ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

亲爱的隐居先生  Dear Mr. Recluse

 

『亲爱的隐居先生  Dear Mr. Recluse』 ★3

 

汤敏(タン・ミン)さん、陈靖可(チェン・ジンコー)さん、主演の恋愛ドラマです。全24話。

 

汤敏(タン・ミン)さん、「花小厨~しあわせの料理帖~ / 人间烟火花小厨」「将軍の花嫁 / 将军家的小娘子」「法医秦明之读心者」を視聴しました。

陈靖可(チェン・ジンコー)さん、「双世宠妃Ⅲ」を視聴しました。このドラマの坊主頭、良く似合ってらしてカッコ良かったです。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

フードブロガーの 苏时雨 は大手コーヒー販売会社のアンバサダーになるためにがんばってきたのですが直前に元同僚に横取りされてしまいます。

怒りを覚えたのですが、会長に考えなおしてもらおうと直談判します。初めは相手にしなかった会長の 林孝健 ですが、なぜか突然「息子を山から降ろし会社に戻るよう説得してくれたら考える」と言い出します。

その息子 林味 とはお互い印象の良くない出会いを繰り返した間柄で、林孝健は 林味の家に一緒にいる 苏时雨を見て恋人と勘違いをしたのでした。自分ももう会いたくはないが、林味の方も会いたくないだろうと分かっているだけに、この依頼をこなすのは無理だと思うのですが、どうしても仕事が欲しい 苏时雨はとにかくやるだけやろうと思うのです。

林味は15歳で学校内でネット販売会社をつくりそれが二年後上場、17歳でMITに入学、在学中に投資会社を設立して何十社にも投資したという経歴を持つという天才投資家で、苏时雨の友人はそんな 林味は恋愛する暇がなかったはずだからせまればチャンスがあるはずだと応援します。

そんな天才投資家だった 林味はなぜか突然仕事を辞め山の上の村で珍しい品種のお茶を育てる隠居生活をしていて、苏时雨が色々仕掛けても無視したり冷たいのですが、最終的には 苏时雨を助けてくれたり気にかけてくれるのです。

苏时雨はそんな 林味にせまっているうちにどんどん自分が彼の事を好きになっていってしまって・・・と始まります。

 

 

このドラマの私の一番は

 

林味 がラストのプロポーズのあとで見せた素敵な笑顔です。

 

お母さんの死で自責の念に駆られ、今までの生活を捨て山でお母さんの最後の願いを叶えようとお茶を育て始めている、林味。

投資家として忙しい毎日を過ごし仕事を優先していた林味、でも母が資金難で困っている時に何も力になれず、対策を練っているうちに母は心臓発作で亡くなってしまう。後悔しても、自分を責めても、時間は戻る訳もなく、母の弟であるおじに責められ、その後恨まれるようにまでなってしまう。

母の育った村で母が悔やんでいたお茶栽培を始めたけど、もともとコミュ力がない上、そのお茶栽培は母と住民のしこりにもなっているのでなかなか上手く行かない。

そんな時、迷惑いっぱいな 苏时雨がすごい勢いで懐に飛び込んでくる。

苏时雨の行動は、自分の会社のため 父 林孝健との約束を果たして仕事を得たい、という打算があるとわかっていたのに、その勢いと一所懸命さ、自分には絶対できない方法で村人たちの中にも入り込み、その輪の中に自分すら引っ張り込んで行く強さにどんどん抵抗できなくなってしまう・・・・。

苏时雨の行動は序盤では、ちょっとやりすぎと私は苦手だったんですが、素直な一直線がだんだん可愛くなっていきます。

私ですらそうだったんで、苏时雨の人たらしに 林味が抵抗できるはずもなく、落ちちゃうのね。「確かめたいことがあるから」って自分からキスするシーンには 林味も私もノックアウトでした。

恋人になってからは甘々で可愛いカップルで、林味の過去とか仕事の困難が降り注いでも、二人の仲はビクともしなくて良かったわ~。

そして、そんな困難も乗り越えて、苏时雨がやきもきして村人を誘導してプロポーズを急かしてくるのを、嬉しそうに交わしながら、満を持して 林味がプロポーズを決めます。

その後、みんなで大喜びしてパーティーのようになるんだけど、この時の 林味の笑顔がとても、とても素敵で。幸せを絵にかいたようなすごい可愛い良い笑顔なんです。

世捨て人になり、母を苦しめたのだから自分は幸せになってはダメだとずっと自分を戒めて暮らしていた、あの仏頂面した 林味があんな笑顔で笑う様になったなんて、と感動してしまいました。愛の力の偉大さを再確認してしまう、ステキなラストでございました。

ちょっと雑談になりますが、

このドラマを覗きにきた娘が「なにこのツルっとした布を巻いただけの服!」と驚きの声を上げまして、(私はその突っ込みに吹き出してしまったんですが)この娘の驚きはドラマ後半の 苏时雨ちゃんのピンクのシルクかサテンの様な肩出しブラウス(しかも片方の肩だけという)だったんですが、ドラマ全編を通して、苏时雨ちゃんの衣装がどれもなかなかおばさんには良さが分からぬお洋服でございました。

華流ドラマには時々ありますよね、どういう考証を重ねてこのキャラにはこの格好という結果になったのだろう?と気になってしまう、お衣装が(日本のドラマにももちろんあると思いますが)。

 

 

                     (画像出典 百度百科)