ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

quiz of god : reboot 신의 퀴즈 리부트 神のクイズ・リブート ★4

 

リュ・ドックァンさん主役の刑事物です。

シリーズも5作目になりましたね。韓流ドラマの刑事物で、一番好きです。

韓流ドラマでもたくさん刑事ドラマはありますが、法医学(メディカルサスペンス)がメインのドラマとしてはシーズン1が放送された2010年には珍しかったのではないかと思います。

神のクイズを見た後、OCN(韓国のケーブルテレビ)で放送される刑事ドラマをよく見る様になりました。「10TEN」シリーズも「ヴァンパイア検事」シリーズも好きです。最近はご無沙汰ですが・・・

一話完結、または前後編でお話が進むタイプのドラマで、シリーズを通して大きな敵と対峙します。アメリカの刑事物シリーズのような形です。

 

天才神経外科医ハン・ジヌが韓国大学大学病院法医官事務所に派遣されるところからドラマは始まります。

 

『不完全な人間たちが傲慢にならないように、神が下したクイズ...これは際限なく解いていかねばならない残酷な課題だ』

というテーマで「希少疾患」という難病に苦しむ人たちの事件をジヌたち法医官事務所のメンバーたちが解決していきます。

このリブートは前のシリーズよりもこの単発「希少疾患」の事件よりも、通しの敵の話に重きを置いていた感じがしました。なので私的には少し物足りなかった・・・

 

このドラマの私の一番は

 

リブートだけではなくシリーズ全体を通してなのですが、

ジヌが、病気に苦しみながら生きている人が起こす事件、巻き込まれる事件、被害者になってしまう事件を解こうとその人たちの生活(視線)と共鳴するシーンです。

被害者や加害者の視線で事件を見つめ直すジヌの表情が心に響きます。ナレーションもいいです(そのシーンもリブートでは少ないです・・・)

 

好きだったエピソードを何話か紹介したいと思います。

シーズン1 ケース1・ケース3・ケース8

シーズン2 ケース3・ケース8

シーズン3 ケース1・ケース8

シーズン4 ケース1・ケース2

どのケースも重いお話ですが、心を動かされます。

 

まだ未視聴の方には、ぜひシリーズを全部見て頂きたいです。

ジヌ自身の秘密(秘密というのか生い立ちというのか)がシリーズを通して徐々に分かっていくのですが、ジヌの人生は壮絶そのもの。リブートで明らかになった事実もとてもつらいものでした。もう、ジヌ母が怖い・・・「愛してる、お母さん」なんて言葉が欲しいなんて・・・言ってもらえるわけないじゃんと、もうテレビに向かって叫んじゃう。お母さんソシオパスなので理屈では仕方がないのですが、感情では割り切れない・・・ジヌが可哀想(でも、ジヌは母を理解しています)。

 

相手役のカン・ギョンヒ刑事とのスローな恋も見所です。

 

惜しむべくは一年に一回ぐらいのペースで制作してくれればよかったと思ってしまう・・・。10年は長い。主役たちの老いが気になってしまいました(リュ・ドックァンさんカッコいいですが)

アメリカドラマもシリーズは大体一年に一回ペース。相棒は2回ペース。

もうちょっと若い時で見たかったリブートでした。

 

犯人役のキム・ジェウォンさんが「君の心が聞こえる」のチャ・ドンジュさんと同一人物だと一話目の途中まで気が付きませんでした。あの笑顔が怖いなんて・・・そしてムキムキが凄かった。