ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

与君歌~乱世に舞う運命の姉妹~ 与君歌 Stand By Me

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『与君歌 Stand By Me 』 ★3


成毅(チョン・イー)さん、张予曦(チャン・ユーシー)さん、主演の王朝権力闘争劇です。全49話。

 

成毅(チョン・イー)さん、「琉璃」を視聴しました。同じく张予曦(チャン・ユーシー)さんと共演されている「南风知我意」というドラマがもうすぐ放送のようです(かなり前から予告は流れてますが・・・本編の放送はなかなか始まらない・・・)。

张予曦(チャン・ユーシー)さん、「端脑」(ちょっと出演)「韫色过浓」「穿盔甲的少女」(チラリと出演)「琉璃」を視聴しました。とてもお綺麗なお顔の美人さんですよね~。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

大兴王朝では、力を持ち過ぎた宦官 仇子梁 を倒すため `朝露之变‘ が起きますが、失敗に終わってしまいます。皇帝は捉えられ、乱を起こしたとして宰相 王扬 は追われ2人の孫娘と追い詰められてしまいます。追ってきた皇帝の弟 齐焱 は仇子梁の目の前で 王扬を矢で射抜き、逃げる孫娘二人にも矢を放ちます。

八年の月日が流れ皇帝が亡くなり、齐焱が皇帝になります。

紫衣局尚宫の姪でもある 程若鱼 は新たな皇帝の执剑人(専属の護衛人)になり皇帝 齐焱を守る任務につきます。

齐焱は 仇子梁に従順な態度をとっていますが、実は政変に失敗した時に生き延びるためと、もう一度チャンスを掴むために、自分を殺して生きていて 仇子梁の動向を探りながら機会をうかがっているのです。

皇帝になった 齐焱に怪しげな薬を届ける 仇子梁の養子 仇烟织。その薬を怪しみ 程若鱼は代わりに飲みます。その毒は半分中和できたのですが、程若鱼は半年武功が使えなくなってしまいます。

そんな時街に出た 齐焱が暗殺者に狙われてしまいます。

皇帝になり、どうにか 仇子梁の力を削ぎたいと考えている 齐焱。その考えを見通し齐焱をただの傀儡にしようとする 仇子梁。仇子梁の側近として働いているも、 仇子梁を転覆させようと策略を巡らしている 仇烟织。(仇烟织さんは 仇子梁お抱えの情報軍事組織 将棋营のトップ)

そしてその二手に加え、皇帝 齐焱には敵か味方か分からない第三の人間が見え隠れしてきて・・・

宦官の手から国を解放するため奮闘する 皇帝 齐焱と程若鱼。やはり 仇子梁を亡き者にと動いているが、齐焱も皇帝に相応しくないと思っている 仇烟织。そして味方か敵か分からない第三の人物が絡んだ、権力闘争が始まって行きます。

 

 

私のこのドラマの一番は

 

ひたすらに耐え忍ぶ 齐焱の苦悩 です。

 

`朝露之变‘ が失敗した時のため老師 王扬に取るべき行動を指示されていた 齐焱。仇子梁に疑われないように、仇子梁のいう事を聞き`朝露之变‘に関わった者たちを殺します。誰からも嫌われ憎まれそれでもなお皇帝の座にしがみつき機会を窺がって生きていく覚悟を決めているのですが、その孤独が重い。

とにかく力を削ぎ落されての皇帝なので、正に孤軍奮闘、孤立無援の哀しき皇帝なのです。

本当に信頼できる味方が少なく、影で働いている 韩定と内官の 程怀智と 程若鱼だけ。そしてつかえる人は 韩定だけという寂しさ。

程若鱼さん、皇帝の護衛といっても武道もそこそこなんですね。紫衣局自体がすごく弱体化させられていて、(じつは叔母さまの 程兮さんがそう見せているんですが)本当にお飾り的存在なんです。

序盤で 齐焱と狩りに行って林で木の幹か何かに足を取られて転んだ時は、こんな護衛いる?と思ったもんです。

何の事情も知らず、まっすぐに育った本当に優しいいい娘なんですけど、皇帝の駒としてはなかなかに使えない。でも、信じられるのは程若鱼だけなので、だいたい突っ込んでいって、捕まっちゃうという・・・そしてそんな程若鱼を庇ってどんどん 齐焱はボロボロに・・・。

本当に胸が痛くなってしまう展開が多く、そしてこれがラストのラストまで苦しい展開なんですよね。「琉璃」に続き成毅(チョン・イー)さん耐え忍び過ぎではないですか?と・・・辛かったですね。

 

そして、もう一人ほぼ全編に渡って耐え忍んでる、 仇烟织さん。もう早くからお姉さんということが、視聴者(私)には分かりますのでこの仇烟织さんの生き様も、本当に涙涙。

でもこちらは信頼は出来ずとも手足になって使える部下がおります。本当に信頼できるのは一人 严修 のみですが、情報機関として将棋营を存分に使ってますので、そこはちょっと安心していられました。

 

華流ドラマの時代・古装ものだと悪が本当に圧倒的に強いんですが、今回も 仇子梁がお強い。頭もいいんでしょうが、武功が群を抜いて強いのね。ラストの戦いなど、何人殺したの?というほど。日本だと一対多数って、悪を倒すヒーローが囲まれてバッタバッタという展開はあれど、悪役側がバッタバッタやるようなシーンはあまり見ないですね。どんなに強くても、日本は基本ラストの戦闘は一対一な印象です。

華流ドラマにハマり始めた時この闘いのスタイルに驚いたものです、一人の悪役に対して主役級が五・六人でかかる、その前にすでにこの悪役さんは何十人の一般キャラを倒してなかなかのへとへと具合だったりとか。文化、お国柄の違いなんだな~と。

ちょっとズレてしまいましたが、 齐焱と 仇烟织との頭脳戦も何のそのの 強敵仇子梁さん。これが、最後まで見ますと実は一番孤独だったのはこの方だったのね!と(味方がいないという意味で。でも最強に変わりはないというすごさ)。

そして、一番味方が多く、皆さんを掌の上で転がしていらっしゃったのは、第三の人物。(どうしてこんなに遠回りな方法を取ったのか理解に苦しむところではあるが)演じられていたのが  韩栋(ハン・ドン)さんだったため最後までグレーゾーンからどちらに転ぶか分らずハラハラ致しました。

 

 

 

                  (画像:出典 百度百科)