『女心理师 Psychologist』 ★4
杨紫(ヤン・ズー)さん、井柏然(ジン・ボーラン)さん、主演のヒューマンドラマ(でいいかしら?)です。全40話。
杨紫(ヤン・ズー)さん、「霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜 / 香蜜沉沉烬如霜」「Go!Go!シンデレラは片想い / 亲爱的,热爱的」を視聴しました。人気女優さんですね。
井柏然(ジン・ボーラン)さん、「皇后的男人〜紀元を越えた恋〜 / 相爱穿梭千年」と映画「微微一笑很倾城」を視聴しました。映画中心にお仕事をされている有名俳優さん、キャリアと比べドラマ出演は少ないかなと。
このドラマの簡単なあらすじは
心理学者の 贺顿 は云开心理支援センターで電話での悩み相談を受けています。センターに自殺をしようとしている女の子から電話がかかってきます。緊急を要するその電話を代わった 贺顿はその子を落ち着かせ話をしながら、その子が学生で話をしている場所が学校だと予測します。センターは最先端の機器が揃っていて、携帯の逆探知からその子の位置、名前を割り出し、贺顿はその子のSNSから自殺したくなると聞く曲を知り得ます。
贺顿は会話しながら誘導してその子を屋上から、安全な場所に移動させます。でも、その子の自殺衝動がそれで収まった訳ではないと、学校に連絡します。
連絡を受けた代理教師の 钱开逸 は 贺顿の依頼を聞いて放送室に飛び込み全校放送でその曲をかけます。それで時間を稼げた学校側は用具室(機械室?)にいた生徒を見つけ事なきを得ます。
贺顿は支援センターでの相談者の家族から来た電話でその子どもに会いに行ったことでその家族との間に問題が起き、しかもそその様子が動画配信されたことで、センターの信用にかかわると自ら仕事を辞めることにします。
そして、友人と暮らしている自宅でカウンセリング治療の診療所を開きます。
钱开逸は友人の代理で教員を務めていたのですが、本職はラジオのパーソナリティで、自身の新しい企画で心理カウンセラーを探していて、一回だけ話した 贺顿が忘れられず、SNSでよく行く店を見つけその店に行きます。
そこで出会う二人ですが、客の一人が急に倒れたことですれ違い 贺顿を見失う 钱开逸ですが運よく 贺顿を見つけます。その時、自殺未遂をおこしたあの女子高校生から電話があり 贺顿は慌てて学校へ向かいます・・・。
そして、その女子高生を助けたことで、その子の両親と女子高校生のカウンセリングをすることになり、钱开逸の話を聞き、ラジオの仕事も受けるようになります。
行きつけのレストランであった時に 贺顿に一目惚れした 钱开逸ですが、実は同じ高校に通っていて 钱开逸は 贺顿の初恋の人なのでした。
自分の抱えるトラウマと向き合いながら心理カウンセリングをして行く 贺顿と、ラジオを通じて多くの心の痛みを抱える人の手助けをしたい 钱开逸との恋とお仕事のお話が始まって行きます。
このドラマの私の一番は
心の病を抱えた人のリアルな心理描写と 钱开逸のメンタルの強さと根っから前向きな明るさです。
弟とケンカの結果、弟が川に流される事故が起きてしまい、助けようとしたけど助けられなかった、弟を殺したという罪悪感を抱え、その事で両親は離婚してしまって、母と二人苦しい生活をしてきた 贺顿。そんな経験から内向的で人付き合いも狭く、仕事以外は母の様子を見に行くという生活を送っているのですが、钱开逸に会い、一緒に仕事をするようになり、その明るさ前向きさに感化されて行きます。
その様子がとても伝わってきて、钱开逸のその明るさ、強さに惹きつけられました。
贺顿と一緒に救われ、癒される気持ちに。
ですので、二人の恋する様子はとてもいいです。
可愛いし、徐々に気持ちが高まっていく、認め合っていく様子に心が温まります。
(久々に杨紫さんを拝見したのですけど、容姿は可愛いままなのにしっかりした女優さんになられたなと感心。常に茶を基調としたこれでもかという地味な服装でかわいいが一切ないのも驚きでした)
そして恋の様子とは反対の、お仕事の重いエピソードの数々。
カウンセリングに 贺顿の元へ訪れる患者さんたちの心理描写が映像化され、それが私はかなり応えました。
色んなカウンセリング手段も披露されていて、ああ、こうやって心の結び目を解いていくんだと感心したりもするんですが、
二話とかで一つのエピソードが前向きな形で終わるという作りだと、もっと落ち着いて見れたと思うのですが、そういう演出ではなく、
ドラマ通してのメインのお話に絡んで 友人として近づいて来る謎の人物 叶家辉 という人が、その患者たちを影で揺さぶるんですよ。これが、応えましたね。すぐにその結果が分らなくて、あの人はいったいどうなったんだろう?無事回復に向かっているんだろうか?とか不安を煽られてしまって・・・。
私の様に見る方によっては体調の良し悪しに気を付けてご覧になったほうがいいかもしれません。お気を付けください。
そして、
贺顿自身のトラウマによる親子関係。こちらも、母との関係がグラグラきます、刺さります。お母さん役の 倪萍さんが凄くて、(常に何かを含んだような物言い、お顔が・・・何とも不安感を煽ってきて)。
そして、ラストですね。
かなり未解決の部分を残したまま終わってしまっていまして。続きがあるのだとは思うのですが、なんとも消化不良です。(長編の話数が長すぎ二部に分けられているパターンですでに制作が終わっていればいいなと・・・切に願っていますが)
オープニング&エンディング映像に本編になかったシーンとかあって(上記ポスターのシーンとか)予告のような映像がラストにはさまれていたので大丈夫だと信じていますが・・・
(画像:出典 百度百科)