ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

Between Us~縒り合わせる運命~  เชือกป่าน

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Between Us~縒り合わせる運命~』 ★3

 

ノッパナット・ガンタチャイ(Boun/ブーン)さん、ウォルート・チャワリットルティウォン(Prem/プレム)さん、主演の恋愛ドラマです。全12話。

 

「Until We Meet Again〜運命の赤い糸〜」のスピンオフドラマです。このドラマ以外にもブーンさんとプレムさんは「Even Sun」「7 Project」などの作品で共演されてます。

 

 

日本で配信されてますので、あらすじ含め感想を書いていきます。

 

このドラマの私の一番は

 

「Until We Meet Again」で一番ファンになったカップルにもう一度会える嬉しさ、です。

 

「Until We Meet Again」は大好きなドラマで、切なくて悲しい恋が、生まれ変わってもう一度巡り合うという奇跡により結ばれる、ステキなラブストーリーでした。主役カップルのディーンとパームも大好きでしたが、サブのウィンとティームも好きで、なによりウィンの大ファンになってしまって、このスピンオフを楽しみにしていました。

大学の水泳部で先輩後輩として出会う二人。

部活の合宿で仲間にアダルトビデオを見せられたことで、興奮した身体を冷ましに外に出たティームは偶然ウィンと出会います。

そして、ウィンに誘われるままに一夜を共にしてしまう。

ウィンのほうも初めて見た時からティームが気になっていたけれども、その気持ちが何なのかわからないまま、ティームを求めます。

水泳部での先輩後輩でありながら、その関係以上にティームを構い始めるウィン。ティームが何かの心の傷を抱えていて、悪夢を見るため不眠症に悩まされていることを知ります。ティームもウィンの側だと良く眠れることに気づき、ウィンに甘えるように。

こうして築いていく、二人の微妙な関係がじれったい。

お互い両片思いなんですが、ティームは身体の関係は気持ちとは別、ウィンは自分の事が好きだから求められているわけではない、とひたすらに自分に言い聞かせ。

ウィンはティームの事は好きだけどこれは愛ではないと、自分に言い聞かせ。

「Until We Meet Again」では見えなかった二人の気持ちの葛藤がとても丁寧に描かれていました。

ウィンの行動に対して、部室でディーンとプルックが行動に責任を持てとアドバイスするとこ、良かったわ~。

ウィンにティームに構い過ぎだと言う二人。ウィンも「ティームと寝たんだ。でもこの関係は勢いで始まっただけで・・・」と言う。それに驚きながらもディーンが「その勢いで始まった関係をどう終わらせるつもりだ」と。

ウィンが遊びでティームに手を出したわけじゃないと信じているディーン(プルックもね)。でも、気持ちがはっきりしないまま今の関係を続けるべきじゃない、と釘を指す。

良い友人関係だな、としみじみ。

完全にティームが好きなのに、大切な人を作ることに踏み出せないウィンに、堪え切れなくなったティームの告白シーンが感動的でした。

タイBLだと定番ともいえるギターの弾き語りでの告白。

だいたい編集とかなしで、ギター一本で聞かせる生の演奏が多いような気がするんですが、完璧ではないけれど、思いの熱量が伝わる告白シーンがステキです。

話はそれますが、弾き語りの告白シーンと言えばという思いれのドラマが私にはございまして。

キツイ奴ら」という小林薫さん主演のドラマなのですが、このドラマで玉置浩二さんが、鷲尾いさ子さんに告白するシーンがあるんですよ。

井上陽水さんの「いっそセレナーデ」という曲を歌うのですが(ついてこれてます?)、このシーンのインパクトがもう凄くて未だに忘れられないのです。

ギター一本で、耳元で「♪ 甘い口づけ、遠い思い出、夢の間に浮かべて泣こうか~ ♪」とあの声を聴かせられたら、落ちない人などいないだろう、と。

歌の終わりに吸い寄せられるように二人がキスをするんですが(記憶違いだったら申し訳ありません、何しろ記憶の改ざんが始まるお年頃なので)、絶対誰でもキスするよっと、鷲尾いさ子さんをうらやましく思ったもんです。

このドラマで歌の力の凄さを植え付けられた私ですので、タイBLの弾き語りにメロメロになってしまう男どもの気持ちが良くわかります。(誰?何?と疑問だらけの方も多いとは思いますが、私の思い出を熱く語らせて頂きました)

 

タイBLはサブのカップルが主役に躍り出る、スピンオフが観れて本当にファンにはたまらないですね。