恋人(のような関係)だと思っていた 魏昊 と親友がキスしている所を目撃してしまった 桑无焉 はずっとモヤモヤ、イライラを抱えて過ごしています。

(子供の頃から一緒にいたし、ずっと仲が良かったので付き合っていると思っていたが、お互いに告白もしていない。後から、恋人を取られたという怒りではなく、もっとも親しい友人二人に気持ちを隠されていたことにイライラしていたと気づく←自分が一目惚れして恋する気持ちを知るから)

言い訳に来た 魏昊を無視して気を静めるために座った公園のベンチで、たまたま隣に座っていた男性に目を奪われます。

桑无焉は正体を隠している作詞作曲家 一今 の大ファンです。ある日インターン先のラジオ局にシークレットゲストがくるというので講義をサボってラジオ局に行くとエレベーターで盲人の男性に出会います、その男性は公園で見惚れた人だったのですが、桑无焉は結局講義に出なければならず、そのままとんぼ返りする羽目になってしまいます。

シークレットゲストが 一今だと後から知りショックをうける 桑无焉です。

桑无焉は心理学を勉強しているのですが、その単位のために盲学校にインターンに行くことになります。そこで、点字の講師をしている 苏念衾 と出会います。苏念衾があの時の一目惚れした王子と知って喜ぶ 桑无焉ですが、 苏念衾は他人に関心がなく、ハンデがあるからと手助けを受けることを嫌い、人を寄せ付けない性格で、中々仲良くなれません。

でも、何度冷たく断られても少しづつ近づいて行く内に徐々に 苏念衾の重い心の扉をこじ開けて行く 桑无焉です。

そして 苏念衾が 一今だということにも気づき・・・

こうして、自分の感情にとても素直な積極的な 桑无焉と、ハンデがあることで心に深い傷を持つ孤独な 苏念衾の恋が始まって行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

病気で動けなくなった桑无焉を、抱きかかえた苏念衾の背中に回した桑无焉の手 です。

 

気持ちのこだわりの違いから 桑无焉の連絡を無視していた 苏念衾が(すごく会いたいのだけど意固地になってしまいできない)、具合の悪い 桑无焉から電話をもらいアパートに駆けつけます。動けなくなっている 桑无焉を抱きかかえて病院へ連れて行こうとします。

抱き上げられた 桑无焉は一瞬驚きますが、「行く方向の案内をしてくれればいい」という 苏念衾の言葉に応える様に背中に手を回すのです。

この愛情表現にもう、ハッとして、グッときちゃいました。

まだ、子供が小さい時に、リビングとかで寝落ちしちゃった子を抱き上げて布団まで運ぶ時の気持ちが蘇ってきて・・・。動かしたから、ちょっと目を覚まして私を見て「お布団行くよ」というと安心したようにまた目を閉じて、ギュッとつかまり寝心地いい場所を探してスリスリしてきた、あの無条件での信頼感。

もう可愛すぎて、ぶちゅっとキスしまくっちゃって、結局嫌がられた私ですが、あの時の多幸感を思い出してしまいました・・・幸せ。

目の見えない 苏念衾がこの愛情(信頼)に動かされないわけはない。階段で転んでしまうのですが、 桑无焉を必死に庇う様子もグッときますし、タクシーに乗る時に両手の塞がっている 苏念衾のために本当に自然に 桑无焉がドアを開け、後から乗る 苏念衾が頭をぶつけない様に手を差し出す。

もうこういう 桑无焉の(苏念衾も)愛情表現がたまらなかったです。

 

この後、別れがやってきます。本当に両方の気持ちがただただ切ない、別れ。両方の気持ちが分かる、仕方がない別れではありましたが、私はちょっと苏念衾びいきに。(桑无焉のママの言葉、かなりきつかったし、あの状況、苏念衾が手を振り払われた時は胸を締め付けられてしまいましたよ・・・)

 

三年後の再会の後、一途に口説く 苏念衾がとてもカッコよかったです。

三年間影から見守り続け、お母さんが 桑无焉にお見合いをさせ始めたら居ても立っても居られなくなって、仕事にかこつけ会いに来ちゃう。

感情を殺して生きる事に慣れていた 苏念衾が感情をぶつける姿がとても切なくステキでした~。

ラストは素晴らしいハッピーエンド。

後半からエンディング曲にもなっている、 林彦俊さんの歌う「原来我很爱你」がまたすごく良かったです。劇中でも流れるたびにキュンとしちゃいましたよ。

というわけで、今年見た中で一番の純愛ドラマでした(まだ、まだ色々恋愛ドラマは目白押しなのですが、本当に幸せになりました)

 

 

 

                   (画像:出典 百度百科)