ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪

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こちら、「私のお薦めアメリカ刑事ドラマ」でご紹介しました「クリミナルマインド」紹介した時点でシーズン12まで視聴していたのですが、自分の夏休み期間に残りのシーズンを一気に見ました。

今年は休みが4連休と例年になく短かったのですが(私事で、どうでもいいのですが)空いた時間は猟奇殺人と向き合う夏休みを過ごしました。

その反動で只今私は恋愛ドラマ三昧なのです・・・。

アメリカの人気刑事ドラマのファイナルシーズン、私が観たものはみんなどれもキレイにまとめ上げられてる作品ばかりでした。紹介した「The closer クローザー」「BONES」、紹介はしていませんが「メンタリスト」「CSI」など、シーズンが始まったころの勢いはなくとも、慣れ親しんだ素晴らしい俳優陣が繰り広げるチームワークに感動を頂きながらの終幕でした。長いものはメインの俳優さんの交代劇など色々あるのですが、そんなことも踏まえ(いい思い出として)長年見つめてきたファンとして気持ちが勝ります。

今でも私が見続けているアメリカ刑事ドラマの最長は、あの名シリーズ「NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班」こちらもシーズン18まで進み、俳優陣の高齢化に伴い一人、また一人と降板してしまい、とうとうギブスまでも!という展開だと・・・悲しいですが仕方ない。

「CSI」のようにメインが変わってもまた面白いのがアメリカの刑事シリーズの凄いところだと。

 

話を戻しまして、

こちらの「クリミナル・マインド」もメイン俳優が交代しての、シーズン13から。

12からのシーズンまたぎの始まりで、シーズン10に登場したシリアルキラー「スクラッチ」との最終対決と、メンバーの死という重さを抱えての始まりで・・・。

シーズン12の私の一番は1話。

クラッチの罠にはまり拉致されてしまったエミリー・プレンティスが拷問に耐えるシーン。捜査官が拉致されることが多い `クリマイ‘ ですが、どの捜査官も壮絶な拷問に耐える。その心を保つ様子の(もちろん訓練の賜物なのでしょうけど)すごさです。本当にすごい。こんなことに耐えられる人って本当に、そしてまた仕事に向かうって・・・クリマイの凄さは捜査官たちが見せる信念の強さだと、何度も何度も考えさせられます。

そして、スクラッチは最後は追い詰められ屋上から落下します。この時追い詰めた捜査官の ルーク・アルヴェスが手を差し伸べないので落下してしまうのですが・・・。ルーク本人も葛藤が残る様子なのですが、後にこういった場面、凶悪犯は何をしてくるか分らず、自分が引き込まれてしまうなど、命に関わる事なので自衛の意味もあり簡単に手を差し伸べてはいけないというルールがある、という説明があります。「だから、あなたは正しいことをした」エミリーがルークに言います。

こういったリアルな現場を想像させる凄さと怖さが(命への向き合い方、その結果を最終的に受け取り、考え、乗り越えるのはのはその人自身)、クリマイにはあるなと、またそこに引きつけられてしまいます。

 

シーズン14

こちらもシーズンまたぎで、始まります。そして犯人はシーズン4「カルト教団の行方」がらみ。過去の凶悪犯がらみです。またも(私の)スペンス(スペンサー・リード)が拉致されてしまって舌を抜かれそうに・・・。この回がEP300という記念の回なのでか、集められた舌骨(被害者)も300(スペンスのもいれて)、こんな形で300回のお祝い(?)を入れてくるとはさすがアメリカ(あくまで私の感想です)。

このシーズンの一番は

メンバーが絡みの EP6とEP9そしてEP15。

EP9では タラ・ルイスが元旦那と向き合うのですが。この旦那さんがルイスと学生結婚していた時は麻薬中毒で。立ち直った旦那さんは一番酷い時期にルイスにしたことを覚えていない。そしてその後出会った奥さんに救われたという・・・。どうして自分ではなく、あんなに尽くし一緒に苦しんだ自分ではダメだったのか?というルイスの心の葛藤が・・・胸を打ちました。

 

そして、私的には驚きのEP15。ここにきてのJJとスペンスのラブラインなど一切望んでいないのに!この展開で、しかも終わりなの??

 

そしてシーズンファイナル

 

JJとスペンスは私が心配していた展開にはならず一安心、そしてスペンスにも久々に新しい恋の予感を期待させ、エミリー、ガルシアにも幸せの予感が・・・

事件は14に登場した凶悪シリアルキラー エヴァレット・リンチとロッシ(デヴィッド・“デイヴ”・ロッシ)との対決があり、ラストはリンチとの対決時に頭を打ち意識のなくなったスペンスが、生死を彷徨う・・・となります。

 

私の一番は

 

生死の境界線でスペンスが死んでしまった恋人メイヴ・ドノヴァン(シーズン8第12話「ツークツワンク」はクリマイの一番)に導かれるシーン。

二人が最後に交わす会話

「一番好きな詩」をメイヴに聞くスペンス。そしてその詩を暗唱します。

 

君が考え信じる時は 他の大勢の人と同じだが

感じる瞬間は 誰でもない君だ

誰でもない君でいること

この世は日夜君を人と同じにしようと挑んでくる

人類の最も厳しい戦いは決して終わることはない

(字幕を引用してます。本来の詩を探しましたが見つけられませんでした・・・)

 

クリマイ全話の始まりと終わりに添えられていた格言。どれもそのエピソードと思いにそえられて、その一言、言葉の力に感動してましたが、最後のこの詩にも・・・涙。ラストの別れにも涙・・・涙・・・。

内容的に2度見るのはキツイドラマではありますが、素晴らしいドラマです。